大統領選終わって露骨に金利下げてて笑ってます。それだけインフレって恐ろしいんですか？

「適度なインフレ状態」というのは、むしろ望ましいんです。FRBはどうやってこれに軟着陸させるか腐心してきた。ところがトランプさんが次期大統領に決まったので、「過度なインフレ」になるんじゃないか、という懸念が出てきた。この「過度なインフレ」が怖いんです。

年末が下げ相場になったのは、近年では2022年と2018年の記憶が強いです。このうち2018年はトランプ大統領が米中貿易摩擦を激化させて市場心理を散々冷やした挙げ句、債務上限問題に直面したり、株価が下落しているのはFRBの責任と言い出して、「パウエルをクビにする」と言い出しました。

そしてFRBに金融政策の変更を迫ったので、過度のインフレになるという懸念が起きて、「ブラッククリスマス」と呼ばれる株式市場にとって酷い12月になっています。