【CPI、速報解説と考察】
アメリカのインフレは落ち着くのか?
先ほど12月(11月分)のアメリカ消費者物価指数(以下CPI)が発表されましたね。
結果は、前月比:0.1% 前年同月比:3.1% コア前月比:0.3% コア前年同月比4.0%
11月のCPIは季節調整済みベースで0.1%上昇しました。過去12ヵ月間の季節調整前の全品目指数は3.1%上昇。全品目から食品とエネルギーを除いた指数は、10月までの12ヵ月間と同様4.0%上昇。
詳細を見ると、エネルギー指数は前月比2.3%低下するも、シェルター指数(住宅)が再び上昇したことで相殺。食品指数は0.2%上昇。家庭内食品指数は前月比0.1%上昇。家庭外食品指数は0.4%上昇。相変わらず食品、サービスインフレは落ちる気配がありませんね。
物価は全ての市場に影響を与える超重要項目です!
今回発表されたCPI結果を踏まえて今後の経済動向を考察してみましょう。
━━━━━━━━━━━
【CPI推移の現状】
直近5年のCPI推移を見ると、2022年6月からCPIは下がり続けていました。
しかし今年の6月に反発上昇を見せたものの、9月にエネルギー価格が大きく下落したことで上昇はストップ。
10月にエネルギー価格の下落が反映された事でCPIは再び下落しました。
11月結果を見ても同様の結果となりましたね。
上図からも分かる通り、CPIの上昇がピークだった22年6月の頃から、サービスインフレ(黄色)はほとんど変化していません。
CPI動向に影響を与えている大部分はエネルギー価格の大幅な変動ですね。
現在インフレ率は下落傾向にあると言われてますが、サービスインフレが下落しない限りインフレ再燃の種は消えないと常々言ってきました。
エネルギー価格の変動次第で直ぐに反発してしまいますからね….。
━━━━━━━━━━━
【サービスインフレは今後も高い水準になるのか?】
結論から言うと理論上、サービスインフレは緩やかに下落していくのではないかと考えています。
理由は大きく2つあります。
【サービスインフレが落ち着くと考察する理由①】
1つ目は、雇用・労働市場の衰退です。
先週発表された11月の雇用統計結果だけを見ると、雇用・労働市場は非常に堅調に見えます。
インフレの鈍化と相まって労働者の購買力が高まっていると思いますよね。
しかしながら、明らかに2022年年初を境に雇用・労働市場は減速してきています。
また労働生産性の観点からも証明できます。
本来インフレの動きは、労働者の賃金上昇ペースから労働者の生産性上昇を差し引いたものに等しくなる傾向があります。
直近で発表された米労働省の改定値結果をみると、労働者の生産性が上昇していることが分かります。
これらの結果から現在の労働市場は、今後のインフレ圧力を高めるだけの材料は持ち合わせていないと考えられます。
※実際、労働市場の異常な賃金上昇はインフレ圧力上昇になりましたね!
【サービスインフレが落ち着くと考察する理由②】
もう1つがCPIコア指標の動きです。前月比・前年比を見ても分かる通り、コア指標は下落傾向です。
米労働省の資料を見ると自動車(中古車含む)販売市場を始め、比較的大きなお金が動くモノの指数が数ヶ月に渡り下落していました。
先ほど発表された11月CPIは中古車・トラック販売市場が久しぶりに反発。住宅市場も上昇した事でエネルギー価格の上昇を相殺していました。
この相殺劇がいつまで続くかは分かりませんが、コア指標自体が前年比・前月比共に下落傾向にあることは見過ごせません。総合的に見ると多くの商品の価格が1年前と比較して下落していると言えます。
ゆえにインフレ率は低下傾向に動き始めていると言えます。
━━━━━━━━━━━
【FRBは利下げに踏み切るのか?】
上記の理由からCPIが下落傾向にあり、インフレも落ち着きを取り戻しつつあります。
しかし、前半でも説明した通り、今までのCPI下落の大部分はエネルギー価格の下落が要因です。
中東情勢が悪化するなど、エネルギー価格が再び上昇する様な事件が起きた場合、インフレは再び加速していくでしょう。
今までは雇用・労働市場が強かったためインフレの再発に適応できていましたが、次にインフレ再発が起きた場合、問題は深刻化していくでしょう。
そのためFRB当局者たちは、事実上の「引き締めバイアス」を弱める事なく維持する方針を強めるでしょうね。
来年末の金利目標は、市場参加者が現在考えているほど低くはないかもしれません。
相場予測noteを無料お試しできるキャンペーン!
- 相場当てまくりの相場予測noteを無料で読める!
- 秘密の爆益銘柄を無料でチェックできる!
- 紙書籍が郵送されてくる!
- 総額1万円相当を無料でプレゼント!
超豪華な特別キャンペーンをIG証券様が実現してくれました!
- 私の相場予測を無料で読める!
- 総額1万円相当のプレゼントを無料でゲットできる!
IG証券でしか取り扱っていない投資対象が山ほど存在するため、私のように幅広い投資対象へ投資するなら必須の口座ですね!私自身もIG証券を利用しています!
秘密の爆益銘柄も公開中!
ブログの記事は全て無料で読めますが、【相場予測note】に関しては有料記事となっています。
予言書とか言われちゃうレベル!?
驚異の的中率!爆益銘柄の公開!
別格すぎる相場予測を公開中!
みんなのFXは必須のFX口座!特別コラボを実施中!
- スワップを先に受け取れる
- スワップも高い:高水準のスワップ
- 取引コストが安い:業界最狭水準のスプレッド手数料
- 初めてでも安心:1,000通貨取引OK!サポートも万全
- 多彩な情報:通貨ポジションや経済指標等の幅広い情報が提供されている
- TradingViewの有料サービス(月額49.95ドル)の一部を無料で使用可能
- 国内FX会社であり、申告分離課税で税率が20.315%
これらを満たすFX口座を持っていないだけで、FXで稼ぐ上で圧倒的に不利と言わざるを得ません。
これらの条件を満たすのがみんなのFXです。
そして、今なら期間限定でみんなのFXを口座開設した方に以下の特典をプレゼントするタイアップ企画を実施しています。
- 【相場予測note】初月無料購読
- 最大100万円!キャッシュバック
通常月額5,980円で提供している【相場予測note】を初月無料でプレゼントしています!