短期的動向

ビットコインが10,000ドルを突破!今後の株式市場の方向性を示す羅針盤となるか

東大グレアムです。

以下記事で過剰流動性のカナリアとなってきたビットコインについて触れましたが、直後に動きがみられました。

【短期動向】静まり返るカナリアは嵐の前の静けさか東大グレアムです。 7月17日はNetflixの決算がありました。 実績は巣ごもり需要により20/Q1の契約者数が大きく増加...

・今までビットコインのHV(ヒストリカル・ボラティリティ)は株価指数よりも高いのが普通だったが、7月以降はS&P 500のIV(インプライド・ボラティリティ)以下の異常な低水準が続いていた。

・HVの低下と併せて、ビットコインの価格レンジがどんどん狭まってきていた。仮に3角形を上方にブレイクすれば、継続的な上昇の予兆となる可能性があった。

This Can Lead Bitcoins Destination Into The Final Expansion!より引用

ビットコインの5日チャート

7月20日まで静けさを保っていたビットコインでしたが、7月21日から上昇をはじめ、7月26日に心理的節目となる10,000ドルを突破しました。

ビットコインのHVとS&P 500のIV

ビットコインのHV(ヒストリカル・ボラティリティ)は7月以降、S&P 500のIV(インプライド・ボラティリティ)以下の異常な低水準が続いていました。

主要な仮想通貨3種の年初来チャート

ビットコイン

ビットコインは5月以降のレンジ相場、長期で見れば先ほどの狭まってきた価格レンジをブレイクアウトできるかが焦点となります。

イーサリアム

イーサリアムはビットコインと同じく7月20日までは静けさを保っていましたが、7月21日から急激な上昇をはじめ、7月25日に心理的節目となる300ドルを突破しました。

リップル

コロナショック以後のリップルへの資金流入は上記2つよりも少ないですが、7月20日以降は同様に上昇基調となっています。

コロナショックでボトムを付けた日付

仮想通貨であるビットコイン・イーサリアム・リップルの全てが3月12日にボトムをつけています。

一方で株価指数は、RUSSELL 2000が3月18日、S&P 500とNASDAQ 100が3月23日にボトムを付けています。

市場は信頼度の高い順に流動性(資金)を割り振ると考えられます。

信頼度は大型株の割合が高い株価指数であるほうが高く、また株式は仮想通貨よりも信頼度が高いと考えられるので、信頼度の順番は以下となります。

NASDAQ  100 > S&P 500 > RUSSELL 2000 > 仮想通貨

信頼度の低い順番に資金が抜けていったと考えれば、コロナショックでボトムを付けた日付の順番が何故このようになったのかが分かると思います。

もし仮想通貨が”安全資産”なのだとしたら、このような値動きになるのはおかしいのではないでしょうか。

主要株価指数の5日チャート

S&P 500(青線)、NASDAQ 100(オレンジ線)、RUSSELL 2000(緑線)です。

最近の記事で触れてきた通り、RUSSELL 2000が比較的堅調に推移しています。

RUSSELL 2000 IVとハイイールド債スプレッド

青線(左軸)がハイイールド債スプレッド、赤線(右軸)がRUSSELL 2000 IVです。

小型株指数との相関が強いものとして、ハイイールド債スプレッドが挙げられます。

ICE BofA Option-Adjusted Spreads (OASs)とは、特定の格付けカテゴリーの全ての債券の計算されたOASインデックスとスポット国債曲線の間の計算されたスプレッドです。

ハイイールド債とは、米国国内市場で公的に発行された、投資適格を下回る企業債券のことです。

小型株は財務基盤が脆弱な企業が多いため、投資適格を下回る企業債券との相関が強くなります

RUSSELL 2000 IVがハイイールド債スプレッドにやや先行して動いていることが分かります。

【今後の動向】金融政策と経済のサイクルを知ろう!東大グレアムです。 前回の記事に引き続き、インプライド・ボラティリティ(IV)について考察したCMEの記事を紹介していきたいと思います...

ハイイールド債とRUSSELL 2000

Blackrockのハイイールド社債ETFであるHYG(青線)とRUSSELL 2000(赤線)の年初来チャートです。

RUSSELL 2000とハイイールド債の相関が確認できます。

小型株指数の上昇は、格付けが低い社債スプレッドの減少(社債市場の安定)によって引き起こされたものであると考えられます。

株価指数とドルインデックス

S&P 500指数の逆数に10,000を掛けたもの(青線)、ドルインデックス(赤線)の年初来チャートです。

3月9日以降、動きがリンクしていることが分かります。

これは、株価指数の動きとドルの価値が逆相関になっていること、S&P 500の上昇がドル価値の減価でおおよそ説明がつくことを示しています。

まとめ

過剰流動性の先行指標である仮想通貨は横ばいが続いていましたが、7月21日以降は上昇基調へと変化しました。

また、小型株指数であるRUSSELL 2000は最近では比較的堅調に推移しています。

RUSSELL 2000の上昇は、Fedの格付けが低い社債市場の安定化によって引き起こされたものであると考えられます。

S&P 500の上昇は、Fedの金融緩和(流動性供給)によってドルの価値が減価したことが主な要因です。

市場は信頼度の高い順に資金を割り振ると考えられ、信頼度の低い仮想通貨や小型株への資金流入が相対的に増加している事実は、市場の流動性が十分に存在することを示唆していると考えられます。

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