
質問
「若い頃の苦労は買ってでもせよ」という言葉をどう思いますか?
真理だと思いますか?
回答
「若い頃の苦労は買ってでもせよ」という言葉を、上司なんかの理不尽な言い分に耐えろとか、辛い下積みを我慢しろだとか、世の中の矛盾を甘んじて受けろ、という意味に解釈されている若い方が多いですし、酒でも飲みながらそういう意味で偉そうに説教してくるオヤジもいます。これにはまったく意味がありません。
しかし僕はこの「若い頃の苦労は買ってでもせよ」という言葉を、「若い時には例え無茶・無謀だと思うことでもチャレンジして苦労してみろ」という意味だと解釈しています。無茶なチャレンジをすれば、当然ですが山ほどの苦労と、そして失敗が待っています。
でも、若い頃のこうしたチャレンジは、後で思い返せば貴重な経験になります。ムダになることはまずありません。10代、20代で無茶なチャレンジをした人間と、安全第一で過ごした人間とでは、経験値に大きな差がついて、これが40代以降での人間としての厚みに違いが出てきます。
でもこの「無茶なチャレンジ」が許されるのは「若い頃だけ」です。若いうちは大失敗したとしても、周囲が「若いから仕方ない」と笑って許してくれます。また経済的なチャレンジに失敗してスッカラカンになったとしても、やり直しが出来ますし、周囲もそれを容認してくれます。
でもこれを40、50を過ぎてやると、周囲は「ダメな奴」「年寄りの冷や水」と許してくれません。無謀なチャレンジはもうこの年ではできないんです。年齢と経験相応のことをやることが求められてしまいます。
そして若い人の無謀なチャレンジは、周囲の年寄りたちから温かい目で見られます。僕には起業家の若い友人たちがいて、彼らがいろんなプランを持ち込んできます。僕の目で見ると、その98%ぐらいはどこかで破綻しているのがわかります。もしこのプランを40代以降の人間が持ち込んできたら、僕は「計画が甘過ぎるよ。あんたには起業家としての才能がない」と突っ返して、この人とはもう2度と会いません。
でも、これを20代とか30代そこそこの若いのが持ち込んできたら、「考えが甘いなぁ」とは言いながら、プランの添削もしてあげますし、「たぶん失敗するだろうな」と思いながら、資金を出してあげたり、その会社の非常勤監査役ぐらいは引き受けてあげたりすることもあります。予想通り、だいたいは失敗してしまうんですが、もしかすると30年後には1人ぐらいは日本を代表する企業経営者になるんじゃないかと楽しみにもしています。
以上のように、若い頃の無謀なチャレンジは、だいたい失敗に終わって苦労することになるんですが、それが許されるし、再挑戦も出来るし、それが年を食ってからの何にも代え難い経験になるんです。
今や日本の著名な経営者の1人である孫正義さんですが、久留米大附設高校在学中に「竜馬が行く」を読んで高校を中退して渡米してしまいました。これ、今だから成功のきっかけと言えますが、素直にこの部分だけ読んでみてください。若さに任せてやった無茶な冒険で、ふつうは「阿呆な奴」と言われるんじゃないでしょうか。
その後もカリフォルニア大学バークレー校に通ったりしながら、シャープに怪しげな機械を売り込んでみたり、インベーダーゲームを米国で販売しようとしたり、わけがわからないチャレンジを繰り返しています。よくシャープの人が会ってくれたものだと思います。
ソフトバンクには「恩人の日」という休日があります。かつては「7大恩人の日」とか「8大恩人の日」なんて言っていました。これらはソフトバンク(日本ソフトバンク)を起業して以来、特にソフトバンクが創業期のまだちっちゃかった頃、要所要所で同社を助けてくれた方に感謝する日です。
もし孫正義さんの伝記でもお読みの方がいれば、よくこの辺の逸話を読んでみてください。はっきり言って相手の方がよく会ってくれて、よくソフトバンクと取り引きしようと考えてくれたもんだと思いませんか。孫さんが日本ソフトバンクを起業したのは24歳の時です。持っていたのは、ほとんど若さだけ。たぶんこの時期に孫さんと日本ソフトバンクに機会を与えてじじいたちは、「いきがいい若いのがいるなぁ。熱意は買っておくか」ぐらいに考えた方がけっこういたんじゃないでしょうか。
そして無茶なチャレンジをし続けたことで、孫正義さんの今があります。孫正義さんがちょっと特殊なのは、70近くになってもまだ無茶なチャレンジをやっていることですが🤣。
ビル・ゲイツだって高校時代からハーバードの不良大学生をやっていた頃、そしてマイクロソフト創業期には、もうハッタリと無茶ばっかやっています。イカサマスレスレのことだって、いろいろやらかしているじゃないですか🤣。「帝王の誕生」の学生起業家だった頃のゲイツの逸話を読めば大爆笑ものですよ。逮捕されてもおかしくない案件もあるので、ゲイツは著者たちに文句を付けたわけですが。いずれにしても、ゲイツは当時10代、20代でしたから、これがやれたんです。
スティーブ・ジョブズも29歳の時にMacを開発して販売するんですが、販売不振で30歳の時にジョン・スカリーに事実上、クビを切られています。以来のジョブズはNeXT社を設立したりなどして苦労の連続でしたが、40代でAppleの暫定CEOに返り咲いて、Appleを再生させたので、成功者として扱われるようになったわけです。みんな若い頃に無茶なチャレンジをした奴ばっかです。
若い頃には無謀なチャレンジが出来ます。それで失敗して大変な苦労をするかもしれませんが、これを良い教訓にすれば、何にも代え難い貴重な経験、糧になります。オヤジになってからでは、それが許されないんです。
ですから若い頃には無茶なチャレンジをして苦労することは、買ってでもした方が良いというわけです。若い頃から安全第一でやってきた人間は、年を食ってから付き合っていても、面白みがまったくありませんよ。
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