仮想通貨

市場は総楽観へ!ビットコインはゴールドの地位を奪うのか?

東大グレアムです。

株式への記録的な資金流入によって株式ポジショニングは過去最高レベルまで押し上げられ、”総楽観”に近づきつつあります。

ビットコインの急激な上昇とゴールドの停滞により、ゴールドと比較したオルタナティブ資産としてのビットコインの魅力が高まっています。

現在は単なるバブルなのでしょうか。あるいは永続的なトレンドなのでしょうか。

主要株価指数

S&P 500(青線)、NASDAQ 100(オレンジ線)、RUSSELL 2000(緑線)の5日チャートです。

11月20日はS&P 500は-0.68%、NASDAQ 100は-0.66%、RUSSELL 2000は+0.07%と指数レベルではあまり変化がありませんでした。

S&P 500 Map(1週間)

S&P 500の1週間のヒートマップです。

GAFAMが全てマイナス、ヘルスケアと公共財セクターが不調でありエネルギーや工業などシクリカルなセクターが好調でした。

実質金利

実質金利はワクチンのニュースによる経済再開期待で上昇しましたが、元の値まで戻っています。

特に超長期の20年限、30年限は11月以来で最も低くなりました。

これがエクイティデュレーションの長いグロース株のバリュエーション回復にはプラスに寄与しました。

巣籠系グロース株の一部はワクチンプレイを全戻し

Zoom

Sea

Fiverr

ワクチンプレイで下落した巣籠系グロース株の一部は下落分を取り戻しました

最もワクチンのニュースで最も下落幅が大きかった株の1つであるZoom(時価総額119B$)は反発はしていますが、まだ下落前の高値を奪還していません。

一方でSea(時価総額87B$)とFiverr(時価総額5B$)も同様にワクチンのニュースで大きく下落しましたが、Seaはほぼ下落前の高値を取り戻し、Fiverrに至っては過去最高値を更新しました。

普段長期投資やガチホを謳っていながら、こうしたニュースで短期目線になって巣籠系グロース株の売り煽りや経済回復で恩恵を受けるバリュー株の買い煽りをする人も散見されましたが、彼らはあなたの損益の責任を取ってくれるわけではありませんので、最終的な判断はあなた自身が下す必要があります

株式ポジショニングはスーパーロングを示唆

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株式への記録的な資金流入によって株式ポジショニングは過去最高レベルまで押し上げられ、”総楽観”に近づきつつあります

ヘッジファンドのネットレバレッジが過去最高レベル

ヘッジファンドのネットレバレッジは過去最高レベルになりました。

S&P 500の空売り比率が過去最低

S&P 500の空売り比率はGSが記録を取り始めた2004年以来で最も低い1.6%を記録しました。

GSセンチメントインジケーターはスーパーストレッチを示唆

GSのセンチメントインジケーターは1.9とスーパーストレッチを示しています。

NAAIM Exposure Indexは過去最高レベル

NAAIM Exposure Indexは過去最高レベルの106.41を記録しました。

株式ポジショニングが過去最高レベルを記録し、空売り比率が過去最低となった今、ショートカバーによる上昇(ショートスクイーズ)はほとんど期待できなくなりました

ネットレバレッジ比率が過去最高レベルとなっているため、何かがきっかけとなって”総楽観”が砕かれた場合、下落するスピードは速いと考えられます

ビットコインとゴールド

ビットコインが急上昇し過去最高値に接近

市場に対する極端な楽観の中で、最も上昇したのは株式ではなくビットコインです

ビットコインは10月以降に急上昇し、2017年12月の過去最高値に近づきつつあります。

新興国株式も2018年の高値に接近

新興国株式市場のパフォーマンスを示す代表的なETFであるiShares MSCI Emerging Markets ETF(EEM)のチャートです。

ビットコインが2017年12月の過去最高値を付けた1ヶ月後である2018年1月にEEMは極大値を付けました

市場の流動性が信頼度の高い順に割り振られることを考えれば、新興国株式よりも投機的な資産であったビットコインが先にピークアウトしたことは道理にかなっています。

ビットコイン/ゴールドレシオが急上昇

ビットコイン/ゴールドレシオの年初来チャートです。

ゴールドが8月初旬のコールオプションの崩壊と9月以降の実質金利の上昇によって横這い~下落傾向で推移しているため、ゴールドと比較したビットコインの比率は急激に上昇しています。

これは、ビットコインの急激な上昇とゴールドの停滞により、ゴールドと比較したオルタナティブ資産としてのビットコインの魅力が高まっていることを示唆しています

人々は資産価格の上昇自体に価値を感じ、魅了されるということでしょう。

ゴールドからの資金流出が過去最大

こうしたゴールドの地位の低下もあり、ゴールドからの資金流出は過去最大となりました。

ビットコインとゴールドの地位は覆るのか

こうしたビットコインとゴールドの動向は、今までの地位を覆す永続的なトレンドとなるのでしょうか?

今までビットコインは過剰流動性の末端の投機的な資産である一方で、ゴールドは数千年の長い歴史を持ち、価値を担保する存在として君臨してきました

現在のゴールドからビットコインへの流れが永続的なものであるのかそうでないのかは私には分かりません。

ゴールドも人々がそれに価値があると信じているから価値があるのであって、ビットコインも同様だと思います。

一方で現在のビットコインの上昇は、市場の極度の楽観の中で特に影響を受けやすい投機的な資産が上昇しているだけだと考えることもできるため、永続的なトレンドか否かは判断が難しいところです。

EV関連の株式がファンダメンタルズとかけ離れて上昇していることは、資産バブルの一端を示唆していると考えることもできます。

ビットコインとEVに共通しているのは、それがMillennialsやGeneration Zを魅了する”ストーリー”を有していることでしょう。

資産バブルはその中にいるときにはトレンドのように感じられ、崩壊するまでバブルとは認識されないというのが、何とも皮肉なことではあります。

まとめ

・ワクチンプレイで下落した巣籠系グロース株の一部は下落分を取り戻した。

・株式への記録的な資金流入によって株式ポジショニングは過去最高レベルまで押し上げられ、”総楽観”に近づきつつある。

・空売り比率が過去最低となった今、ショートスクイーズはほとんど期待できなくなった。

・ネットレバレッジ比率が過去最高レベルとなっているため、何かがきっかけとなって”総楽観”が砕かれた場合、下落するスピードは速いと考えられる。

・ビットコインの急激な上昇とゴールドの停滞により、ゴールドと比較したオルタナティブ資産としてのビットコインの魅力が高まっている。

・資産バブルはその中にいるときにはトレンドのように感じられ、崩壊するまでバブルとは認識されない。

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東大バフェットの大学時代の親友。主に経済的側面からの短期・中期動向や投資スタイルを解説する。類まれなる頭脳と研究能力で東大バフェットを支える最強のブレーン。
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