世界には素晴らしい大学が沢山ありますが、経済学という学問に関してはどこが特に存在感があるのでしょうか。

ハーバード大、スタンフォード大、マサチューセッツ工科大(MIT)、プリンストン大、シカゴ大の5大学が一歩抜きんでいるというのが、世界の経済学者の一致するところだと思います。僕の友人や先輩後輩でも、これらの大学で教鞭を取っている人がいますが、やっぱり学者としての水準が高いです。

このうちシカゴ大はシカゴ学派という言葉があるように、経済学において独特のポジションにあり、ミルトン・フリードマン以来マネタリズムの総本山だったりします。

これに準じるのが英国のオクスフォード大やケンブリッジ大、ロンドンスクール・オブ・エコノミクス、米国のコロンビア大、カリフォルニア大バークレー校、ペンシルベニア大、ニューヨーク大、イェール大といったあたりで、この辺が世界のトップクラスです。

アジア圏でトップクラスの研究をやっているのは、公平に見て、中国・北京の清華大かシンガポール国立大学のどちらかでしょう。