東大ぱふぇっとです。
『レバレッジETFはレンジ相場で減価する』
これ自体は間違っていません。
でも、『レバレッジETFはレンジ相場以外でも減価する』ってことまでちゃんと理解できているでしょうか。
東大ぱふぇっとはデリバティブ・インデックス投資をやっていてあまりレバレッジETFを触っていなかったので、最近あまりレバレッジETFの記事を書いていませんでした。。。
というわけで今日は久し振りにレバレッジETFの本質部分について書いてみようと思います。
大前提
まずはレバレッジETFの毎日3倍複利についての記事を御覧くださいね。
レバレッジETFは株価が上がった日には買い増しを行い、株価が下がった日には売却を行います。
分かりやすく言うと、毎日のように狼狽買いと狼狽売りを自動的に行なってくれるデリバティブETFです。
レンジ相場では減価する
レバレッジETFの弱点として、レンジ相場での減価という問題があります。
上記参考記事が広まったこともあり、レンジ相場での減価のメカニズムについてはかなり知られていることでしょう。
でも、実は上昇相場でも減価は起きるのです。
上昇相場での減価とは
ここ半年くらいのQQQのチャートを適当に持ってきました。
右肩上がりの上昇相場ですね。
さて、この半年間は上昇相場と言えそうですが、180日連続で株価が上がったのでしょうか?
当然ながら異なります。毎日株価は上がったり下がったりしながら全体としてみれば上昇相場なのです。
上がった翌日に下落すれば、毎日3倍複利による減価は発生します。
※当然ながら、上がった翌日も上昇すれば劇的な上昇を見せることになります。
連続して上がる日が多ければ、その分だけレバレッジETFのパフォーマンスは良くなり、上がる日と下がる日が交互に来たらその分だけレバレッジETFのパフォーマンスは下がるということですね。
全体としてみれば上昇相場でも、レバレッジETFは毎日の値動きに一喜一憂して買い増しと売却を行うのです。
まとめ
- レバレッジETFは色々と複雑なので、買う際にはデリバティブ取引を行っているという自覚をしっかりと持ちましょう!
- 無料ブログ記事…というか【図解】複利効果を図で解説!【レバレッジ3倍ETFの3倍複利】を読むだけでも本質的な部分はかなり学べると思うので、最低でも絶対に上記記事は読んでおきましょう…!
仮想レバレッジポートフォリオnote前編はレバレッジETFの考察まとめも兼ねているため、以下の項目について追記しました。
- レバレッジETFが有利・不利な相場とは
- レンジ相場以外でも減価する!?
- レバレッジETF+現金ではダメ!
- 現物株が必須な理由
既にご購入してくださっている方は加筆部分ももちろん無料で読めますので、よろしければ御覧くださいね。
また、レバレッジETF以外のレバレッジ手法を用いれば、毎日1倍複利のレバレッジを行うことも可能ですね。
他の手法については上記参考記事を御覧くださいね。
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