高配当メリットデメリット

【重要】配当指数先物を知っていますか?ー配当金の今後の見通しー

東大グレアムです。

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S&P(Standard and Poor’s) Global IncがS&P500インデックスの配当金の見通しについて書いている記事がありましたので、紹介したいと思います。

出典元は以下です。

S&P 500 Dividend Futures: Divining Time To Recovery

S&P Global Incとは、お馴染みのS&P500指数を管理している会社で、企業評価や指数の算出、投資情報の提供などを行っています。公式見解ですね。

インカムゲインについての主張

高配当株投資について、米国株ブログ・ツイッター界隈では様々な主張があります。

高配当株投資の優位性について、よく言われるのが以下のようなものですね。

・株価は上昇するか下落するか分からないのでキャピタルゲインの上昇を目的とした投資戦略は不確定要素が大きい

・一方で配当は安定性があるので、インカムゲインを重視した投資戦略は堅実な投資である。

例:株価はいつ暴落するか分からないが、配当金があれば一定のキャッシュフローを確保できるので、キャッシュフローベースで見れば問題がない

このサイトの高配当株考察記事に対するコメントで、FPや会計士の人までもこうしたことを言っている人がいますが、今回の記事を読めばそれが正しいのかが分かります。

S&P500 Dividend Futuresとは

S&P500 Dividend Futures(配当指数先物)とは、S&P500インデックスを保有したときに期間内(1年:SDAと4半期:SDIの2銘柄があります)に受け取れる配当金を指数化したものです。

配当指数先物取引は元々、現物株を保有するヘッジファンド等が配当リスクをヘッジするニーズから、店頭市場でのスワップ取引として生まれた。

配当指数先物の売りポジションを持つことによって、現物株部分と合わせたポートフォリオ全体の配当エクスポージャーをゼロにすることが出来る。

反対に配当指数先物を買い建てることで、現物株を購入することなく、配当エクスポージャーだけのリスクを引き受けることも可能だ。また、市場が予想する将来の配当の指標としても利用できる。

新たな投資対象に育つか 配当指数先物より引用

S&P500 Dividend Futuresを活用すれば、S&P500インデックスの配当金に直接投資できますね。

高配当株投資を推奨しているブロガーがこの指数に言及しているのを見たことがないのですが、普通に知らない可能性とかありそうですね。

S&P500 Dividend Futuresのデータは、以下のCMEのサイトから入手できます。

S&P 500 Dividend Index Futures

S&P500指数とS&P500配当先物の比較

株価は通常、ファンダメンタルズよりも速く変動し、配当先物は通常、株価指数先物よりも安定しています。 2020年の2020 S&P 500配当のピークから底までの減少は37%でしたが、S&P 500は34%にすぎませんでした。 S&P 500は去年の10月に始まったのと同じレベルで昨日取引を終えました。 2020年の配当の将来は、依然として15%低くなっています。

2020年の配当期待の崩壊は、今年既にいくらかの配当が支払われていることを考えると、さらに極端です。第1四半期には、S&P 500の総配当は依然として配当記録を破っていました。 次の契約を見ると、2021先物契約の価格は現在44(今年の先物からさらに12%下回っています)であり、中期的に予想される配当実行率に関してより良いガイドとなるでしょう。

コロナショックでは、株価よりも配当金のほうが暴落しています。

“配当先物は通常、株価指数先物よりも安定しています”というのはあくまで暴落などがない平時の話ですね。

配当は企業業績が好調で株価が大きく上昇するときでも、株価ほどには大きく上昇しないので、良くも悪くも”安定”しているといえるでしょう。

そして暴落時には株価よりも大きく下落する・・・

キャピタルゲインは不確実だが、インカムゲインは安定しており堅実な投資だという言説は全くの嘘であることが分かりますね。

S&P500配当支払い実績と予測

数年にわたる配当先物の存在により、これまでに支払われ、今後数年間に予想される総配当と比較することができます。 指数レベルをすべての指数構成要素の総資本に変換するのと同じ数学を使用して、先物価格によって表される情報を具体的な状況に置くために、支払われた配当の合計ドル額で配当先物の価格を表すことができます※。表は、株主への過去の支払いと比較した、年間先物価格から総配当総額への変換を示しています。

もちろん、先物価格は完全な予測ではありません。 配当先物市場は過度に悲観的かもしれません–彼らは歴史的に支払いを過小評価する傾向がありました。 しかし、価格が配当よりも早く回復するはずであると仮定する理由はたくさんあります。 米国財務省証券の利回りの低下は、評価がファンダメンタルズよりも速く増加する正当な理由を提供します(割引率が下がるため)。一方で、経済の不確実な時期には、配当自体が一部の株主やCEOにあまり人気がなくなる場合があります。 時間が経てば分かるでしょうが、先物価格を不完全なガイドとして考えると、S&P 500の配当金支払いは短期的にはかなり遅くなり、回復するまでにさらに数年かかる可能性があると結論付けるのは当然のようです。

※先物には金利コストが反映されているので、その前提を合わせるという意味

私が書きたいことが全部書いてあったので翻訳して引用するだけで終わってしまいました・・・

高配当株投資家の苦難は今後数年続く可能性が高いといえるでしょう。

まとめ

・配当指数先物によって、将来の配当金の見込みが分かる。

・暴落時に配当金は株価よりも大きく下落し、回復の見込みも遅い。

キャピタルゲインを目的とした投資は不確実性が大きく、インカムゲインを目的とした投資は安定性のある堅実な投資であるという言説は全くの嘘である。

情報が氾濫する現代において、データに基づいて判断するという癖をつけることは大事だと思われます。

IBM Business analytics blog How to be data-driven and act on your analytics visionより引用

↓2ちゃんねる開設者のひろゆき氏の名言です。

投資に限らず、それっぽいことを言っている人を見かけたら、鵜呑みにする前にこういった姿勢を思い出して対応しましょう。

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東大グレアム
東大バフェットの大学時代の親友。主に経済的側面からの短期・中期動向や投資スタイルを解説する。類まれなる頭脳と研究能力で東大バフェットを支える最強のブレーン。
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POSTED COMMENT

  1. アバター LOVEJOY より:

    はじめましてLOVEJOYです。
    東大バフェットさんと同じスタイルで長年、長期米国株投資を
    やっており、いつも楽しく大変勉強させていただいております。

    私も同じく投資総額の最大化と安定化にしかウエイトを置いて
    いないため配当金に興味が向かず、よって下記の質問があります。

    東大バフェットさんほど頭が明晰でないため、下記の記事の方の
    考え方をどうか説明して欲しいですのです。

    下記のサイトの5/24の記事です。
    https://www.bakademodekiru.com

    BTIはADRとして有名、高額の配当率は確かですが、2017年5月を
    境に今日まで-100%以上も株価が下落し続けています。

    株価が下がれば配当率は確かに上がりますが、これほど下がってまで
    ご本人はなおそれを喜んでいる原因は一体何なのでしょうか?

    ここ10年間のチャートでは確かに2017年までジリジリと安定的に
    株価は上昇していたし配当率は高かったので、それなりの旨味は
    確かにあったようですが。既にここ3年で失ったものも大きいかと。

    単に私の頭が悪いためにこの方の考え方を理解出来ないだけなので
    しょうか? 

    BTIは確かに売上は伸びてますしやCFも悪そうには見えませんが、
    利益率が悪く、かつ投資CFも働いていないので展望がありません。
    よってこれから株価の上昇も望めないように感じますが。

    となると何のために配当金貰って嬉しいのかが分かりません。
    これらの懐疑と疑問に対し、ご説明いただけないでしょうか。

    • 東大グレアム 東大グレアム より:

      常々和製バフェット将軍が指摘されているように、すべての投資家が資産の最大化を目的に投資をしているわけではありません。
      私たちに聞くよりも本人に問い合わせたほうが良いのではないでしょうか?

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