コロナショック

【朗報】FOMCで全資産クラスが上昇!投資家への優しさが増したパウエル議長!!

東大グレアムです。

7月29日の市場は、FOMCでのハト派姿勢を強化するとの声明を好感して全資産が上昇した一方で、ドルが下落しました。

方針・コメント

・経済の道筋はウイルスに大きく左右される

・雇用は年初の水準を大きく下回っている

・米経済を支援するためにあらゆるツールを活用する

具体的な政策

・FF金利の誘導目標レンジを0%-0.25%で据え置き

・国債と不動産ローン担保証券(MBS)購入のペースは少なくとも現在のペースを維持

・ドル流動性スワップとレポファシリティを2021年3月31日まで延長

・9つの緊急融資プログラムのうち7つを3ヶ月延長

海外のドル流動性支援の取り組み

ドル流動性スワップ

ドル流動性スワップとは、海外市場への米ドルの流動性を提供するために外国の中央銀行と為替取引をする仕組みです。

市場の落ち着きに伴って需要が減少し、残高が減少していました。

レポファシリティ

こちらも海外市場への米ドルの流動性を提供する支援策であり、必要性が減少したことにより残高が減少していました。

レポファシリティとは、外国の中央銀行が米国債をドルに交換することが可能になり、それぞれの管轄内で金融機関に供給することができる仕組みです。

こうした海外のドル流動性支援策を強化するということは、Fedが海外の米ドル債務の支払いについての懸念を持っていることを示している可能性があります。

以前に企業の倒産ラッシュはまだこれから、という話をしましたが、コロナウイルスによる売り上げの減少、所得の減少、需要の減少というマイナスのサイクルはまだ始まったばかりです。

ワクチンができるのはまだ先でしょうし、仮に開発に成功しても倒産した企業や失業者が即座に元通りにはならないわけで、経済が本格的に元の状態に戻るまでには長い時間がかかると考えられているわけです。

こうした市場参加者の考えはS&P 500配当先物の変化によって確認できます。

S&P 500 配当先物

Dividends: How Investor Expectations Have Changed With Equity Prices

7月8日時点の市場参加者は、2022年の配当期待については、4月3日よりポジティブな見方をしている一方で、より長期の2028年以降の配当期待については、ネガティブな見方をしています

言い換えれば、コロナウイルスの早期収束期待は後退し、長い戦いを想定するようになったということです。

逆に言えば、物価の安定と雇用の最大化をDual MandateとするFedが、今後長期間、流動性供給の手を緩める理由に乏しいとも考えられるでしょう。

主要株価指数

S&P 500(青線)、NASDAQ 100(オレンジ線)、RUSSELL 2000(緑線)の5日チャートです。

S&P 500とNASDAQ 100が+1.24%であったのに対し、RUSSELL 2000は+2.10%と大きく上昇し、前回のFOMC以後初めて1,500を上回りました。しかし、前回のFOMC前の高値はまだ超えていないことに注意する必要はあります。

小型株が財政・金融政策(流動性要因)により左右されやすいことを示しています。

IV(インプライド・ボラティリティ)

VIX(青線)、VXN(オレンジ線)、RVX(緑線)の年初来チャートです。

VIXは24.1まで下落しました。今回は前回のFOMCと異なり、VIXが減少しました。

発表内容が市場参加者の想定通りの内容であり、驚きが少なく、市場参加者に安心感を与えたことが分かります。

貴金属

ゴールドスポット価格(青線、右軸)、シルバースポット価格(オレンジ線、左軸)の5日チャートです。

一時は下落しましたが、持ち直しました。双方とも上昇基調が継続しています。ゴールドは1970を超えています。

仮想通貨

ビットコイン(青線、右軸)、イーサリアム(オレンジ線、左軸)の5日チャートです。

こちらも上昇基調が継続しています。

ドルインデックス

ドルインデックス(青線、右軸)、10年金利(オレンジ線、左軸)の5日チャートです。

ドルインデックスはさらに下落しました。追加の流動性供給方針により、米ドルの更なる減価が予測されていることを示しています。

まとめ

FOMCでのFedの更なる流動性供給が約束されたことによって、株式・貴金属・仮想通貨といったすべての資産が上昇し、一方でドルが更に下落しました。

今回の発表は市場参加者の予想通りの結果であったと推測されます。

株式・貴金属・仮想通貨の上昇は市場参加者がFedの更なる緩和姿勢を強く予測した結果であり、仮にFOMCで想定外の方針が示された場合、全ての市場が混迷に見舞われることになるでしょう。

もっとも、市場参加者が実体経済の悪化を逆手にとって、それが絶対にないと確信しているからこそ、今の相場があるとも言えるわけですが。

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マイナス金利やイールドカーブコントロールを先出しするなど、踏み込んだ議論があるかとも想定していましたが、そうしたサプライズもありませんでした。投資家に優しいFOMCであったと言えるでしょう。

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