カテゴリー
政治・経済・社会

新聞社の待遇について質問です。

質問

新聞社の待遇について質問です。
10年か15年ほど前の話です。
大手出版社から朝日新聞に転職した人の話がネット記事だったか何かのブログに載っていまして、
待遇の良さにひたすら驚いた、と。
給与面は出版社時代も大手だったので世間の平均よりかなり良かったそうですが、
朝日新聞は驚くほど良かった、と。
さらに福利厚生面もとても充実していて新聞社はこんなにも恵まれているのかと思ったそうですが
生え抜きの人達は「これくらい当たり前。と言うかこれでもまだ足りない」という認識だったとか。
朝日と言うこともあり思想が強めの人が多く「権力と戦うためには厚遇が必要なんだ!」という意識の人が多かったそうです。
思想が穏やかな人も、待遇面については「恵まれているのは分かるが、これでは足りない」という人が多く
認識の違いにただただ驚いた、と、そんな話でした。

権力と戦うためにカネが必要、ということは、
与党はなにかにつけて金銭で記者を抱き込もうとしてくるものなのでしょうか?
こうした意識は左派系新聞社にある程度共通するものなのでしょうか?
また読売、産経は、このあたりのどうなんでしょう。
権力と戦うわけではないから、そうした意味での厚遇は求めない?

回答

僕は「権力と戦うため、高給が必要」なんて大それたことは考えたことないです🤣。人間ですから高給は欲しいし、大手マスコミは抜群に給与が良いという前提で就職した面もありますから、それなりのものを要求したということはあります。今は昔の話になっちゃったようですが、僕の頃の主要新聞社やテレビキー局の収入は実際に相当のものでした。

派手な商売ではあり、高いクラブなどに行って奢られることはあります。ただ、奢られっぱなしは良くない、3回に1回は奢り返せ、というのが暗黙のルールでした。政治部や経済部の取材対象はそれなりに社会的地位のある方たちばかりですから、奢り返すのにかかる出費はそれなりの額になったものです。

新聞社で高給なのは朝日、讀賣、日経で、僕の頃は20代で年収はどこも1000万円は優に超えたと思います。ただし「打切り手当」という見なし残業代込みの話です。新聞社にはズルいところがあり、正直な給与を公開していません。高給バッシングを恐れたという面もあって、バブル期、僕が勤めていた新聞社では世間に公表する本賞与のほか、こっそり支給される第二賞与やさらに現金で手渡しされる第三賞与なんぞもありました。この第三賞与の封筒が立ちましたから、賞与額合計はご想像ください。

でも、当時はテレビ局キー局の方が高給(除くNHK)で、羨んだものです。僕の頃、30歳前後で年収が数百万というレベルで違っていたんじゃないかな。それを僕たちは知っており、同じマスコミ業界という意識があるから、新聞社は給料が安すぎるとボヤいたことはあります。

大手出版社の方が朝日に移られて好待遇に驚かれたという話ですが、出版社は大手と言われるところでも、給与差がとても激しいです。好待遇で知られる音羽系や一橋系、それに麹町界隈の某出版社などは大手新聞社なんかよりはるかに高給です。大手でも新興の教育系出版社とこれらの出版社を比べると、下手すると倍近く差があったりします。

これは余談ですが、NHKは本当に薄給です。あそこは受信料で暮らしている以上、記者の給料もかなり透明にせざる得ませんからね。ただ、福利厚生は大手新聞社や民放より整っています。あと、「新聞記者は地方勤務になると水商売の女性と結婚して戻ってくるけど、NHKの記者は地元の名士の子女を紹介されて戻ってくる」という都市伝説があるんです。NHKは準公務員ですから、特に地方では「堅い商売」と見られ、ヤ◯ザ者扱いされる新聞記者とは差が出ます。あと、取材弁当は一番豪華。マスコミの待遇は一口には言えないものがあります。

ご質問の朝日の話ですが、僕は朝日ではないので、真偽のほどはわかりません。いかにも朝日の方が言いそうなセリフではあります。でも半分以上ポーズ、建前でしょう。賄賂の誘惑がない世界ではないですが、程度問題とはいえ、それは記者のプライドの問題です。僕は数百万円渡されて、都合の良い記事を書いて欲しいと頼まれ、「バカにするな」とつっ返したことがあります。

政治部・経済部でしたが、「権力と戦うため」高給が必要だと感じたことはないです。金を渡して抱き込もうとするのは、与党の大物政治家とか大企業の経営者ではなく、記者のプライドの高さを知らないぽっと出の陣笠議員や新興企業のワンマン経営者にありがちな話で、権力云々とは無縁です。

ただ、マスコミ高給説もここ最近はだいぶ揺らいでいます。仕事内容はもちろんですが、待遇面での不満で辞める若手が後を絶たないようです。僕の古巣でも数年前、記者のストがあったと聞いて驚きました。僕らの頃は「金はもういいから、休みを取らせてくれ」という気持ちの方が強かったです。労使交渉でも、話題になるのはもっぱらそっちでした。

貧ずれば鈍ず、とも言います。このまま記者の待遇が悪くなっていくと、本当に「権力と戦うために高給が必要」になる時代が来てしまうかもしれません。

相場予測noteを無料お試しできるキャンペーン!

  • 相場当てまくりの相場予測noteを無料で読める!
  • 秘密の爆益銘柄を無料でチェックできる!
  • 紙書籍が郵送されてくる!
  • 総額1万円相当を無料でプレゼント!

超豪華な特別キャンペーンをIG証券様が実現してくれました!

ダナハーちゃん
ダナハーちゃん
全部無料ですごい🐰❗
  • 私の相場予測を無料で読める!
  • 総額1万円相当のプレゼントを無料でゲットできる!
【見ないと損する!】無料で読める!非常に高い的中率の相場予測noteで爆益を掴み取ろう!【悪用厳禁】イナゴで爆益!大好評の相場予測! 先出しで相場予測を公開しているので、誰でも簡単に真似できます! 私は東大を卒業後、大企業に...

IG証券でしか取り扱っていない投資対象が山ほど存在するため、私のように幅広い投資対象へ投資するなら必須の口座ですね!私自身もIG証券を利用しています!

秘密の爆益銘柄も公開中!

ブログの記事は全て無料で読めますが、相場予測noteに関しては有料記事となっています。

ダナハーちゃん
ダナハーちゃん
無料記事でもすごいなら、有料記事はもっとすごい!
▼相場予測・神託note

予言書とか言われちゃうレベル!?
驚異の的中率!爆益銘柄の公開!
別格すぎる相場予測を公開中!

カテゴリー一覧
カテゴリー内人気記事