東大グレアムです。
最近記事を投稿していませんでした。
皆さんお元気でしたか?
株式市場は金融緩和の影響で好調ですが・・・
記事を投稿できていなかった理由は、仮想レバレッジポートフォリオnote後編の編集に時間が想定以上にかかったのが主な原因ですね。
内容自体は結構前に書いてあったのですが、校閲と修正が・・・
東大バフェットにも内容のチェックとか追記とか転記とか、めっちゃ色々やってもらいました。ありがとうございました!
昨日発売しましたが、既にいくつか感想をいただきました。好評のようで何よりです!
やっと読み終わった…!
レバレッジをかける投資方法をここまでロジカルに語られると、適当にレバレッジ運用していた昔の自分が恥ずかしい…(4章)仮想レバレッジポートフォリオ☆市場リターンを超越する☆【後編】|東大バフェット @utbuffett #note https://t.co/lc2rMo86o4
— どうもくん(4ゆっくり)@庶民投資家 (@doumokun_4Y) June 5, 2020
1作目に続いて前編も大変良かったので後編も購入。
とても勉強になる。。。仮想レバレッジポートフォリオ☆市場リターンを超越する☆【後編】|東大バフェット @utbuffett #note https://t.co/FhrHNazFvI
— パパ魂@一級建築士|投資・ブログ初心者 (@Daddy_soul11) June 5, 2020
東大バフェットさんのnoteを読了。
レバレッジ投資の具体的な戦略を紹介した貴重な商材です。
なおここで紹介されている投資対象は、ある国内証券会社から購入可能です。
理解するには背景知識が必要なため、初心者の方は1冊目と前編も合わせて読むことをお勧めします。 https://t.co/Hu5KJndjwv
— カガミ リュウ (鑑 流) @投資家+子育て中 (@kagami_ryu_) June 5, 2020

ところで、6月2日にZoom(ticker:ZM)が第一4半期の決算発表をしました。
Zoom revenue grew 169% during the quarter, and the company doubled its revenue guidance for the year
決算内容は良好でしたが、5月28日のSaaS4社(Salesforce/Okta/zscaler/Veeva)の決算内容が良かったこともあり、決算発表前から投資家の期待感が高まっていて決算前のほうが株価は上昇しています。
Zoom(ticker:ZM)の株価 本家ズームちゃん!

NASDAQ100指数と比較してもめちゃ上がってますね!
ズームちゃんすごい!
ところで、何故か上がった日本株があるようです。
それはZoom Corporation(ticker:6694)です。
本家ズームちゃんはビデオチャットアプリの会社ですが、こちらは音響機器の会社です。
Zoom Corporation(6694)の株価

え、これ絶対間違えて買ってるよね。
それまで出来高がほとんどなかった企業の株なのに・・・
ここ数日では、なんと本家ズームちゃんよりもはるかに上がっています。
6月以降の数日間だけで株価がほぼ倍になってる・・・
みんな間違えすぎ!!
せめて米国株か日本株かくらい調べて買って!!!
ちなみに、ズームちゃんが人違いに遭うのはこれが初めてではありません。
Zoom Technologies Trading Suspended After Ticker Confusion
Zoom Technologies(ticker:ZOOM)も以前にズームちゃんと間違われて株価が10倍になる事件が発生しました。
Zoom Technologies(ticker:ZOOM)の株価

こちらのZoom Technologiesは、tickerが紛らわしいということで、3月に米証券取引委員会から取引停止を受けています。
Zoom Technologies (ticker ZOOM) is NOT the similarly-named popular video communications company. Today the SEC suspended trading in the securities of Zoom Technologies. https://t.co/40zAjWHmY2
— SEC New York (@NewYork_SEC) March 26, 2020
紛らわしいtickerを変更させられ、今のtickerはZTNOとなっています。
現在の株価0.5ドルは草不可避。
しかし、こちらも今回のズームちゃん決算で1.5倍の0.75ドルまで買われていました()
みんな何回も間違えすぎでしょ!!!
ズームちゃんの苦悩はまだまだ続きます。
6月4日にIPOしたZoominfo(ticker:ZI)は売上データを扱うクラウドプラットフォームを提供する会社です。
Zoominfo(ticker:ZI)の株価

IPO価格の41ドルから、若干下がっていますね。
またしても間違えて買ってしまった人がいたのかも?!!
ズームちゃんはあまりにも間違われすぎて、アメリカでもネタになっているようですね。
Zoom stock could be set for more confusion with ZoomInfo debut
まともに企業内容とか決算とか調べていたら、tickerなんてそうそう間違えないような気がするんですが、イナゴ投資家がズームちゃんすごい!ってなにも調べずに買ってるんでしょうね。
まとめ
・ズームちゃんとtickerがよく似た会社がいくつもある
・ズームちゃんは過去に何度も人違いに遭っている
・新しくIPOしたZoominfoのせいで余計にややこしくなった
みなさんも株を買うときはきちんとtickerを調べてから買いましょうね!

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いつも勉強になります。
日本株は思惑で動く銘柄が多く、この銘柄に関してもその一つくらいにしか気に留めていませんでした。
Salesforce(CRM)に関しては決算の数字はしっかりしたものを出してきましたが、通期予想を引き下げたため決算はまちまちと評価するべきでしょう。
https://seekingalpha.com/news/3578424-salesforceminus-3-trims-full-year-guidance
Zscaler(ZS)はビジネスがすごくニッチなので、決算の数字は毎回とても良いのに今まで全然浮上してこなくてやきもきしてました。
https://seekingalpha.com/news/3578401-zscaler-eps-beats-0_05-beats-on-revenue
Zscalerはエンタープライズのクラウドの利用形態のニーズにとてもマッチしています。ガチガチのエンプラの方々がクラウド環境を生で使うとは到底思えないので。。。
OKTA, VEEVAについてはよく分かりません。。
記事とは関係ないですけど、最近は免疫学の勉強をしていました。
某コロのニュースをもう少し深読みしたいと思い、
「分子細胞免疫学 原書第9版」
https://www.elsevierjapan.com/%E6%9B%B8%E7%B1%8D%E8%A9%B3%E7%B4%B0/tabid/59/pdid/9784860349172/catid/32/Default.aspx
を自然免疫とサイトカインの章、サイトカインによる疾患、抗原・抗体の部分を通読して医学論文を漁ってました。
読書結果をまとめるとこんな感じです。
—
エンベロープ(ウィルスのRNA情報を覆う膜)は既知のウィルスのものと同種のもののため、ウィルス感染の閾値を超えない範囲のウィルス接触では自然免疫で退治できていたのであろう。重症化すると腫瘍壊死因子(TNF)によって敗血症が引き起こされて細かい血栓が起きる川崎病みたいになるのも理解できるであろう。
抗体に関わる免疫グロブリンに関しては近いウィルスの交差免疫が働いている可能性もあるためlgMが検出されたからと言って新型感染症への感染とは断定できないだろう。近いウィルスの感染症の感染とは言えるだろう。
サイトカインストームに関しては全身性の炎症作用を引き起こすサイトカインのインターロイキン(以下ILと略記)の多用分泌はIL-1やIL-6の阻害薬(認可薬のリウマチ薬を転用可)で働きを抑制できる。対処療法的にはこれで致死性の高い病ではないであろう。
IL-6の阻害薬を併用する治療方法はNHKのサイエンスZEROでの特集で紹介されていました。NHKオンデマンドの見逃し配信でまだ視聴できると思います。
https://www4.nhk.or.jp/zero/x/2020-05-31/31/14981/2136751/
—
相場的にはこの感染症は新たな衝撃的な事実が出ない限りそろそろネタ切れかなと思います。
ありがとうございます、勉強になります。
おっしゃる通り、Salesforceは年間 $1B もの売上見通し削減なので、意外とコロナの影響を受けたなあという印象はありました。
OktaとZscalarはコロナのリモートワーク加速で恩恵を受けるゼロトラストセキュリティで、環境の恩恵もあり伸びている印象を受けましたが、
Zoomと同様、期待値が高すぎたのか決算のだいぶ前から株価は上昇しまくっていて、決算後は下がってしまっています。
Veevaは買収分を除いた本体の事業は堅調でした。
小型グロース企業はものすごく早く目をつけないと割高な株価をつかまされることになりそうで、難しさを感じました。
中長期で見て成長し続けてくれれば、その内株価に企業価値が追いつくのかもしれませんし、そんなに短期で見ても意味はないとは思いますが。
医学については私は全くの専門外です。
専門書まで調べるとは素晴らしい向学心ですね。
コロナは現在のところ致死性が比較的低い部類に入るようですが、変異して再流行というのが私が恐れているシナリオですね。
なるほど。勉強になります。
> 小型グロース企業はものすごく早く目をつけないと割高な株価をつかまされることになりそうで、難しさを感じました。
中長期で見て成長し続けてくれれば、その内株価に企業価値が追いつくのかもしれませんし、そんなに短期で見ても意味はないとは思いますが。
この辺りはベンチャーキャピタルの投資のあり方が変化していることもあるのかもしれません。
ベンチャー投資はPre Seed Funding→Seed Funding(最初の公募ラウンド)→Series A→Series B(→Series C→Series D) と続きます。
https://www.investopedia.com/articles/personal-finance/102015/series-b-c-funding-what-it-all-means-and-how-it-works.asp
(SeedラウンドかSeries Aあたりはなんとか数人食える規模感だったかな?ちょっと詳しくは忘れました)
大抵はIPOまでにSeries B(, C?)までは済んでいることが多いのですが、最近ではSeries Cまで行くベンチャー企業も多いです。
例えば、GitLabはSeries C, Dで資金調達を行いました。
https://www.crunchbase.com/funding_round/gitlab-com-series-c–d651d8ad
https://www.crunchbase.com/funding_round/gitlab-com-series-d–d45f9d10#section-overview
ここまで資金調達ができるとなると、もはやIPOした銘柄を購入する意味とは?と考えさせられてしまいますね。。
(チャンスがあるならエンジェル投資を検討した方がリターンは大きいのかもしれません…。)
いつもコメントありがとうございます。
勉強になります。
IPO前にそれほどの資金調達ができるのですね。
だから上場ゴールをする企業があるのでしょうか。
プライベートエクイティ投資の過熱は、低金利によるイールドハンティングの弊害もあるでしょうね。
IPO株はそのタイミングでIPOする何かしらの思惑を意識せざるを得ず、何度か決算を確認してから投資するとなると過大な成長性を織り込んだ株価をつかむのは避けられないような気がします。
やはり私にはインデックスや安定的に収益を上げ続けている大企業への投資が一番性に合っていると再認識しました。