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株式投資の方針

投資家アルワリード特集③!「アラブのバフェット」はどのように巨額の富を築いたのか?③

東大ぱふぇっとです。

前回記事で、アラブのバフェットと呼ばれ、2000年代前半は世界の億万長者ランキングでTop5の常連だった世界的投資家アルワリード王子について解説しましたね。

今回は3連載の最後として、アルワリードの投資戦略を深堀りしていきますね。

アルワリードの投資戦略

アルワリードの投資戦略を超抽象的に一言でいえば、「極上の投資をすること」

この一言に尽きます。

彼いわく「極上の投資」とは”優良な企業”を”割安な価格”で購入すること

成功するためには、優良企業を買うだけではだめで、それを魅力的な割安価格で買わなければならないといってます。

東大ぱふぇっと
東大ぱふぇっと
まあ当たり前のことを当たり前に言ってるだけなんだけど、これを異次元のレベルでやるってことだよね()
ちなみに彼が考える優良企業のポイントは以下。
  1. 優れた経営が行われている
  2. 世界的なブランドを保持している
  3. 競争優位性を持っている

一つ一つ詳しく説明していきますね。

①優れた経営

ここでいう「優れた経営」というのは、やはり”株主利益の最大化”を最優先に考えた経営が行われているかどうかでしょう。

これは、

  • 常にコスト削減に取り組んでいるか?
  • 株主還元を重視しているか?
  • 最適な資本政策(借入と自己資本のバランス)を行っているか?

等、そういったところからわかるものです。

②世界的なブランド

ブランドというのは、顧客が企業に対して抱く”信頼”です。

この信頼があることによって、その企業の商品やサービスが選ばれるわけです。

アルワリードは”強力なブランド”を持っている企業への投資がほんとに多いです。

例えば過去の投資をみてると、誰でも知っているような高級ホテルブランドへの投資が多い印象を受けました。

「Four Seasons」は未だに保有継続中ですね。

一見ホテルビジネスってハイテク業界とかと違ってスケールしにくいと思いますよね?

実は、そのブランド力と、富裕層をターゲットにした高価格設定で、巨大なマージンを得られるビジネスなんです。

更に、マリオットホテルなどのように、自社では不動産をあまり持たずブランド名だけ貸してロイヤリティーを得ることで、ビジネスがスケールしやすいような仕組みにしているところも多いです。

③競争優位性

最後の”競争優位性”には、②のブランド力が大きくかかわってきます。

上述の通り、ブランドというのは、顧客が企業に対して抱く”信頼”なんですね。

この信頼を着実に積み上げていけば、顧客は競合他社との比較をせずに、その企業を指名して選んでくれるわけです。

これこそ大きな”競争優位性”と言えます。

強い競争優位性を持ったビジネスは他社との価格競争に巻き込まれません。

よって面白いように利益を出せます。

投資で大きなリターンを得る上で、必ずしも投資先の売上が毎年20%で増え続けている必要はないんです。

売上とコストの差額、これが大きければ大きいほど、投資リターンは良くなります。

アルワリードやバフェットはまさにそれを実践した投資家ということもできるでしょう。

次に、彼が具体的にどのような手順で投資を行っているか見ていきましょう。

アルワリードの投資に至るまでのプロセス

アルワリードの投資に至るまでのプロセスはこうです。

  1. 目を付けた企業を徹底的に調べ、優良企業かどうか見極める
  2. 魅力的な価格水準と思える”買いのエントリーポイント”を設定する
  3. 現在の株価がエントリーポイントよりも低ければ即投資、高ければエントリーポイントに達するまでじっと待つ。
  4. 一度投資したらそれが優良な企業である限り長期で保有する

通常、優良企業は割高になっていることがほとんどです。

なのでアルワリードは多くの場合、それらの株価がエントリーポイントに達するまでじっと待っているそうです。

そしてエントリーポイントに達さなければ決して投資を行わない。

ここで得られる教訓はやはり、購入価格へのこだわり。

優良企業かどうかというのは、ほとんどの人にとってある程度感覚的にわかるのではないでしょうか?

例えば今でいえばGAFAMなどは優良企業といえるんだと思います。

ダナハーちゃん
ダナハーちゃん
最近フェイスブックは微妙だけどね。。。🐰💔

但しこれらの優良企業に投資しているだけではアルワリードのいう”極上の投資”にはなりません。

なぜなら優良企業というのは大抵の場合、既に割高になっているからです。

では優良企業を割安で買えるのってどんな時なんでしょうか?

それは以下の状態の時です。

  1. 〇〇ショックでマーケット全体が大暴落してるとき
  2. 多くの投資家から見向きもされず、割安に放置されているとき

というアプローチになると思います。

おそらく②は難易度が高いでしょう。

なぜなら、他の人が見向きもしないような企業はたいていダメな企業なので、その中から一つかみの優良企業を見つけるのは至難の業だからです。

現実的に考えれば①のアプローチが比較的取り組みやすいのだと思います。

但し、マーケット全体が大暴落するタイミングというのは誰にも分りません。

その時に備えて大量の現金を積み増して準備をしておくというのは並みの投資家にはなかなかできないですよね。

例えば直近でいうと、コロナショックとか誰も予想できなかったですよね?

ロシアがほんとにウクライナに攻め入るなんて私以外考えもしなかったですよね?

11月ごろから、すでに2月の世界のヤバさは察知していたので、まあナスダック100をショートしたり原油や穀物をロングして爆益でしたね。

 

普通の人はこういう事態に備えて、たんまり現金に退避はできないでしょう。

そして、仮に現金たくさん持ってても、大暴落の総悲観の中、果敢に全力投資できる人はなかなかいません。

私はコロナショックの大底の日をピンポイントで当てて、大底の日にピンポイントで爆買いをしているわけですが。

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こういった大胆な行動ができる投資家のみが、バフェットやアルワリードの域に達することができるということなのでしょう。

まとめ

  • アルワリードの考える「極上の投資」とは”優良な企業”を”割安な価格”で購入すること。
  • 優良な企業の条件は、”優れた経営”、”世界的なブランド”、”競争優位性”を兼ね備えていること。
  • 投資をする際は、買いの「エントリーポイント」を決め、それ以下では決して買わない。

まあ要はバフェットと同じってことですよね。

ただ、いくらバフェットやアルワリードといっても相場の底を見極めるのは難しいです。ある程度の期間耐えることを余儀なくされている局面もあったりします。

相場の向きをその時々で当てるのは正直いって彼らの上位互換です。これは常人には出来ることではありません。

しかし、実際にはできてしまう人もいるのです。私の神託noteの奇跡(軌跡)をみていただければと思います。

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