東大バフェットさんって、実はインデックス投資をガン押ししてるよね?
そ、そ、そそそそんなことないですよ? ほら、グロース株に大半を割いていますし。60%以上はグロース株ですし。

まあいいや笑 ところでなんでグロース株にそんなに割いてるの?
まあ、自分なりに理論はあるのですが、初心者の方にオススメできるような理由ではないので、あくまでも参考程度にお願いしますね。
ハイテク・グロース株へ投資する理由
さて、東大バフェットはまるでインデックス投資家かのように誤解されるレベルでインデックス投資をガン押ししているわけですが、実はインデックス投資に割いている割合ってポートフォリオの30%程度なんですよね。
※VGTもインデックスですが、まあここではセクターETFとして分類します(予防線)
予防線めんどくさくなってきたので、もう以下では予防線貼るのやめますわ。
ハイテク・グロース株へ投資する理由を論理的に説明致します。
噛み砕いた説明
すごく平たい言葉でいうと、
「まだまだ資産形成期だし、リスクを取っても良いだろう」
という思想が根底にあります。
もうちょっと言うと、
「運用年数がまだまだ数十年あるから、多少のリスクをとっても後で修正が効く」
ということです。
また、
「資産額が億へ到達しているわけでもないので、給料からの追加投資額が占める割合がそれなりに大きい」
というのもあります。
新卒1年目にしては運用額が大きいですが、とはいえまだ2000万円程度です。今後給料から追加投資していく資金がポートフォリオ全体に占める割合がそれなりに大きいため、リスクを取って仮に失敗しても、給料からの追加投資でリカバリーが効くかなと。
まとめます。
- 資産を形成している途中なので、リスクを取ってリターンを狙う価値がある
- 運用期間がまだまだ長い(新卒1年目なので)
- 運用額に対し、今後給料から追加投資していく現金の割合がそこそこ大きい
これら3点の理由により、グロース株・ハイテク株に突っ込んでいるわけですね。
理論的な説明
某ドルコスト平均法の記事でも書いた内容に触れるので、以下記事を理解している前提での話になります。※丁寧に読んでくださっていても、よく分からない方もいらっしゃるようなので、そこは本当に申し訳ないです。。。なんかまた書きます。。。

ざっくり言うと、今よりも20年後の方が運用額は大きくなっているんですよね。
ということは、上記記事中で言うところの定義におけるリスク・リターン(以下、「リスクA」と略記する)はどんどん増していくわけですね。
ややこしくしてしまいすみませんが、上記記事では単純化のために複利は無視していますが、実際は複利で右肩上がりで資産が増えていくであろうことも考えると、なおさら20年後の運用資産は今よりも大きくなっているわけです。
運用額が年々増大していくということは、リスクAもどんどん増大していくわけです。

イメージとしては上図のような感じですね。
実は一括投資でも資産運用の時間分散が出来ていない
混乱を防ぐために今まであまり書いておりませんでしたが、市場が右肩上がりで複利で増えていくことを考えると、ぶっちゃけドルコスト平均法で追加投資をせずとも後半になるほどリスクAは増大するんですよね。初期一括投資をしても、複利で増えた分だけ、後半の値動きの影響を大きく受けるというわけです。分かりにくくてほんとすいません。
年数 | 運用額 |
1年目 | 2000万 |
5年目 | 4000万 |
10年目 | 1億 |
20年目 | 2億 |
例えばですが、こんな感じになるわけで。リスクAは運用額に比例するので、後半になるほどリスクAは増大していますね。これは不均衡が生じていますね。
このバランスをどう取るか?
そこで東大バフェットは、資産形成期においてはハイテク株・グロース株へ投資してリスクを取りつつ積極的にリターンを狙おう!と考えた次第ですね。
もっとも、グロース株・ハイテク株への投資を始めたのは2019年7月ですし、まだまだ経験不足&試行錯誤をしている途中ですが。
レバレッジETFという選択肢
ちなみに某ドルコスト平均法のコメント欄で知ったのですが、山崎元氏はこの不均衡を是正するために投資の初期においてレバレッジETFを活用することを提案されているとのことです。
投資初期と出口付近において、資産運用の時間分散が出来ていないという不均衡を是正しようという思想は東大バフェットと同じですね。
はー、頭良いなぁ。山崎元氏のことは存じ上げていない(不勉強)のですが、天才ですね。思いつかなかった。これは言い訳ですが、株始めてから1年程度の経験しかないのに借金してまで株やってもなぁ…と思考停止してしまい、レバレッジETFという選択肢はあまり考えておりませんでした。
山崎元氏の主張を全く読んでいないのですが、まあ要するに投資初期段階ではレバレッジETFを保有して値動きの影響を3倍にするわけですよ(たぶん)
それで資産が増えるにつれて徐々にレバレッジETFを売却し、普通のインデックスの割合を増やすんですよ。そうすると、各期間における値動きの影響を受ける度合いが全体としてみると均一になる的な感じですよね多分(ほんとに読んでないけど、まあロジカルに考えればそれ以外あり得ない。論理で殴れば知識は増えるがモットーなので。まあ不勉強で怠惰なことを誤魔化しているだけですが)
まあレバレッジETFについては以下記事に書いた程度の知識しかないのでお察しです。

それ言ったら本一冊しか読んでない程度の知識しか株に関する知識を持ち合わせていないのでお察しなんですけどね。
まあ個人的には、レバレッジETFは複利効果が3倍になるのでレンジ相場における減価が早いのがちょっと気になるため、まだ手が出せておりません。あと、借金することに対する抵抗感もありますね正直。
それよりは、今後もハイテク株が伸びる可能性に賭けたいなぁと思い、VGTをガッツリ保有しております。
時間分散の不均衡を是正する
長くなりましたが、東大バフェットはまだ投資を始めたてであり、東大バフェットの人生をトータルで見ると資産がまだまだ少ない時期です。資産運用の時間分散において低リスク状態なわけですね。
- 資産を形成している途中なので、リスクを取ってリターンを狙う価値がある
- 運用期間がまだまだ長い(新卒1年目なので)
- 運用額に対し、今後給料から追加投資していく現金の割合がそこそこ大きい
これらの条件にご自分がどの程度近いかをご自身で判断された上で、ハイテクセクターのみ暴落する可能性もあり得るなどのリスクも理解した上で、VGTにも少しずつ投資するのはありではないかと思いますよ。よくわかんなかったら全世界株式に突っ込んでおくのが楽そう。
セクターETFか個別株か
ここに関しては正直に言うと、セクターETFをガン推しします。
投資対象の分散が効いていると、個別株特有のリスクの影響を大きく減らせるからですね。
つまり、金融的な意味でのリスクとリターンのコスパがとても良いということですね。
まあよく分からなかったら、すごい雑な説明にはなりますが、
マイクロソフトだけを持っていると、Windowsのパソコンに修正不能なバグが出たときにマイクロソフトの株価が爆下がりするリスクがあるわけですよ。(個別株特有のリスク)
こういう個別株特有の影響を減らせるわけですね。
ちなみにですが、マイクロソフトとAppleを両方持っているとしましょう。Windowsがオワコン化した場合、Macにユーザーが流れますよね。そうするとAppleの株価が上がるわけですよ。じゃあマイクロソフトとAppleを両方持っておけば、どっちかのPCがオワコン化してもその分もう片方が上がるしトータルで見れば勝てるのでは?
これを拡張していけば、「じゃあハイテクセクターまるごと買えば良くない?」となるわけですね。
※ちなみに全世界のハイテクセクターに投資するやつないですか?あったら教えて下さい。仮にアメリカのハイテクセクターがオワコン化しても、中国とかインドとかのハイテクセクターがその分伸びそうなので買いたいんですよね。中国のハイテクセクターに投資できるやつなんかないかな? あ、ソフトバンクグループか。もしかして、VGTとソフトバンクグループを持てば勝ち確定?
なんで個別株を持っているのか
これは、リスクあたりのリターンのコスパ自体は下がっていることを承知の上でやっているため、何言ってるかよく分からないうちは個別株を買うのは避けたほうが良いかと思います。グロース株・バリュー株・高配当株関わらず。
個別株は分散が効いていないため、リスクあたりのリターンのコスパ自体は低下しています。同じこと2回言ってますねこれ。
以下はそこまで理論的な説明ではなく、あくまでも個人的な考えですのでその点ご了承ください(予防線)
好きなポケモンで勝ちたければガブリアスを好きになれば良い理論については先日の記事にて紹介致しました。

明らかに市場平均を超えてガンガン伸びているグロース株に投資した上で、損切りルールなどを機械的に明確にしておけば、資産形成期において効率かなり良いのでは?
はい、おしまい。超個人的な考えです。まあまだ投資1年目なので、色々試したい意味もあるのでマイクロソフトとダナハーを購入しております。
今はマイクロソフトとかVGTとかの含み益が既に15%くらい出ているので、損切りを機械的に7%で設定しておけば8%くらいは儲かることになります。(暴落したら想定外の安値になっちゃうかもしれないんですけどまあ)
まあ私、そもそもまだ逆指値の設定していないんですが。
結論
- 資産運用の初期と出口では、実は資産運用の時間分散が出来ていない
- 東大バフェットはここが気になるので、資産運用初期においてちょっとリスクを取ってリターンを狙っている
- 運用期間がまだ長かったり、追加投資可能額が多かったりして、失敗してもリカバリーが効くなら、VOOだけでなくVGTやQQQなどのハイテクセクターETFを持っても良いかも?
- よく分からないうちは、VOOとかVTIを持っておきましょう。試したくなったらちょびっとずつVGTに挑戦してもいいかも。もっと挑戦するなら、なんか強そうな個別株を少しずつ買ってみてもいいかも。
長くなりましたが、こんなところですね。うわ5000字だ。またブロガーやってしまった。
ドルコスト平均法における資産運用の時間分散の本質的概念すら伝えきれていない方がいるのに、時間分散を前提とした上での記事なのでより分かりにくくてすみません!!!!
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時々思うのですが
「リスク」って「値幅」って
意味で使うんじゃなかったでしたかね?
巷の使い方では「内在する危険度」って
意味で使われている気がします。
コレって違う伝わり方に成ってますよね?
まぁ値幅が大きい=不安定
って評価もされるけど
「ボラが大きいとダメなのか?」
ってなるとコレも違いますよね。
ボラが大きい!最高っす!!って
スタイルの人も居るし…
日本語って難しいですね。
資本主義の豚様
いつもありがとうございます。
リスクって言葉、2種類ありますね。
厳密に定義するなら、「一般的な日本語としてのリスク」「金融的な意味でのリスク」ですね。
このブログの読者さんをどのくらいで想定するかは難しい問題ですが、後者の意味でのリスクを理解している貴殿のような方であれば、
例えば今回の記事においては「リスクAは前者の意味」「他のところで使っているリスクという言葉は後者の意味」みたいに判別つけれるかな~って。
人それぞれ理解度とか知識量に差があるので、難しいですね。。。
(でもそれ丁寧に書くと注釈増えすぎてめんどくなるから諦めて投げました笑)
あ、金融的な意味でのリスクって言葉は、標準偏差をリスクとして扱っていたはずなので、上下への変動(ボラ)が激しいって意味で合ってるはずです。(値幅が激しいで合ってる)
「期待値」って言葉も「期待値調整」とかいう日本語のときと、「数学的な意味での期待値」はまったくもって異なりますし。。。。。
各年のリターンの積は、リターンの順番を入れ替えても一定なので、一括投資では後半のリスクは大きくなりません。
一括投資後に追加投資なしで、投資期間序盤だけレバレッジをかけると、最終投資結果への前半の相場の影響が相対的に大きくなります。例えば暴落が序盤に来ると大きな影響を受けます。
時間の分散とは、各時点での運用資産額ではなく、口数を一定にすることだと考えます。(無配当の場合)
運用資産額が変動する場合、時間の分散について考えるときは、リスクは値動きの金額ベースではなく割合ベースで考えるべきだと思います。
心理的に、資産が大きくなると値動き幅が大きくなって怖くなるからリスクを下げて守りの投資に切り替える、というのは方針としてはありですが、時間分散とは別の話だと思います。
序盤にレバレッジをかけてリスクを一定にするのは追加投資をする場合の話では。
それは私への返信ですか?
リスクは標準偏差って私も過去コメントに書いてますし、「投資金額に対する想定される投資結果の幅の割合」という意味で、値幅そのものではなく割合といったのです。幅に割合という意味を持たせるなら同じですが。
投資金額が大きくなっても、投資対象が同じなら標準偏差という意味でのリスクは変わりませんよ。
いも様
>各年のリターンの積は、リターンの順番を入れ替えても一定なので、一括投資では後半のリスクは大きくなりません。
>一括投資後に追加投資なしで、投資期間序盤だけレバレッジをかけると、最終投資結果への前半の相場の影響が相対的に大きくなります。例えば暴落が序盤に来ると大きな影響を受けます。
おっしゃる通りです。
やはりいも様は数学的感性が鋭いお方ですね。
確かにこの記事の書き方だとそこ誤解されうるかもですね。。。
ていうか一括投資とドルコスト平均法を併用する前提になってますねこの記事。。。丁寧さが抜けてたかもです。
(最も、私を含めて大抵の場合は併用orドルコスト平均法のみ、になりますが)
>それは私への返信ですか?
これはコメントのタイミングがちょっと運悪くて誤解招いてますね。。。※コメント日時を見て頂ければ分かるかと。。。
いも様
>各年のリターンの積は、リターンの順番を入れ替えても一定なので、一括投資では後半のリスクは大きくなりません。
この件についてもちろんおっしゃるとおりなのですが、
いまちょっと思ったのですが、年間に必要な生活費を用いることを考えると、運用金額が大きくなるほど、一般的な日本語的な意味でのリスクが大きくなるような気がしました。
なんていうか、年間生活費500万円として、運用額が2000万円のときと、2億円のときとでは、生きるために必要なお金に対する運用額の割合が違うから、一般的な日本語的な意味のリスクが異なる気がしました的な。
ちゃんと言語化できていないのですが、いも様は数学的感性がめっちゃ鋭い方なので伝わったらいいなぁ。。。。
いつもありがとうございます。