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投資法・投資哲学

日本の金融機関はどうすれば投資が上手くなりますか?

質問

2025年04月29日 回答

⇨ 日本の金融機関の下手くそは世界的に有名だけど、今回はそれが世界を救ったのかぁ😅。

どうすれば彼らは上手くなりますか?
俺の投資下手は別に誰にも迷惑かけないけど、彼らの投資下手は日本国民に迷惑かけそう。

回答

僕が現在やっている仕事の一つが、米国系ヘッジファンドのAP地域の総責任者ですが、期待されている機能の一つとして、グレイヘア(grayhair)があります。このグレイヘアというのは、その分野で長年成果を出して来て、十分な知見や経験があるベテランのことで、自分がもう最前線に立つのではなく、若いファンドマネージャーたちのグル(指導者)として、その知見や経験を伝えるポジションの人間を指します。

日本では馴染みのないグレイヘアという言葉ですが、米国では「グレイヘア・エグゼクティブ」だとか「グレイヘア・コンサルタント」という言葉があって、取締役会などに出ると、よく「なるほどこの人がグレイヘアか」と思わされるケースが多々あります。米軍で言えば、最先任上級曹長のようなものでしょうか。

これは金融関係においても然りで、ヘッジファンド、PEファンド、VCなど、ルーチン化がしにくい業界にあっては、よくグレイヘアと言われる人間がいます。

米国であっても、採用活動に大差はありません。僕の会社では投資銀行などの若手や有名大学の博士や修士取得者を中心に採用しています。

しかし経営大学院でMBAを取ろうが、有名大学の数学や工学の博士号を取ろうが、相場経験がゼロに等しいルーキーです。投資銀行などからの転職者も含め、そうした人たちを一括してジュニアと呼びます。

こうしたジュニアのファンドマネージャーやクオンツ、アナリストたちは、極めて賢い人間の集団ですが、知見と経験に乏しい相場の素人です。マニュアルは完璧に理解しているけれど、実戦で血を流した経験がないので、マニュアルを超えた事態では往々にして対応し損ねる。

このジュニアたちの集団にグレイヘアやメンターと呼ばれる人間をあてがって、その水準を一気に引き上げる教育システムを彼らは採っているわけです。グレイヘア級のファンドマネージャーを1人ヘッドハントしても、それは1人の敏腕ファンドマネージャーに過ぎません。しかし彼に指導者、教育係をやらせることで、100点とは言えないまでも、80点ぐらいのファンドマネージャーをわさわさ育成する。

日本の金融機関も基本はOJTですが、このグレイヘア、メンターにあたる人間が不在で、ヒヨコたちが右往左往して、時間をかけて一人前の運用担当者になっていくシステムです。もっと言えば、日本の金融業界でグレイヘアをやれるほどの知見と経験がある人はほとんどいません。

千本倖生さんはVCのグレイヘアになるとおっしゃっていますが、清原達郎さんだとか村上世彰さん、佐山展生さん、こういったレベルの方がグレイヘアとして機能していかないと、日本の金融業界はどうにもなりません。

もし日本でグレイヘアを本当に機能させるには、国が枠組み作りやマッチングサービスに乗り出す必要があるかもしれません。グレイヘア級の人たちはもう十分な資産がありますから、高給は不要です。しかしうざったい人間関係を我慢する気はありません。清原達郎さんは自らの知見を書籍で書かれました。ご病気のこともあるので、実現は難しいでしょうが、清原さんがどこぞの金融機関のグレイヘアになって、若手ファンドマネージャーの育成に傾注することを想像してください。

受け入れ企業としては、受け入れの組織作りが必要でしょう。例えば僕は現在、ヘッジファンドのAP地域で雇われたメンバーではなく、米国本社で雇われた形になっています。複数いるCOOの1人という位置付けです。こういう柔軟な処遇がJTCにできるかどうか。

ヘッジファンドというと怪しげな組織を思い浮かべる方がいますが、経営学者という立場で公平に見て、僕が今いるヘッジファンドと、日本の金融機関や証券会社では、教育システムにおいて大学と小学校ぐらいの違いはあります。社内は何かの研究所に近いです。これでは勝負にならないのも当然です。

もう一つやるべきは、世界一厳しいと言われる日本の金融規制をもうちょっと緩めることです。今の日本は一番足が弱い人にあわせた規制です。緩めれば被害者が増えざる得ませんが、金融業界というのは本来、弱肉強食が前提です。

僕がシンガポールや香港、米国の証券口座で多くを運用しているのも、これらの国ではできるけれど、日本ではできないことがあまりに多いからです。複雑な金融商品を組み合わせて、法律や規制のギリギリを攻める。世界がそこで知恵比べをしているのに、日本の金融機関は、脳死状態で国債やMBSをダラダラ買っている。これでは勝てると思う方がおかしいです。

また国際金融センターとしてどんどん地盤沈下する日本(東京、大阪)ですが、この対応策も規制緩和しかありません。「お金(マネー)は規制が厳しいところから、より自由なところに流れていく」というのは基本中の基本です。

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