東大ぱふぇっとです。
iFreeレバレッジ ナスダック100(レバナス)は複雑なことを自動で行ってくれる投資信託です。投資信託ではありますが、実質的にはデリバティブ商品と言えるでしょう。
iFreeレバレッジ ナスダック100には目論見書というものが存在します。
投資信託を購入する際には必ず読まなくてはいけないことになっているアレですね。
なお現実は「読みました」をクリックするだけで買えてしまうのですが。。。
iFreeレバレッジ ナスダック100の投資信託説明書(交付目論見書)を読めばレバナスについてある程度理解できるのですが、読めと言われても読むのめんどくさいし、読んでもよくわからないですよね。
そこでiFreeレバレッジ ナスダック100の交付目論見書の重要なところを適宜引用しながら解説する記事を書きました!私と一緒に目論見書を読んでみましょう!
引用元はiFreeレバレッジ ナスダック100 交付目論見書2021/07/13です。記事執筆時点の最新版の目論見書を引用元とします。
実際の購入時には最新版を読む必要があるのですが、そこまで大きな変更はないでしょう。新たに最新版が出た際もこの記事を参考にしつつ読み進めて頂ければと思います。
なお現実は「読みました」をクリックするだけで買えてしまうのですが。
投資家のみなさまへ
引用要件を満たすためにコピペしますが、重要なところは太字にしておきます。
投資家のみなさまへ
私どもは、レバレッジを活用して高いリターンの獲得をめざすファンドシリーズとして
「iFreeレバレッジ」を提供させていただいております。
当ファンドは米国のナスダック100指数を対象にしたレバレッジ型ファンドです。
ナスダック100指数は、米国ナスダック市場に上場している時価総額の大きい非金融企業100社の株式で構成されています。
構成銘柄を見てみると、IT、バイオテクノロジー、医療などの最先端技術やサービスを
提供し、現代の米国を牽引する多様な企業で構成されております。
ライフサイクルの中で資産形成期にレバレッジを活用した積立投資を始めると、時間分散
効果の恩恵をより享受できることから、当ファンドは長期の積立投資のツールとしても有効活用していただけるものと考えております。
レバレッジ型ファンドの値動きは、一般的に通常のインデックスファンドに比べて大きく、また特有の傾向があります。これらの特性を十分にご理解のお客さまの資産運用、資産形成の一助となれば幸いです。
ナスダック100指数とは
投資対象となるのはナスダック100指数ですね。ナスダック100指数は、米国ナスダック市場に上場している時価総額の大きい非金融企業100社の株式で構成されています。
NASDAQ総合とは異なります。
株価アプリで主要指数として初期設定されているのはNASDAQ総合のことが多いです。気をつけておきましょう。間違えている人を結構見かけます💦しかもその人のフォロワーが多いこともある()
ナスダック100=ハイテクと思っている人も見かけますが、実際はその他の銘柄も結構含まれていますね。
https://selfinvest.net/2021/09/16/latest-version-check-all-constituents-of-ナスダック100-and-levanus-surprising-brands-too-qqq/
iFreeレバレッジ ナスダック100はレバレッジ型ファンド
iFreeレバレッジ ナスダック100はレバレッジ型ファンドです。通常のインデックスファンドより値動きは激しいです。
また、後述しますが特殊な値動きをします。
iFreeレバレッジ ナスダック100のファンドの目的
日々の基準価額の値動きがナスダック100指数(米ドルベース)の値動きの2倍程度となることをめざします。
これがやっかいな毎日2倍複利ですね。これを解説するだけでめちゃくちゃ長い記事になるので、まだ理解していない人は以下参考記事を読んでおきましょう。
大和アセットマネジメントのiFreeレバレッジ ナスダック100を紹介する広告ページには以下のようなイメージ図が掲載されていますが、このイメージ図は現実とは大きく異なるので気をつけましょう。
ちなみにこのイメージ図は交付目論見書には載っていません。
このイメージ図を交付目論見書に載せたらアウトなんじゃないかな…とは思います。広告ページであっても載せて良いのかは極めて疑問ですが…。
※上記はイメージです。って書いたら何でも良いのかなぁ。年利44%のイメージ図でも掲載して良いのかなぁ。
iFreeレバレッジ ナスダック100のファンドの特色
株式の組入総額と株価指数先物取引の買建玉の時価総額の合計額が、原則として信託財産の純資産総額の2倍程度になるように調整します。
※米国の株価指数先物取引、米国の債券およびわが国の債券に投資します。
ただし、米国の金融商品取引所上場株式、米国の株価指数と一定の倍率で連動をめざすETF(上場投資信託証券)に投資する場合があります。
基本的には株価指数先物取引を行うことで、毎日の値動きが2倍程度になるように運用されるファンドです。
購入時から2倍ではありません。毎日の値動きが2倍です。
あと、債券が入っているのを知らない人もいそうですね。証拠金をある程度用意しつつ金利を得るためだと推測されます。
為替変動リスクを低減するため、為替ヘッジを行ないます。
※ただし、為替変動リスクを完全に排除できるものではありません。
※為替ヘッジを行なう際、日本円の金利が組入資産の通貨の金利より低いときには、金利差相当分がコストとなり、需給要因等によっては、さらにコストが拡大することもあります。
意外かもしれませんが、為替ヘッジがついています。
当然ながら一長一短ですが、出口における日本円と米ドルの為替レートが気になってしまう方にとってはメリットと言えるでしょう。
『我々が投資家に提供したいリターンは、為替によるノイズを除外したものであるから、為替ヘッジを付けている』と言った旨が大和アセットマネジメントのHPのどこかに書いてあったのですが、この理念自体は良いものだと思いました。
個人的には為替ヘッジはあってもなくても良い派ですね。
iFreeレバレッジ ナスダック100には為替ヘッジが付いていますが、自分でわざわざ逆の為替取引を行う程ではないと思います。そこまでやるんだったらTQQQとか買ったほうが良いと思う。
追加的記載事項
日々の基準価額の値動きは、米国の株式市場の値動きの「ちょうど2倍」になるとは
かぎりません。その主な要因は次のとおりです。
イ.米国の株式市場の値動きと、利用する株価指数先物の値動きとの差
ロ.株価指数先物取引の約定価格と終値の差
ハ.株価指数先物取引をロールオーバーする過程における、限月の異なる先物間の価格差の変動
ニ.運用管理費用(信託報酬)、監査報酬、売買委託手数料等の負担
ホ.株価指数先物の流動性が低下した場合における売買対応の影響
へ.株価指数先物の最低取引単位の影響
ト.配当利回りと短期金利の差
※将来の米国の金利水準によっては、さらに乖離が拡大する場合があります。
チ.為替変動により、株価指数先物取引の買建ての額を円に換算した額が、目標としている額から乖離することにより、目標とする投資成果が達成できない場合があること
ちょうど2倍になるわけではありません。主な要因として様々なものが取り上げられていますが、いちばん重要なのは信託報酬かと思われます。本記事執筆時点(2021/9/16)では年率0.99%(税抜0.9%)となっています。約1%なので通常の投信に比べると高いですね。
また、ファンドの仕組みの項に以下のような記載があります。
当初設定日直後、大量の追加設定または解約が発生したとき、市況の急激な変化が予想されるとき、償還の準備に入ったとき等ならびに信託財産の規模によっては、ファンドの特色の運用が行なわれないことがあります。
これらの事象が発生した場合は毎日2倍複利とは乖離する可能性がありますね。
市況の急激な変化が予想されるとき…というよりは市況が急激に変化したときだとは思いますが、市況が急激に変化すると2倍から乖離することはあり得ます。現にコロナショックでは一部のレバレッジETFが乖離していました。
基準価額の値動きについて
実は毎日2倍複利の説明は目論見書にしっかりと書いてあります。
2日以上またぐと2倍程度になるわけではない
引用元:iFreeレバレッジ ナスダック100 交付目論見書2021/07/13
ぶっちゃけ私の記事の図解のほうが分かりやすいと思います。
上昇と下落を繰り返すと減価する
引用元:iFreeレバレッジ ナスダック100 交付目論見書2021/07/13
ぶっちゃけ私の記事の図解のほうが分かりやすいと思います。(2回目)
引用元:iFreeレバレッジ ナスダック100 交付目論見書2021/07/13
ぶっちゃけ私の記事の図解のほうが分かりやすいと思います。(3回目)
というか私の記事で理解していれば上記は全て自明ですね。
目論見書にもしっかりと毎日2倍複利の説明は丁寧に書いてあるんですよね。書き方は難解で読む気をなくす人は多いかもしれませんが…本当はこれを読解できないのにレバナスを買っては行けないと思います…。
ちなみにこの目論見書にはレバナスを買う前に必ず目を通すことになっています。
なお現実は「読みました」をクリックするだけで買えてしまうのですが。
資産内訳
実は資産内訳もしっかりと載っています。2021-04-30時点の資産内訳です。
引用元:iFreeレバレッジ ナスダック100 交付目論見書2021/07/13
債券がちょっと入っていますね。まあ正直ここまで気にしなくても良いとは思います。むしろ気にすべきなのはナスダック100の中身ですね。
https://selfinvest.net/2021/09/16/latest-version-check-all-constituents-of-ナスダック100-and-levanus-surprising-brands-too-qqq/
毎日確認する必要は全く無いですが、、、一度くらいは目を通してみると良いでしょう。
まとめ
- ナスダック100とNASDAQ総合は別物。
- iFreeレバレッジ ナスダック100には為替ヘッジが付いている。
- 目論見書に毎日2倍複利の説明もしっかりと丁寧に書かれている。
- ※理解しやすいとは言ってない。
- 毎日2倍複利を目指しているが、必ずしも保証されているわけではない。
- 特に市場が急変したときには注意が必要。
本来なら目論見書を読んだ上で購入しないといけないのですが、読んでいる人は少ないでしょう…。
レバナスは投信であるのが1つのメリットであり、私自身もクレカで月10万円を積み立てています。便利ですね。
レバナスについてはブログ内で何度か解説しています。
レバナスを買っている人、買おうとしている人は上記記事は必読でしょう🐰
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