質問
資産の考え方について教えてください。
インフレ率の世界平均は3-4%と言われるので、20-30年ほどすれば貨幣の価値は、半額程度になると仮定した際、100万円が実質的に50万円になります。
それについて考察した対策ですが、
インフレヘッジに効くのが、金や不動産や株とした場合、不動産3割 債券3割 株2割 ゴールド系1割 その他1割とインフレヘッジするのが良いと考えたのですが、りおぽんさんのお考えを教えて頂きたいです。
回答
アセットアロケーションの問題ですが、単純にインフレヘッジだけで分散するのは上手くいかないと考えています。貨幣がインフレに弱いからというお考えのようですが、現金等価物がないのは手元の流動性を損ないます。ある程度のキャッシュは必要でしょう。
また景気に対する感度の問題があります。株式は景気に非常に敏感で、不動産や債券はやや鈍感、金は不況に強い資産です。商品などもあります。
ついで地域性の問題があります。日本の株式や日本の不動産は、日本の運命と一蓮托生です。米国でもEUでも中国でもインドでも、それは変わりません。しかし金などのハードアセットや商品価格は世界レベルで決定されます。例えば日本の空白の30年のようなことが起きた場合、日本の株式や日本の不動産は運命をともにします。しかし、金などのハードアセットや商品の価格は日本に依存しません。
資産の可搬性の問題もあります。日本を脱出しなければならないような事態が起きた場合、不動産は置いていくしかありません。また株式や債券はネットワークに繋がっていることが、現在では前提になります。その点で宝飾品や美術品は可搬性があります。特に宝石は手のひらの上や指で10億円以上軽く持ち運べます。日本人はこの手のことに鈍感ですが、これは世界では常識です。いざ逃げる時には宝飾品です。
価値が毀損しない可能性も考えています。株式はその会社が倒産すれば紙切れです。企業の賞味期限は一般には30年と言われています。その点、美術品や宝飾品、金などは価値が毀損しにくい資産です。ただ逆に言えば宝飾品は盗難に遭いやすいですし、絵画は燃えるし、骨董品は割れます。このバランスを考える必要もあります。
最後に資産価格の長期成長性があります。キャッシュは増えていかないし、債券も手堅いですが、成長性は低いです。一方、僕のこれまでの運用では美術品と宝石の資産価格の成長性が高いです。美術品は過去のものですから、新しく作られることはないですし、貴重な宝石はどんどん採取できなくなっています。
以上を勘案して僕はアセットアロケーションを考えているわけですが、その結果、ざっくり言えば、現時点ではキャッシュが20%、不動産20%、有価証券類30%、金・宝石・美術品などのハードアセット30%ぐらいになっている模様です。ただ売買をしていますし、それぞれの資産価格の成長性が異なるので、比率は変わります。あえてリバランスはやっていません。また、美術品のように、市場価格が不透明で、オークションにかけて売ってみないと本当の資産価格がわからないものもあります。
なお、この中でもキャッシュは日系銀行口座が大半ですが、欧州系、米国系にも分散しています。有価証券も株式、債券がありますし、その株式も国別では米国と日本が大半ですが、ユーロネクストパリやロンドン、中国、台湾、東南アジア圏、イスラエルまであります。また株式は現物ロングのほか、日米はショートもやっていますし、日米の指数先物やオプション、カバードワラントなどのような金融デリバティブ商品の運用もあって、実際の中身はかなり複雑です。
いろいろ手広くやっているんですが、FXとCFDはやっていませんね。
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