質問
2023年10月21日 回答
芸術家や音楽家が日本ではなく欧米で活動する上で、日本人差別やアジア人差別をされる事はあるのでしょうか。
回答
そんなのあるに決まっているではありませんか。クラシックの世界では「東洋人には本当のクラシック音楽はできない」と思っている方はまだまだいます。世界的なヴァイオリニストであるピンカス・ズーカーマンさんが「韓国人のDNAには芸術性がない」とか「日本人は(ヴァイオリンで)唄うことを知らない」と発言しちゃって、陳謝する羽目になったのは、ほんの2年前のことです。東洋人演奏家は「技術はものすごいけど、芸術性に乏しい」というよくある考え方が彼の発言の底流にあるんだと僕は思います。これはなかなか拭うことができない根強い意識です。
でも、これは東洋人に限ったことではないです。クラシックの演奏家で黒人は数えるほどしかいません。ジャズでもやっていれば良いんじゃない、という感覚が根強くあります。僕はバレエが好きなんですが、東洋人はクラシック業界と同じように「技術はあるけど芸術性がね」という目で見られることが多いとロンドンのバレエ団で活躍している友人から聞いています。そして黒人女性のバレリーナなんて、本当に数えるほどしかいません。一番寛大なニューヨークシティバレエ団でミスティ・コープランドさんがプリンシパルになって快挙と言われてから、まだ10年経ちません。「白鳥の湖」のオデットや「くるみ割り人形」のクララは白人女性じゃないと似合わないと思っている芸術監督や観客はいくらでもいます。まだまだそんなものなんです。
でも、そうした偏見に抗いながら、世界の舞台で活躍しようとする人たちが、一歩一歩、こうしたステレオタイプな考え方を覆してきたんです。そしてベルリンフィルの第一コンマスを日本人が平気でやる時代になったんです。
クラシックの世界では厚い壁になっているのがウィーンフィルで、同オケは長らく白人男性しか受け入れて来ませんでした。ハプスブルク朝の旧領土以外の団員がいないという信じられないような時代だってあったんです。1990年代になってようやく白人女性を受け入れるようになりましたが、いまだに東洋人の姓を持った演奏家が同オケには在籍したことがありません。これだけ日本人の演奏家、特に弦楽器奏者が世界のオケにはびこる時代になっているにもかかわらず、です。チューバ奏者の杉山康人さんが惜しいところまでいったんですが、試用期間後に解雇されてしまいました。杉山さんはその後すぐにクリーブランド管の首席奏者になっているので、実力不足だったとは思えません。
でも現在、ウィーンフィルにもオーストリア生まれとはいえ、日本人のハーフの演奏家がいます。いつか東洋人が入団できる日が来るのかもしれません。それは決して容易なことではありませんが。
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