新宿でおすすめの飲食店はありますか？

何度か回答していますが、新宿にはあまり行かないんです。最近では妻と一緒に伊勢丹に行くか、洋書を探しにタカシマヤタイムズスクウェアの「Kinokuniya Books Tokyo」に行くぐらいなんじゃないかな。たまに友人と飲みに行きますね。少年時代からの遊び場は渋谷か銀座、青山、六本木でした。だから新宿には不慣れだし、オススメができるほど、飲食店に行っていません。

妻と出かけた時によく行くのは、伊勢丹本館7階の「つきじ宮川」という鰻屋か京懐石の「吉兆」、和食の「分とく山」、鮨屋の「魯山」、それに「浅草今半」です。伊勢丹には車で行くので、伊勢丹の外で食べることがあまりありません。伊勢丹パーキングにある「ターボロ・ディ・フォーリ」というトラットリアにも行きます。どこの料理も美味しいですが、新宿でなければ食べられないというものではないです。

買い物に疲れたら立ち寄るのはまずは7階の「ザ・ラウンジ」なんですが、あそこは年間何百万というレベルで三越伊勢丹で買い物をしているとかアメックスのセンチュリオンカードを持っているとか、なんだかんだ利用条件があったはず。ゆっくり一休みするには都合が良いんですが、無料とはいえ何か特別なものがあるというわけではないです。クロークがあって営業時間中なら荷物を預けられることが最大の利点かな。それで手ぶらでまた買い物に出ることができます。まあこれも別にハンズフリーショッピングサービスを使えば済むんですが。

さほど疲れておらず、荷物もなくてお店も混んでいなければ、地下1階の「ジャンポールエヴァン」や「ペニンシュラ」のカフェ、「虎屋菓寮」、地下2階の「ハタケカフェ」や4階の「ジャックボリー」に行った方がよほど良いです。

伊勢丹の中で食べなかった場合は、ちょっと離れた新宿御苑前にある「せお」という小さな日本料理屋や「礼華」という中華料理屋、「オステリア・イル・レオーネ」というイタリアンに行ってしまう方が、静かで寛げるので、妻も僕も好みです。

新宿の東側で友人と会食したり、仕事の打ち合わせをする時、予約して行くのは、京懐石の「柿傳」か「くらわんか」という郷土料理のお店、「肉亭ふたご」っていう焼肉料理屋あたり。でも僕は飲み会の幹事をしないので、幹事役任せになることが多いです。新宿だと焼肉屋か天ぷら屋、焼き鳥屋になることが多いかなぁ。天ぷらだと昔から「つな八総本店」ですね。焼肉なら「ますお」「六歌仙」、焼き鳥屋だと「さく田」っていうのが定番です。

東口のカフェは僕にとっては靖国通りにあるジャズ喫茶の「Dug」がファーストチョイスになります。ここで数えきれないほど、待ち合わせをしてきました。作家さんやカメラマンさんから指定されることが多かったカフェです。待ち合わせの指定で多かったのは、次いで「ナジャ」というバーだったんですが、こちらは編集者さんや俳優さんが主体でした。人を待っている間、隣で飲んでいるオッサンをふと見たら、石橋蓮司さんだったり、荒木経惟さんだったり、佐野史郎さんだったりしました。石橋さんとはあまりによく会うので、ポチポチお話しする仲になりました。荒木さんは何度か仕事でご一緒しているので「おっ、お前もいたか」という感じでした。店のコースターも常連だった宇野亜喜良さんの描いた絵だったと記憶しています。でも、だいぶ行っていないので、今もあるのかわかりません。かなりわかりにくい場所にあるので、有名人が静かに飲むのに都合良かったんでしょう。一般人はあまり見かけませんでした。同じところに「陶玄房」という編集者や記者が深夜溜まり場にしていることで有名だった居酒屋があって、そこでガヤガヤと飲み、静かに話がしたくなったら「ナジャ」に移動するという流れでしたね。

これ以外に使う新宿東側のカフェは猿田彦珈琲の「パステト」、3丁目の「アナログ」あたりです。紀伊國屋書店に行ったら地下の「ジンジン」というパスタ屋だったんですが、これは最近閉店したようです。

西口で友人と飲むんだったら、1軒目として小田急ハルク1階の「天兼」という老舗の天ぷら屋、「るい家」や「すみれ」という焼き鳥屋で始めることが多いです。冬なら南口の「田一」というすっぽん料理屋もアリ。お腹がいっぱいになったら、そこから適当に流れていきます。

打ち合わせだったら、新宿京王百貨店の「田ごと光悦舗」や「美濃吉」、「シェ松尾」、小田急ハルクの「なだ万賓館」が交通至便で間違いなく会えるので選びます。この中では「田ごと」が一番好きかな。

女性を連れて行くのは新宿野村ビルの50階にある「星空の中に」というバーもある和食屋か「デューク」っていうフレンチ、京王プラザ45階のスカイラウンジ「オーロラ」、新宿NSビルの29階の和食屋「東山」、新宿住友ビル51階のステーキ屋「みその」が僕の手持ちのコマです。もちろん眺めあってのこれらのお店ですから、窓際の席を必ず予約します。女性に大流行のアフタヌーンティーを楽しむなら「オーロラ」かパークハイアットの「ピークラウンジ」あたりかなぁ。ほんとアフタヌーンティーは流行りですね。最近お誘いがやたら多いです。明日も都内某所のホテルでアフタヌーンティーです。

新宿西口の高層ビル街では野村ビルが穴場だし、ホテルの中では京王プラザはレストランやバーが多く、比較的混みません。京王プラザには3階のティーラウンジ「デュエット」でもアフタヌーンティーがあるんですが、それより「オーロラ」の方が予約が取り易くて、眺めも良いから、いいんじゃないかな。

新宿西口ではこれにホテルのレストランが加わります。バーだったらパークハイアットの「ニューヨークバー」、ハイアットリジェンシーの「オードヴィー」あたり。この中では「オードヴィー」が一番空いているし、バーテンダーさんの腕が立ちます。

でも、新宿西口のオーセンティックバーなら西新宿1丁目の「ベンフィディック」が揺るぎない存在だと思います。カクテルがとても美味いし、リキュールも豊富で、店の雰囲気はいかにもオーセンティックバーで、新宿にはちょっとないバーです。ちなみに東口で僕の一番は新宿3丁目の「ル・パラン」。あの有名な青山の「バー・ラジオ」の流れを汲むお店で、お店の雰囲気は良いし、客の質もいいし、バーテンダーさんはかっこいいし技術も確かです。東口でこれ以上のバーはあるでしょうかね。青山の「ラジオ」は「セカンドラジオ」と言っていた僕が20代後半の頃、オーセンティックバーでの飲み方を修行したお店です。バーテンダーの尾崎さんにはいろいろお世話をかけました。「ル・パラン」のオーナーはその「ラジオ」出身です。この2店は日本でもトップクラスのバーだと思います。なお、「ベンフィディック」は予約が出来るので、予約した方が良いです。

「Books Kinokuniya」に行った時は、タイムズスクウェアの中で食事します。「赤坂ふきぬき」という鰻料理屋と「ミゲルファニ」というスペイン料理屋がまずまずですが、レストランがいっぱい入っているので、気分次第です。「人形町今半」や「天厨菜館」、牛タンや麦飯の「ねぎし」、「天國」という天ぷら屋、「かつくら」というトンカツ屋に行きます。一休みするのは「はやしや」という茶カフェです。どこも悪くはありませんが、支店なので驚きはないです。「鼎泰豊」の小籠包は好きなんですが、台湾のお店より明らかに劣るのが悔しくて、ちょっと行きにくいんですよね。

ディープな歌舞伎町の内側は学生のコンパで行った以外、あまり行っていませんね。友人と飲みに行った流れで行くことはありますが、格別美味しいというお店はまだないような気がします。あえて言えばゴールデン街なんですが、あれはオススメとかそういうものではないですから😅。最近はぜんぜん行っていないし、行きつけだったお店のママさんは亡くなったらしいし、ゴールデン街自体が様変わりしてしまったし。それに最後はグデングデンになっているので、あまり記憶がなくて。。。新宿3丁目のオカマバーに行って友だちと行って騒ぐのも悪くないですが、興味ないですよね🤣。

というわけで、新宿の路面店にはあまり馴染みがありません。