
質問
スペインのマドリッドとバスク地方のサンセバスチャンやビアリッツ、そしてパリへの旅行を予定しております。家族3世代で未就学児の子連れ旅行の予定です。
特にバスク地方について、情報が少なくて悩んでおります。
もし、ぽんたまるさんのオススメの料理やお店、楽しみ方があればぜひ教えてください。
回答
ひょぇー、マドリードとバルセロナではなく、いきなりバスク地方ですか。しかもスペインのバスク県ではビルバオを外してサンセバスチャンで、仏領バスクのビアリッツとはチャレンジしましたね。
まず言語ですが、サンセバスチャンではスペイン語、ビアリッツではフランス語が通じます。有名観光地や大きなホテル、観光地化されたレストランやお土産物屋以外では英語はほぼ通じませんから、スペイン語とフランス語が話せるかどうかで、観光地しか回れないか、コアなバスクを満喫できるのかが、まったく異なってきます。
そしてバスク語。スペイン・バスク県でも仏領バスクでも、バスク人はバイリンガルですから、バスク語が話せなくても何不自由はないんですが、バスク語はバスク人にとっての誇りです。僕は日常会話レベルのバスク語が出来るんですが、それで話しかけると、もうあっという間に「おお、同志」という扱いになります。
バスク語はフランス語ともスペイン語ともまったく異なる、世界でもっとも学習が難しい言語とされているので、急に覚えるのは不可能ですが、せめて「カイショ(こんにちは)」、「エグノン(おはようございます/こんにちは)」「アグール(さようなら)」、「エスケリアスコ、ないしミルエスケル(ありがとう)」、「メセデス(お願いします)」、「バイ(はい、イエス)」、「エス(いいえ、ノー)」、「ガボン(おやすみなさい))」、「オンド(分かりました)」「バルカトゥ(失礼します。パードン)」「セルモドゥス(ご機嫌いかがですか?)」「ラステルアステ(また今度、再見)」「ハポニアラ・ナイス(私は日本人です)」ーーこれぐらいのバスク語を覚えていって、バスク人の方に話しかけてみてください。そうするとバスクの方は満面の笑みを浮かべて「オンギエトリ(ようこそ)」と出迎えてくれるでしょう。
日本にいると日本人は忘れがちになりますが、言語というのは民族のアイデンティティです。バスクの方にとってそれはスペイン語でもフランス語でもなく、バスク語です。バカな日本人はよく「英語は世界の共通語」だとか言って、英語が通じないと不満を言ったりしますが、見ていて恥ずかしいです。英語が共通語と言えるのはせいぜいビジネスの世界だけです。日本だって近所のおばちゃんがやっているような安くて美味いお店に行って、英語で話しかけたら、通じることは稀でしょう?
3世代で行くのであれば、使うシチュエーションがないかも知れませんが、ちなみにバスク語で「愛してる」は「マイテツァイトゥットウ」、「可愛い」は「ポリタ」、「お嬢さん」は「ネスカないしアンドレア」です。ただしバスク語は名詞が格変化するので難解なんです。
「お嬢さん、ごめんなさい」は、「バルカトゥ、ポリタ」で十分です。こういうとバカにされますが、言語習得にあたって一番の近道で一石二鳥なのは、その言語を使う女性の口説き文句を覚えてお友だちになることです。僕がルーマニア語で最初に覚えたのも「ブメジーワ、ドミニショアーラ・フルモワーサ(花のように美しいお嬢さん、こんにちは)」でした。そうやってガールフレンドを作ってしまえば、後はどーとでもなります。今回これは禁じ手でしょうが🤣。
さて実際のバスク観光ですが、3世代でしかも未就学児がいるんですから、無理は出来ないですよね。僕はバスク地方を一人旅の放浪しかしたことがないんですよね。サンセバスチャンであれば、まず市内観光でしょうね。ミラマール宮殿、ブエンパストール大聖堂(良き羊飼いの大聖堂)、ヴィクトリア・エウヘニア劇場、サンタマリア・デルコロあたりが観光スポットです。コンスティトゥシオン広場のお散歩などの旧市街巡りもしたいところですし、サンセバスチャンの新しいシンボル、クルサール国際会議場も一見の価値があります。スリオラ橋から撮影するのが、一番綺麗に見えると思います。
小さなお子さんがいるのであれば、これらの観光地を回る観光列車や観光バスがあるので、それに乗ってしまってこれらをまわるのが無難でしょう。自分の足で歩くのは次回にとっておくとして。後はラペルラという海水療養施設も名物なんですが、小さなお子さん連れだと見るだけでしょうね。
そしてサンセバスチャンは漁港の街で、湾外にはサンタクララ島という島があります。バイーア・デル・コンチャを出発してここに船で向かうのも、船酔いする人がいなければサンセバスチャン観光でよくある手です。これも漁港発の観光船があります。これに乗るとパセオヌエボ防潮堤だとかオテイザの彫刻、ペイネデルビエント、サンセバスチャンの断崖なんかの風景を見て回って、モンテウルグルを見物して戻ってくるというツアーです。
その人数で資金的に余裕があるのであれば、観光船ではなく、バイーア・デル・コンチャ発のクルーザー船による観光ツアーもあります。クルーザーを借り切れば、お料理やワインを楽しみながら、これらの観光地を回ってもらえます。その方が気兼ねがなく、旅の良い記念になるのかも知れません。
サンセバスチャンではその他、旧市街の裏通りを歩いて、市場に行くのも僕は楽しみなんですが、これはお子さんがむずがってしまうかもしれませんね。
もちろんサンセバスチャンに行ったら、ピンチョスなどの伝統的なバスク料理をバスクワインに合わせて味合わないと話になりません。
大人だけなら「アケラーレ」「マルティン・ベラサテギ」「アルサック」といったバスク料理をベースにした創作料理のお店を予約しておいて、ちょっとドレスアップして行くのも素敵なんですが、未就学児では受け入れてもらえないでしょう。これはやむを得ませんから、ホテルでの食事以外は、地元の観光ツアーに乗っかってしまって、ピンチョスなどの体験ツアーに加わってしまった方が良いです。サンセバスチャンは美食の街ですから、それでも十分美味しいと思います。ピンチョスを自分で作る体験ツアーもあります。
もうちょっとジモピーっぽいことをしたいのであれば、これはもう「バル巡り」です。僕は見つけた良さげなバルにふらっと入るのが好きなんですが、スペイン語にそこまで自信がないのであれば、確か探せば日本語が出来るガイドによるバル巡りのツアーもあったと思います。とにかく3世代で年配者や未就学児がいるのであれば、スペイン語によほど自信があるのでなけれb、現地の旅行代理店の現地ツアーに乗っかってしまうことをお勧めします。トラブルがあっても対処が出来ませんから。シードルも名産でシードル屋さんもあります。
一方、仏領バスクのビアリッツは、一転して日本人にはあまり知られていない高級リゾート地です。欧州の王侯貴族からオナシスなんかの富豪を受け入れて来た歴史があります。僕的には無理して観光をせず、ホテルに泊まって、のんびりとビーチをお散歩したいところです。サーフィンの名所でもあるので、サーフボードを抱えている人も散見出来ると思います。
ここは奮発して良いホテルに泊まりたいところです。「オテル・デュ・パレ」がちょっとお高いですが、オススメ。「ボーアノアール」という小さいけれど素晴らしいオテルもあります。ここはせめて「オテル・レカフェ・デ・パリ」「オテルエドワール・セット」あたりには泊まっておきたいところですね。
ビアリッツはフレンチバスクの高級リゾートですから、そういう人間に対応するための良いフレンチがあります。オススメは「ルシェ・スコット」「ラトンド」「レロジエ」、もうちょっとお安いところで「レオニー」「ラントル・デュー」なんですが、やっぱりここでも未就学児を受け入れてくれるかどうか疑問が残ります。
朝晩はオテルで取るとして、昼はもうちょっと気取らないお店に行く方が良いでしょう。これはオテルの方に相談する(よって良いオテルに泊まった方が良いわけです) のが良いと思いますが、僕の手持ちの駒で言えば、「ルクラブ・タンブール」というシーフード料理屋、「ルピムピ」っていうビストロ、「チステラ・エ・コキヤージュ」っていうビストロ、「ラマリン」っていうブラッスリーあたりが、事情を話せば未就学児でも受け入れてくれそうな雰囲気です。今もあるのかどうかはご自分でご確認ください。
サンセバスチャンと異なり、ビアリッツはフレンチバスクの小さな街ですから、特別な観光スポットはあまりありません。ビーチに行って「何もしない」をしに行く街です。お子さんがそれでも飽きたら、「ビアリッツ海洋水族館」に連れて行くぐらいでしょうか。
後はビーチをお散歩して、「ロシェ・ドラ・ヴィエルジュ」「ポート・デヴェシュール」という自然が作った奇観を眺め、ビアリッツ灯台をバックに記念写真を撮れば十分でしょう。後は市内をお散歩すれば、そう大規模なものではないですが、感じが良い大聖堂や教会がいくつかあります。フレンチバスクですから、地図を見て「Eglise(エグリーズ)」とあるのがそれです。
もちろんサンセバスチャンからビアリッツへは、スペイン(バスク県)とフランス(フレンチバスク)の国境越えを楽しまれるんですよね。
以上ざっとお答えしましたが、確かにバスク地方の情報はそうそう落ちていないでしょうから、追加の質問があれば、遠慮なく聞いてください。これであなたもバスク通です🤣。
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