東大ぱふぇっとです。
「債務上限問題」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
実はアメリカでは、債務に上限が定められているんですね。そして実は既にその上限に到達してしまっています。
アメリカはこれ以上借金できない!?という状態になると、様々な問題が生じてきますよね。
米国債券の利払いを行うための借金が出来なくなると、いわゆる債務不履行(デフォルト)になってしまいます。
ヤバいですよね。もし債務不履行になったらヤバいんですよ。アメリカどころか世界中で株価が暴落するでしょうね。
さて、アメリカでは「債務の上限を更に拡大する法案が通るかどうか」で揉めるのがお約束ごとみたいになっています。
特に現在のアメリカは、
- バイデン大統領→民主党
- 上院→民主党
- 下院→共和党(野党)
となっており、いわゆる「ねじれ」状態になっています。
法案は両院を通過しないとダメなので、まあ要するに「プロレス」「嫌がらせ」といった感じで、債務上限の引き上げに反対するであろうことが予想されます。
最も、実際に債務不履行となればアメリカに与えるダメージが凄まじいので、プロレスの末に最終的には合意するとは思われます。
債務上限問題で荒れると市場の不安が高まり株式市場に悪影響ですし、2011年に米国債の格下げが起きた際には株価は暴落しました。
ただ、このとき、格下げを受けた米国債自体は…実は上昇しているんですね。このメカニズムの解説も行いつつ、今回の債務上限問題について丁寧に解説をしていきますね。
なお、私自身はIG証券で米国債券先物の購入を進めています。
詳しい解説は以下記事にて行っていますので、まだ読んでない方は読んでおきましょう。
今後、債務上限問題が大きく取り上げられるようになると、状況次第では債券の仕込み場が来るかもしれませんね。こういったチャンスを逃さないためにも、米国債券先物に投資できるIG証券の口座は持っておくことを強くおすすめします。
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そもそも債務上限問題とは?
債務上限とは、アメリカ連邦政府が発行できる国債や負債の最大額のことですね。
この上限は連邦議会によって定められており、政府がその限度を超えて借金することはできません。
近年、債務上限問題はいわゆる政治プロレス的な要素が強いです。与野党の対立により、連邦議会が具体的な金額で合意できない局面が度々あり、その度に「特別措置」を取る問題の先送りが常習化しています。
通常、連邦議会は最終的に妥協し、債務上限を引き上げることでデフォルトを回避します。ただし、その過程で市場の不安が高まるのが問題となりますね。
後述する2011年の債務上限問題は、議会と政権がギリギリまで交渉を長引かせ、結果的に米国の国債が格下げされたことが、今回起こるであろう事態と最もよく似た事例となります。
債務上限問題のリスクとは?
債務上限問題が深刻になると、金融市場に不安が広がり、株価や債券価格などに影響が出ます。また、信用格付け機関がアメリカの信用格付けを引き下げることもあり得ます。その場合、さらなる混乱が起こる可能性がありますね。
米国債は金融システムにおいて特別な役割を果たしています。通常、国債は「無リスク資産」とされていますね。ヘッジに使われたり担保にされたりなど、単なる投資以上の使い方がされています。
もしも国債が「無リスク資産」ではなくなると、金融システムの一部が予想外の形で崩壊する恐れがあります。この不確実性こそが最大のリスクですね🐰💔
※無リスク資産というものは原理的に存在しないので、あくまでも「超低リスク資産」と考えるようにしましょうね。
実は既に債務上限に到達している!?
米議会は2021年12月に、政府の債務上限を約31兆4,000億ドルに引き上げました。現在、既に政府債務が上限に達しているんですね。
債務上限に達してはいるものの、「特別措置」を行い、現在は問題を先送りにしている状況ですね。「特別措置」とは言うものの、毎度のお約束みたいなものですが。
この「特別措置」の有効期限が切れるまでに議会は上限の引き上げや停止に向けた合意を得る必要があります。
ただ、後述するように与野党での対立が存在し、更に野党が一枚岩ではない点からも債務上限問題の混乱が予想されます。
こういった問題が引き伸ばされると、不確実性を嫌う株式市場にとっては大きなマイナス要因となりますね。
特別措置とは
既に債務上限に達してはいるものの、これがすぐにアメリカ連邦政府のデフォルトに繋がるものではありません。
財務省のイエレン長官は、債務残高が債務上限に達したため特別措置を発動しています。特別措置として、公務員退職・障害者基金などの運用を変更して資金繰りをするみたいです。。。当然ながら短期的な解決策であり、議会が合意するまでの時間稼ぎに過ぎず、問題の先送りでしかありません。
4/15の税収を加味すると、この特別措置による問題の先送りは6月上旬頃に時間切れとなるようです。6/15にも税収が予定されているため、ここまで持ちこたえられるなら問題の先送りは更に先送りとなり得ます。
特別措置が限界を迎え、米国債の利払いが滞るようになれば、最終的にはいわゆる債務不履行(デフォルト)となりますね。
過去にあった米国債の格下げ
債務上限問題の前提知識を理解したところで、過去事例を振り返ってみましょう。
過去にも債務上限問題が何度も発生しており、2011年が特に注目された事例です。
2011年にはオバマ政権下で、与党民主党が上院で過半数、野党共和党が下院で過半数を占めるねじれ議会となっていました。そのため、ギリギリまで債務上限の引上げで合意できず、米国債がデフォルトする一歩手前まで行きました。
これを受けて米国債が最上位のAAAからAA+へと格下げされました。米国債の格下げは史上初ですね。
米国債格下げによる各資産への影響
米国債の格下げにより、金融市場は混乱して、リスク資産(株式など)は売られまくりました。株式などが下落する中、格下げを受けた米国債自身は「相対的に安全資産」「格下げを受けたとはいえ、AA+の格付け」という判断のもとで買われ、米国債価格は上昇しました()
デフォルトの期限であるXデーが2011/8/2で、期限当日に債務上限を引き上げる法案が成立しました。その3日後の8/5に米国債の格下げがありました。
具体的に各資産のチャートをみて確認してみましょう。分かりやすいように8/2に青の縦線を入れておきますね。
株式
以下はS&P500の先物チャートです。
誰がどう見てもひと目で下落してると分かりますね。
S&P500は1300程度から1100程度まで下落しました。
15%以上の下落がほんの2週間とかで発生しています。
これは一般に、かなりのリスクと言えるでしょう。株式のショート(空売り)が出来ないと厳しいですね。2022年の頭から何度も言っていることではありますが、GMOクリック証券で株価指数先物をショート出来るかどうかでパフォーマンスが大きく変わりますね。
ゴールド
緑:S&P500先物
橙:ゴールド先物
Xデーが近づくにつれゴールドはどんどん値上がりしていき、Xデーや格下げを受けて更に価格が上がっていますね。
有料記事である相場予測note現在のポジション・未来予測・売買予定日☆の読者の方々はリアルタイムでご存知の通り、私は去年末からゴールドをロングしています。ゴールドのロングポジションはかなりの利益を出してくれていますね。※有料記事の読者の方々にはリアルタイムでポジションをお伝えしています。
今後、債務上限問題で低リスク資産への回避が進めば、ゴールドのより一層な値上がりが期待できるでしょう。使っているのはもちろんGMOクリック証券です。
米国債券
緑:S&P500先物
橙:米国2年債価格
水色:米国10年債価格
債券利回りだと直感的に分かりにくいと思ったので、債券価格のチャートを載せています。
2年債、10年債どちらも上昇基調にあることが分かりますね。
先述したように、米国債の格下げで株式などリスク資産からの逃避が進み、格下げを受けた米国債が低リスク資産としてむしろ買われました()
このことを踏まえると、債務上限問題を経て、米国債はより一層値上がりをすると考えることは可能ですね。
但し、以下の点には注意する必要があります。
- 2011年と今回では経済事情が異なる点
- 最終的に債務上限で合意が取れることが前提となっている点
前回、格下げが起きた際には債券の強気相場となったことは事実ですが、今回もそうなるとは限らないですね。
(最終的に合意する前提ではありますが)今回の債務上限問題では債券の一時的な押し目が来る可能性もありますね。
押し目で的確に買うためには、国内在住の個人が米国債券先物を購入する現実的な唯一の手段であるIG証券の口座が必須ですね。私のブログ経由で口座開設をすると、後日タイアップ企画の恩恵を受けられる可能性は示唆しておきます。
また、冒頭にも書いたように、私自身はIG証券で米国短期債先物の購入を開始しています。これは政策金利動向が購入根拠ですね。詳しくは以下記事にて解説しているので、まだ読んでいない方は読んでもらえればと思います。
なお、債券を買うのであればレバレッジと為替ヘッジはほぼ必須でしょう。米国短期金利とドル円は連動していますからね。
分かりやすく言うと、米国の金利が下がる(債券価格が上がる)とドル円は連動して円高になりやすいです。
米国債を買ってもその分だけ円高になったら意味がないですよね。その点、IG証券で米国債券先物を買えば「レバレッジ」「為替ヘッジ」が自動で付いているので米国債の値上がりをそのまま享受できます。
VIX
緑:S&P500先物
紫:VIX
当たり前の話ですが、VIXは急騰しました。一時は48まで急騰していますね。
VIXは恐怖指数として日々見ている方も多いでしょう。ただ、実はVIXにも投資が出来ることを知らない人は多いのではないでしょうか。
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仮想通貨(暗号資産)
これは有料記事の相場予測note現在のポジション・未来予測・売買予定日☆だけに書いていた内容なのですが…債務上限問題で暗号資産が買われるシナリオを私は想定しています。
ウクライナ危機でのSWIFTからの締め出しをきっかけとしてインドや中国を中心に既に脱ドルの動きは加速しています。
対露制裁により、ドルの基軸通貨としてのポジションがかなり下がってきているというのが私の考えです。この点もゴールドを後押ししていますね。
このような中で、仮に米国債の格下げがあれば一層の信用低下は避けられないですよね。
その場合、貴金属や仮想通貨の価値が相対的に上昇することはありそうと考えています。(もちろんリスク回避で売られる可能性もあります)
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ここまでのまとめ
さて、長くなってきたので一旦この辺でまとめておきます。
- 債務上限問題はいわゆる政治プロレス的な要素が強い。
- 既に債務上限に達しているものの「特別措置」で問題を先送りにしている状態。
- 債務上限問題が深刻になると、金融市場に不安が広がり、株価に影響が出る。
- 現在はねじれ国会なので、債務上限問題が深刻になる可能性がある。
- 2011年に米国債が格下げとなった際の事例を踏まえつつ、最終的に債務上限が引き上げられる前提で各資産の値動きを予測すると以下のようになる。
- 株式→暴落しやすいか。GMOクリック証券でショートで対応。
- ゴールド→暴騰しやすいか。GMOクリック証券でロングで対応。
- 債券→前回は買われたが、今回どうなるかは難しい面がある。分割投資的に買い続けても良いし、押し目を狙っても良いか。IG証券が米国債券先物を買う唯一の手段か。
- VIX→暴騰しやすいか。GMOクリック証券でロングで対応。
- 仮想通貨→米国債以外の資産として買われる可能性があるか。GMOコイン1択。※リスク回避的に売られる可能性もあります。
相場予測note現在のポジション・未来予測・売買予定日☆では今回の記事のように、分かりやすくファンダメンタルズの解説を行ったり、私自身のポジションをリアルタイムで公開したり、売買予定日を先出しで公開しています。
- ここが株式ショートのタイミング!!
- ここがゴールドの買い時!
といったようなタイミングは相場予測noteの中でお伝えするようにしています。
今回の記事を読んで、解説の豪華さや分かりやすさ、そして買うべき資産や売るべき資産についての解説に納得が行った方は、ぜひ目を通してみてくださいね。
さて、投資初心者の方であれば、ここまでに述べてきた内容で十分でしょう。この後では債務上限問題について、背景などをより詳しく説明していきますね。
債務上限問題のXデーはいつなのか
「Xデー」とは政府が支払いできなくなる時期のことですね。
先に述べた「特別措置」により6月上旬までは延命できるとの見方が強いですが、4/15の税収により左右される面もあるでしょう。
アナリストたちによると、4月の税収が思ったよりも少ないため、アメリカ連邦政府の資金繰り策が尽きる「Xデー」が早まるとの見方が広まってきています。この場合、そろそろ債務上限問題のリスクが意識され始めると言えるでしょう。
一方、6/15まで延命できれば、6/15の税収により問題はさらに先送りにされ、債務上限問題が本格的にリスクとして認識されるのは夏頃になるでしょうか。
現在の株価水準を見てみると、市場は債務上限問題に対して正直に油断していると思います。
Xデーが来たらどうなるのか
今回の債務上限問題は、市場の油断が招くかもしれない大きなリスクでもあります。アメリカ連邦政府が支払い不履行に陥ると、金融システムにリーマン・ブラザーズ破綻以来の大きな衝撃を与える可能性がありますね。
米国債は世界中の借り入れコストの指標であり、担保にも使われているため、万が一デフォルトになったら世界経済・世界の金融市場に与える影響は計り知れないものになりますね。
デフォルトを避けるために債券の利払いを優先すると、その他の支払い(公務員の給料など)を停止することになり、経済に大きな打撃を与える恐れがありますね。直ぐにリセッション入りするでしょう。ただ、この場合は経済悪化による政策金利の利下げを織り込んで、債券価格が上がる可能性もありますね。
詳しくは後述しますが、ねじれ国会である現在の政治環境を考慮すると、一時的に債務返済が滞る事態も起こり得ますね。
政治家は妥協点を見つけて、債務上限引き上げを実現するとは思います。債務上限を引き上げられずに万が一デフォルトとなれば、野党側に多大なる責任が乗っかってきますからね。
与党(民主党)と野党(共和党)の争い
アメリカ連邦政府の債務上限問題に関し、与野党の対立は深刻なのが現状です。そして先に述べたように現在はねじれ国会です。※厳密にいうと「連邦議会」ですが、まあ日本人には「ねじれ国会」という表現が分かりやすいかなと。以下同様。
下院で過半数を占める野党共和党は、債務上限引き上げを受け入れる見返りに、バイデン政権にメディケア(高齢者向け公的医療保険)の削減などの歳出削減を求めています。いわゆる「小さな政府」が共和党の基本理念です。
実際に4/24のニュースにおいて「債務上限を1兆5000億ドル引き上げる代わりに、来年の支出を1300億ドル削減」という法案を下院議長が通そうとしていることが報道されていますね。思いっきり政治の材料にしています。
これに対し、民主党は歳出削減には慎重であり、債務上限を歳出削減の交渉材料とすることを否定しています。分かりやすく言うと「債務上限問題を政治の材料にするな!」という意味ですね。民主党は手厚い社会保障を掲げていて、いわゆる「大きな政府」が民主党の基本理念ですね。
まあ冒頭にも述べたように政治プロレス的な側面は強いでしょう。
2024年には大統領選挙もあるので、大きな財政支出(バラマキ)を行ってアピールしたい民主党と、減税などでアピールしたい共和党はプロレスを繰り広げることでしょう。
共和党内が一枚岩ではないという問題点
更に問題をややこしくしているのが、共和党内が一枚岩ではないことです。
野党共和党は一枚岩ではなく、強硬派が存在します。下院は僅差で共和党が多数派になったため、一部の強硬派が結構な力を持っています。
共和党の下院議長の選出は、党内の保守強硬派によって難航し、決着までに15回も投票を行ってるレベルですね。。。というわけで、強硬派の意見を聞かざるを得ない状況です。
そして、強硬派の一部はデフォルトしても良いというマジで強硬派な考えを抱いています()
デフォルトの危機が高まってきて金融市場が大きな混乱に陥ったり、デフォルトの危機は共和党の責任だという世論が高まったりしてくると、共和党としては妥協案で債務上限の引き上げを通そうとするでしょう。
でもその時に共和党内の強硬派(デフォルトしても良いと思ってる勢)が賛成してくれるかは…怪しい🐰💔
こうなってくると、野党共和党の一部が与党民主党と結託して過半数となり、(大きな政府VS小さな政府論争を抜きにして)債務上限引き上げ法案を可決する可能性もありますね。
基本的にはデフォルトにならずに何らかの合意に達し、債務上限が引き上げられるとは思います。ただ、こうやって述べてきたように、問題は割りとややこしい。。。
与党と野党の交渉、そして野党内での交渉、さらに与党と穏健派野党の交渉…とステップを踏んでいるうちに時間切れとなって、「本意ではないけど時間切れによるデフォルト」はあり得るかもしれません。
デフォルトはあり得るのか
デフォルトになるとアメリカ経済・世界経済に計り知れない混乱を及ぼすので、デフォルトはあり得ないという考えが一般に横行していますね。ただ、こういった「常識」が覆されるからこそ「ブラック・スワン」なんですよね。
Twitter上で「米国債のデフォルトは前例がない」「歴史的にも米国債のデフォルトはあり得ない」というのをちらほら見かけましたが…それは事実誤認ですね。
例えばアメリカ独立戦争後の1790年に、アメリカ合衆国は独立戦争での膨大な戦費の返済が困難となり、デフォルトに陥りました。米国債のデフォルトは前例がないといった言説は事実誤認と言わざるを得ないですね。
1790年でも歴史的事実ではありますが…まあ良いでしょう。
第二次世界大戦後からしばらく経った1979年においてもデフォルトを起こしています。1979年と言えば、私の親世代はとっくに産まれていますから…そんな昔のことではないですよね。読者の方々の中にも、既に産まれている方は多いことでしょう。
但しこれは支払い能力がなくなったことによる完全なデフォルトではなく、一時的に支払いが滞ったテクニカルデフォルトですね。まあ、今回起きる可能性があるデフォルトもテクニカルデフォルトですので、「米国債のデフォルトは前例がない」「歴史的にも米国債のデフォルトはあり得ない」といった先の言説は事実誤認と言わざるを得ないですが。。。
先述したように、米国債がデフォルトすると野党である共和党も責任を問われるため、最終的に両者が歩み寄る可能性は高いでしょう。ただ、「本意ではないけど時間切れによるデフォルト」はあり得ますね。これがブラック・スワンとなる可能性を考慮する必要はあります。
デフォルトするとどうなるのか
支払い不履行に陥ると、金融システムにリーマン・ブラザーズ破綻以来の大きな衝撃を与える可能性がありますね。
米国債は世界で最も安全で流動性の高い資産とされています。※私は貨幣同様に債券も信用しておらず、ゴールド推しですが。
それだけの信用がある米国債のデフォルトが起きれば、SVB問題が記憶に新しい中、リーマン・ショック級の暴落が来てもおかしくないですね。
株式のショートをいつでもできるようにするために、GMOクリック証券の準備をしておく必要がありますね。ちなみにこれ2022年の頭から言っています。私のブログ記事に従って天井でレバナスを利確してナスダック100のショートをしていれば…ね?
デフォルトリスクが市場へ与える影響
最終的には債務上限引き上げの合意に至り、デフォルトに至らなかったとしても、デフォルトリスクを織り込んで金融市場は荒れるでしょう。
債務上限問題がリスクとして市場に認知され始める時は近いというのが私の予想です。市場がデフォルトリスクや米国債の格下げリスクを意識し始めるでしょう。
その際に各資産がどのような値動きをすると思われるかの予想は先に述べた通りですね。
最終的に合意に至って債務上限が引き上げられるとしても、そこに至るまでのチキンレース的な政治プロレスは長引くというのが私の予想です。
また、「本意ではないけど時間切れによるデフォルト」はあり得ると考えています。これがブラック・スワンとなる可能性を考慮する必要があるでしょう。
まとめ
前半のまとめ
- 債務上限問題はいわゆる政治プロレス的な要素が強い。
- 既に債務上限に達しているものの「特別措置」で問題を先送りにしている状態。
- 債務上限問題が深刻になると、金融市場に不安が広がり、株価に影響が出る。
- 現在はねじれ国会なので、債務上限問題が深刻になる可能性がある。
- 債務上限問題のXデーは6月上旬になる可能性もある。延命出来た場合は夏頃からリスクが意識されるか。
- 過去に米国債がデフォルトに至った歴史的事実は存在する。
- 合意に至るにせよ、金融市場が荒れて野党にも責任があるという世論が形成され始めてからか。
後半のまとめ
ここから話をややこしくするのが、現在のねじれ国会状況と、共和党内でも強硬派が存在する点ですね。
- 与党民主党と、野党共和党でねじれ国会状態な上に、共和党内でも強硬派が存在して一枚岩ではない。
- 強硬派の一部はデフォルトを辞さないというマジで強硬派な思想を持っている。
- 基本的には債務上限の引き上げで合意するとは思われる。
- 但し①与野党での対立②野党内で穏健派と強硬派との交渉③与党と穏健派野党の交渉、とステップを踏んでいるうちに時間切れとなる可能性があるか。
- 「本意ではないけど時間切れによるデフォルト」がブラック・スワンとなる可能性がある。
- 今回、万が一デフォルトになると、リーマン・ショック級の暴落が来る可能性がある。
- デフォルトに至らないにせよ、デフォルトリスクや米国債格下げリスクが意識され始めるのは近いか。
買うべき資産・売るべき資産
結論として何を買って何を売るのが良いかが皆さんにとって最重要ですよね。私の予想は以下の通りです。
- 株式→暴落しやすいか。GMOクリック証券でショートで対応。
- ゴールド→暴騰しやすいか。GMOクリック証券でロングで対応。
- 債券→前回は買われたが、今回どうなるかは難しい面がある。分割投資的に買い続けても良いし、押し目を狙っても良いか。IG証券が米国債券先物を買う唯一の手段か。
- VIX→暴騰しやすいか。GMOクリック証券でロングで対応。
- 仮想通貨→米国債以外の資産として買われる可能性があるか。GMOコイン1択。※リスク回避的に売られる可能性もあるか。
- 皆さんが私のブログ経由で口座開設をしてくれると、私のブログ更新モチベーションが高まる可能性が極めて高い。
- 私のブログ経由で口座開設をすると、皆さんはタイアップ特典を受けられるだけでなく、役立つ記事を無料で読める機会が増えてWin-Winになると予想される。
後ろ2つの予測的中率はほぼ100%ですが、その他の予測が100%的中するわけではないので、その点は気をつけてくださいね。
「未来予測を当てるのは不可能だ」という主張をする人々が一部には存在しますが、そういう人々は、確率論の話をしているのに「0%か100%か」でしか物事を考えられない脳の構造をしているようです。これ以上過小評価することが難しい知能の持ち主と言えます。
私は未来予測を100%当てられるなどと言ったことは一度もありませんが、彼らにはそう聞こえてしまうようです。治療のためには、耳鼻科よりも高校入試の現代文の教材がおすすめですね。
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