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NASDAQ100・QQQ・VIG

【VGT/QQQの比較】VGTを売却しQQQに一本化すべきか?

東大ぱふぇっとです。

以下のようなコメントを頂きました。

毎回参考にさせて頂いております。
質問というかお願いになるのですが、以前記事にされていた「QQQとVGTの比較」を最新の銘柄構成の上で再度比較して頂いたりは可能でしょうか?
〈理由〉
ハイテクの流れの変化の可能性。
テスラやフェイスブックやエヌビディアの今後。
個別でマイクロソフトやアップルを持っている場合、VGTだと比率がかなり極端になる。
上記理由から、「QQQ+VGT」を「QQQ一本」にまとめようか悩んでいます。
ちなみに、どちらもまだ含み益状態です。
ご検討の程、宜しくお願い致します。

3月頃に【VGT/QQQ】構成銘柄の解説及び比較という記事を書きましたが、半年以上経った上にコロナショックもありましたし、改めて書いてみますね。

VGTとQQQの構成銘柄

とりあえず上位10銘柄を出しておきます。気になるところを赤く塗っておきました。(2020/10時点)

ついでにオレンジでもちょっと塗っておきました。

※グーグルについてはGOOGLとGOOGの2個を足した額と考えて差し支えないので、QQQにおける比率は約7%ほどですね。

オレンジの銘柄についてはどちらのETFにも同程度含まれていますね。

気になる方はブルームバーグで銘柄を確認しましょうね。
VGT-ブルームバーグ QQQ-ブルームバーグ

VGTの構成銘柄

AAPLとMSFTの割合が圧倒的にでかいです。

2つ合わせて40%近くを占めますね。偏りがかなり激しいですね。

加えて決済サービスのVとMAがありますね。

ここまで合わせるとだいたい50%程度ですね。

グーグル、アマゾン、フェイスブック、テスラは入っていませんね。

  • APPLとMSFTへの偏りが激しい
  • VとMAの決済サービスが含まれる
  • この4つで50%くらい

QQQの構成銘柄

GAFAMがバランス良く入っています。

GAFAMで50%くらいですね。

さらに最近話題のTeslaも入っていますね。

  • GAFAMがバランス良く入っている
  • GAFAMで50%くらい
  • テスラも入っている

VGTとQQQの経費率

VGTは年0.10%、QQQは年0.20%ですね。

誤差と言って差し支えないと思います。

(というかこの差を気にするレベルの人はそもそもこんな文章読む前から気にしている)

VGTとQQQの過去5年リターン

赤がVGTで、青がQQQです。

過去5年という切り取り方をすると、VGTの方がQQQよりも成績が良いですね。

当然ながらこんなものは切り取る期間によってパフォーマンスは大きく変わります。例えばここ1年でのリターンを見てみるとQQQの方が僅差で勝っています。過去リターンの良さを決定打にするのはあまり良くないかと思います。。。あくまでも参考程度に。

論点まとめ

論点を一旦まとめます。

VGTの特徴

  • APPLとMSFTに偏っている
  • 決済系のVとMAがある
  • 上位10種以外の銘柄も基本的にハイテク系

QQQの特徴

  • GAFAM全てが含まれている+テスラ
  • 比較的バランスが良い
  • 上位10種以外の銘柄にはペプシコやコストコなど非ハイテク系も入ってくる

QQQはハイテク系ETFと思われがちですが、実際のところはNASDAQに上場している金融銘柄を除くTOP100なので、GAFAMがでかすぎるが故に現在はハイテク系がメインっぽくなっているだけですね。

本来はQQQ派である

本来私は、分散が効いている方が好きですね。なので本来はQQQ派です。アマゾンとグーグルもほしいですし。

あと、VISAやMasterCardといった決済系サービスについては若干の不安を持っていますね。これは個人的なものです。

ここまでは3月の記事にも書いておりましたね。

コロナ以前はマイクロソフトとAppleの調子が良かったのでVGTを保有しておりましたが、コロナを経て最近マイクロソフトが若干不調&アマゾンやテスラが好調なこともあり、QQQ(というかNASDAQへのレバレッジ)をメインに据えております。仮想レバレッジポートフォリオnote後編に書いてある方法ですね。

VGT/QQQの保有案

好みは人それぞれだと思いますので、問題を切り分けつついくつかのパターンに分類してみましょうか。

VGT1つに絞る

コロナ以降はマイクロソフトが若干伸び悩んでいることを踏まえると、VGT1つに絞る意義は薄くなったと言えそうですね。

VGTとQQQを両方持つ

例えばですが、ハイテク系に割こうと思っている資金を半々でVGTとQQQに投資するなどですね。

QQQには含まれていないような小型ハイテク株を入れつつ、GAFAM全ても所持してバランスもある程度実現しよう的な欲張りプランですね。

VとMAを増やすこともできますね。但しマイクロソフトとAppleへの比重が大きくなりがちです。あくまでも個人的な好みとなりますが、VGT25%、QQQ75%といったようにQQQを多めにした方が良い気もしますね…。

QQQ1つに絞る

時価総額の大きいGAFAMをバランスよく持つのも手でしょう。

この場合はQQQに絞って良いでしょうね。

東大ぱふぇっと的な考え

  • VとMAの決済系サービスは無くても良い
  • 可能な限り分散は効かせたい

これが個人的な考えです。そのため現在であればQQQを多めにしつつ、VGTを少しだけ持つ形になるでしょうか。

なお東大ぱふぇっとは仮想レバレッジポートフォリオにてNASDAQとS&P500に対してレバレッジを掛けているため、VGTの保有は現在はありません。

ご質問へのご回答

テスラやフェイスブックやエヌビディアの今後。
個別でマイクロソフトやアップルを持っている場合、VGTだと比率がかなり極端になる。
上記理由から、「QQQ+VGT」を「QQQ一本」にまとめようか悩んでいます。
ちなみに、どちらもまだ含み益状態です。

個別株に対する評価は難しい面があるため簡潔にしますね。

エヌビディアについてはどちらのETFにも入っているため、どちらにせよ自然と投資出来ますね。フェイスブックはここ最近好調ですし入れたいところですね。テスラについては今後どうなるかについては難しいところですが、持たないことによるリスクが大きいとも言えるのでQQQを買う理由になります。

個別株でマイクロソフトとAppleを保有しているとなると、VGTへの追加投資は控えたほうがバランスが取れるかと思います。もしくは個別株のマイクロソフトとAppleを売る手もありますね。

含み益があるのであれば、精神的には簡単に利確出来ますね。一方で税金を支払わなくてはいけないデメリットがあります。

現在の含み益や保有比率、資産額など諸々の条件がないため一概には言えないのですが、含み益を利確してまでQQQへ一本化をすべきかどうかは個人の好みにかなりよるかと思います。

私個人としては投資方針を大きく変更しない限りは含み益の利確をして税金を払ってまでVGTをQQQにしなくても良いとは思いますが、今後のパフォーマンスがQQQの方がかなり良くなると思うのであれば一本化するなり、VGTの保有比率を下げてQQQを増やすなりしても良いかもしれませんね。

まとめ

VGTの特徴

  • APPLとMSFTに偏っている
  • 決済系のVとMAがある
  • 上位10種以外の銘柄も基本的にハイテク系

QQQの特徴

  • GAFAM全てが含まれている+テスラ
  • 比較的バランスが良い
  • 上位10種以外の銘柄にはペプシコやコストコなど非ハイテク系も入ってくる

東大ぱふぇっととしては基本的には相変わらずQQQ推しですね。

QQQに含まれていないがVGTに含まれているような小型ハイテク株も取り込みたかったり、VやMAといった決済系を取り込みたかったりするのであればVGTを加えることである程度の分散が出来るようになるメリットはあります。

なお、ハイテク系で分散をするよりも、VIGやVOOを加えて他のセクターへの分散も検討する意味があるでしょう。

ちなみに『こういったことを書いて欲しい!』的な要望があればコメント欄にでも書いておいて頂ければと思います!※全てへの返信はできないかもしれませんが…。

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