りおぽんさんの総裁選予想を参考に、決選投票で石破さんと高市さんの対決となった時に売りポジションをとりました。

質問

2024年09月29日　回答

りおぽんさんの総裁選予想を参考にさせていただき、決選投票で石破さんと高市さんの対決となった時に売りポジションをとりました。ありがとうございました。

しかし、石破さんに対する批判を多く目にします。「増税すればデフレになる」「財政破綻なんて国の嘘だ」といった意見も目立ちます。自分は政治や経済について詳しくないため、どちらが正しいのか分かりません。ただ、都合の良い考え方をする人が多いと感じ、その逆の方が正しいのではと思うことが多いです。今回も高市さんへの期待が高かったですが、結果は違いましたね。

ただ今後の状況を考えると正直不安です。給与は上がらず、家計への負担も増し、台湾有事など懸念材料も多いです。

結婚してから、未来の日本を考えると、子供を持つことが子供にとって本当に良いのかと悩みました。困難な時代を生きることになるかもしれません。しかし、本能には抗えず、子供を授かりました。

今は、子供たちが将来海外でも生活できるような力をつけさせることが、自分たちにできることだと考えています。

回答

僕の回答がお役に立てて良かったです。僕は信条として「今売れ」とはぜったい言いませんが、僕のポストを読んで、今日経平均を売っておいた方が良いタイミングであると考えてくれる方が1人でもいれば良いのになぁとは考えていました。

繰り返しになりますが、今回の総裁選は僕が以前の回答で触れた通り、「高市早苗さんという踏み絵を自民党議員が踏めるかどうか」という決戦投票になり、やはり踏めなかった議員が多数出ましたね。この方たちが決戦投票で石破さんに流れました。石破さんは消極的に選ばれた格好です。

高市首相含みで相場は上げていたので、明日の日本市場はある程度は下げるでしょう。ですから29日の決戦投票前のタイミングで、日経先物を売れた方はけっこう儲かると思います。

日本の将来についてはさほど悲観的になる必要はないと思います。悲観するという意味で言えば、僕は1990年代からずっと、「この国はどうなってしまうんだろう」と悲観して来ました。海外移住をできるスキルは僕も妻も持っていたので、「棄国」を検討したことも1度や2度ではありません。

「空白の30年」はありましたが、それでもなんだかんだ言ってこの国は持ちこたえ、ようやく空白の30年を脱したところです。莫大な財政赤字もあり、今後は社会保障が削られるかも知れません。老後の年金もあてにはならないです。しかし総合的に見れば、世界の中では日本は住みやすく、幸福な方の国ではあると思います。

ただ日本にいると、どうしても目が国内向きになります。「この島国で暮らしていくしかない」と諦めて生きていくのと、「いつでも海外に行ける自信がある」と思って生きるのでは、非常に大きな違いがあります。ですから僕は「語学は必須の武器」と考えて高校の頃から英会話やフランス語をけっこう真面目にやりましたし、その後はスペイン語や中国語などにも手を広げました。娘にも英語のほかスペイン語と中国語をかなりちゃんとやらせました。その上で僕も妻も娘も、いつでも海外に移住できるだけの人的ネットワークを構築してあります。

日本の将来に過度に悲観的になる必要はないと思いますが、これからどんどん発展していく国でもありません。老経済大国として、今後は生きていくことになる可能性が大きいです。政治家が道を謝らなければですが。

ですから海外に良く目を向けておくことは必要でしょう。早い話、株クラの皆さんが「米国株」と騒ぎ出したのはせいぜいこの5年ほどです。その点、僕は四半世紀前に米国株に目を付けることができて、FANGMANなどの急成長とともに大きな資産を築くことが出来ました。この資産があれば移民を受け入れてくれる国はいくらでもあります。

お子さんはそう考えて育ててみてください。