短期的動向

【重要】雇用統計以後の実質金利上昇トレンドに注意!

東大グレアムです。

東大グレアム
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お久しぶりです。

とても暑い日々が続いていますが、読者の皆さんはお元気にお過ごしでしょうか?

私は夏休みということで数日間お休みをいただいていました。

本日からまた記事の執筆を再開しようと思っています。

記事の振り返りと雑記

最近私が書いた記事を振り返ってみると、マクロ視点から市場動向を予測する記事の比率が高いですね。

初期の頃は米国株クラスタで話題となることが多かったETFの選定や高配当株投資、バリュー株投資、グロース株投資についてよく書いていたのですが、そうした話題は過去の記事で書き切った感があります。

一昔前の米国株クラスタは当時流行していたインフルエンサーの影響もあり、高配当株投資やバリュー株投資が流行っていたようですが、コロナショック以後のパフォーマンスで見切りをつけた方が多そうです。

コロナショック以後の米国株クラスタの皆さんは寧ろ流行りの大手ハイテク株やSaaS銘柄を主力としている方が多い印象を受けます。

そのため、今高配当株投資やバリュー株投資の誤謬や注意事項について書いても、投資家の母数が減っているのであまり需要がなさそうな感じがします。

寧ろコロナ前より金利が下がり、債券投資家がインカムゲインを求めたことで連続増配株の投資妙味は上がり、さらにコロナのロックダウンで大打撃を受けた株は景気後退からの回復局面では素晴らしいバリュー株になりえるのですけどね。

高配当株やバリュー株の魅力が薄い景気回復末期にそうした投資を持て囃していた一方で、現在のような局面では逆に流行りのSaaS銘柄に高値で飛び乗っている投資家が多そうな状況をみると、当時高配当株の良さを主張していた人間も大局観を理解していたわけではなくて、流行っていたから乗っかっていただけというのが実情なんだろうなと思います。

やはり投資は流行に左右されるのではなく、大局観をもって自身の判断で実行する以外にないと改めて思いました。

米国株ブロガーの記事テーマをざっと見てみると、大体が日々のニュースや話題になった出来事の解説やそれに対する意見、個別株の見立て、ポートフォリオ公開みたいなものがほとんどで、金利やマネーサプライやコモディティといったマクロ観点から市場動向を予測するようなものはほとんどありませんでした。

記事の内容が被るのが嫌だったこともありマクロ経済の見通しに寄せてきましたが、この方法の最大のデメリットは、そんなに頻繁に市場の見通しが変わらないので、更新頻度が高いと何度も同じことを書くことですね。

最近では、長期実質金利の急騰を受けてハイテク株や貴金属が暴落しました。

ハイテク株とコモディティが暴落!良好な雇用統計で金融緩和期待が剥落!!東大グレアムです。 8月7日の市場は市場参加者の予想を上回る良好な雇用統計が発表されたことにより将来的な金融緩和期待が剥落し、実質...

前回の記事でハイテク株や貴金属が暴落した理由は良好な雇用統計が発表されたことにより将来的な金融緩和期待が剥落し、実質金利が急騰したからだと説明しました。

理由も併せて解説しているので、まだ読んでいない方は読んでみてくださいね。

数日後の現在でもその傾向は続いています。

主要株価指数

S&P 500(青線)、NASDAQ 100(オレンジ線)、RUSSELL 2000(緑線)です。

雇用統計以後のトレンドは継続し、ハイテクのアンダーパフォームは継続しています。

貴金属

貴金属先物の5日チャートです。

Gold(青線)、Silver(赤線)、Copper(オレンジ線)、Platinum(緑線)です。

昨日はGoldが-5%以上、Silverが-15%以上とすさまじい暴落でした。

ひょっとすると、以前に私がハイテク・貴金属の上昇にかけるポジションをデリバティブで取っていると書いたので、暴落に巻き込まれたのではないかと心配してくださっている方もいるかもしれませんが、前回の記事で説明した実質金利の急騰を見て事前にポジションを解消したので直撃せずに済みました。

長期金利

10年金利(青線)、20年金利(オレンジ線)、30年金利(緑線)の5日チャートです。

10年金利がこの短期間でなんと30%も上昇したことが分かります。さらに長期側の金利も大きな上昇が継続しています。

これがハイテク株と貴金属の暴落を引き起こしたと言えるでしょう。

実質金利

Daily Treasury Real Yield Curve Rates

特に長期側である、30年限の実質金利の上昇が著しいですね。

まとめ

長期側の実質金利が上昇する、雇用統計以来のトレンドが継続しています。

実質金利はハイテク株・貴金属価格に大きな影響を与えるため、引き続き注視していく必要があるといえます。

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東大バフェットの大学時代の親友。主に経済的側面からの短期・中期動向や投資スタイルを解説する。類まれなる頭脳と研究能力で東大バフェットを支える最強のブレーン。
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POSTED COMMENT

  1. アバター コスモ より:

    勉強になります。

    良好な雇用統計の他、ワクチンでも進展がありダメ押しでさらに長期金利が上昇する局面ですね。
    https://seekingalpha.com/news/3604369-modernaplus-10-on-1_5b-vaccine-supply-deal-u-s
    そうなってくると、長期金利の上昇に弱いSaaS銘柄は特にダメージがあるでしょうね。

    こう言う時こそ多少なりともオールドエコノミー銘柄を入れると言う戦略は有りですね。ただし、体力のある大型株に限られますが。
    例えば、MCDはドライブスルーでも売り上げを立てられますし、SBUXはアプリで待ち時間を減らす注文やデリバリー注文ができる https://www.starbucks.co.jp/reopen/ ようにと工夫を凝らしていますね。

    あれこれ叩かれているWHOですが、ワクチンの開発状況をまとめてくれていますね。
    https://www.who.int/publications/m/item/draft-landscape-of-covid-19-candidate-vaccines
    これまで用いられた例がないRNAワクチンだったり、不活化ワクチンだったり、複製が行われないウィルスベクターワクチンだったりするみたいです。
    COVID-19の免疫は数ヶ月以上は持続しないようなので、抗体産生の段階よりも前のT細胞の感作を目的にするワクチンならこれでもありなのかなぁと言うところです。
    Pfizer/BioNTechのワクチンは3 LNP-mRNAsというタイプのRNAワクチンだそうですが、その概要をBioNTechは
    https://investors.biontech.de/static-files/398d9bd8-e2cb-49ca-9d6d-7dfd01c66b8a に資料をまとめてくれていますね。
    Natureの論文は https://www.nature.com/articles/s41467-019-12275-6 が引っかかりました。

    mRNAを使った医薬品は2010年代くらいから急速に現実味を帯び始めた技術なんですね。
    http://nats.kenkyuukai.jp/images/sys/information/20190717095649-6ABC2FA50410294C82EBEF7D74463510333BCF1FB717B3F864612BCB0CA9F6B2.pdf

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