夫婦でアムステルダムとミュンヘンに一週間ほど旅行します！

1週間の日程でアムスとミュンヘン、ブリュッセルに行くの！それって1週間で札幌と福岡と京都を周るみたいなものじゃん🤣。

ブリュッセルは観光都市というわけじゃないから、本当はブリュッセルを拠点に、日帰りないし1泊ぐらいの日程で近郊を周るのがオススメなんだけど、さすがにそれはムリだね😅。

僕がブリュッセルに初めて行ったのは大学4年生の時。当時、僕はその頃はECと言った、今のEUについて興味を持って調べていた。当時の問題意識はトランスナショナルな政治主体(EC)がナショナルな政治主体(フランス)の政治(農業政策)にどういう影響力を行使しているのか、というものだった。

しかし当時の日本には参考になる資料なんてどこにもない😅。だから時間を調整して約1ヶ月の日程でまずパリに行った。

さすがにパリではけっこう資料が集められたけれど、出てくる参考文献にパリでも入手できないものがいろいろあった。そこでブリュッセルのEC本部に電話をかけてみたところ、本部に来ればある、しかし送付サービスはやっていないという返事。そこでこれはブリュッセルに行くしかないと考え、アポイントを取ってEC本部を訪ねることにした。

僕は今パリにいると言い、フランス語で電話をかけた。そして欧州の人にはまず覚えられない僕の日本名ではなく、フランス人の友人たちと付き合っている時に使う愛称を名乗っていた。だからEC本部の担当の人は、フランス人の研究者が現れると思っていたらしい🤣。それが日本人、しかも大学生が現れたので、目を丸くしていた。日本人の大学生なんて、向こうの人から見れば、高校生ぐらいにしか見えない😅。

でもそれが物珍しかったのか、とても親切にいろんなことを教えてもらえ、EC本部内の案内までしてもらえた。だから1泊の予定で行った僕の初ブリュッセルは半日EC本部で過ごしている。今のEU本部は当時とは比べ物にならないぐらい立派になっているけれど、懐かしいと言えばEU本部かな。外観の写真ぐらいしか撮れないと思うけど😅。

でもこれじゃあまりにフォトジェニックじゃないよね。僕にとって、もう一つのブリュッセルは、アールヌーボー建築が今もたくさん残っている都市であること。市内には良く知られているものだけでも150邸ほどあって、これはインスタ映えするはず。

このうちまず見るべきは、ヴィクトール・オルタの邸宅兼アトリエを今に残すオルタ美術館。これは世界文化遺産にも指定されている。近隣にはソルヴェー邸やタッセル邸といったオルタ設計の建物が残る。

もう1人、いかにもアール・ヌーヴォーっぽい建築として、オルタの弟子のギュスターヴ・ストローヴェンの遺構も見逃せない。彼が設計した建物は、EU本部近くの比較的治安が良いエリアにあるのも魅力。このほかにもさまざまなアール・ヌーヴォー期の建物がブリュッセルには残されているんだけど、これらは不案内な旅行者なら昼間行ったほうが良いエリアが多いから、注意してね。

それ以外でのブリュッセル観光の定番としては、ビンテージカー満載のオートワールドと、ベルギーチョコを食べたり作ったりできるチョコストーリーあたり。これにグランプラスで記念撮影するか、バンクシー美術館ないしベルギー王立美術館でベルギー象徴派やマグリットの絵を観れば、1日はあっという間に過ぎるはず。

では良い旅を。