質問
2024年08月03日 回答
社会人一年目です。100万円をnvda,msft,mn,qcomに突っ込んでいたのですが、直近の暴落で-20万円になっています。初心者なので、反転した雰囲気になったら買い増そうと考えているのですが、TLが損切りという言葉で埋まり不安になっています。私の方針を貫いても問題ないでしょうか。
回答
「ご自分で決めてください」というのがこの手の質問に対する僕の基本的なスタンスです。それをご了解いただいたものとして、回答します。
お金をなくすのは簡単で、いろんな方法がありますが、ツイッターの株クラのTLを見て、みんなが「もっと上がるぞ。今買わないのはアホだ」なんて言っているタイミングで買って、「もうダメだ。損切りするしかない」と悲嘆にくれているタイミングで一緒に売る、というのもその一つです。これをやると気持ちよくお金が溶けていきます。
冷静になって考えてみましょう。現在の下げで損切りしなければならないほどの損失を出している人が、どのタイミングで買っているのか。お手持ちの株から言えばNasdaq指数を参照するのが良さそうです。TLでは「暴落」なんて騒いでいる方もいるらしいですが、Nasdaq指数のチャートを確認すればわかる通り、現時点では値が6月頭に戻っただけです。
つまり現在、TLで大損失だ、損切りしなくちゃとポストして騒いでいるのは、6月後半から7月頭にピークを迎えた一番高いところで、それらの銘柄を買った方たちです。失礼な言い方であることを承知で言えば、「投資がど下手」な人たちです。そんな方たちに同調して売買すれば、お金をどんどん失うのが必然だと言えます。
高いところで買って、下がったら慌てて売るのが、株式投資で損をする一番簡単な方法です。たぶんちょっと経験を積んだ投資家であれば、ここ数日のTLを見て「良い感じに悲鳴が増えてきた。買い場が来たかもしれない」とワクワクしていると思います。それが正しいTLの使い方です。みんなとおんなじことをしなくちゃと考えるのは損を出す投資家への第一歩なので、必ず自分の頭で考えて、自分で決めて売買してください。
参考までにここ1年の僕がどんな考え方で投資をして来たのか、買いておきます。僕はツイッターのTLは「まったく見ない派」です。
まず去年の7-8月頃は、秋に大きく調整することを予想していました。そこでハイグロをほぼ利確した他、いろんな銘柄を利確して僕的にはキャッシュポジを最大限に積み増しました。
予想通り9月に入ると下げ始めたんですが、調整は予想ほど深くはなく、10月半ばには反転し始めました。これでちょっと出遅れたんですが、10月末から11月いっぱいに資金を全面的に投入しました。買ったのは半導体、ハイグロ、長期で持てる超優良株の3本立てです。12月には僕的にはキャッシュポジが最小水準になるまで買いました。
12-1月は相場がどんどん上昇するのをほぼ見ていただけです。「株価が上がっているから買おう」というのは、投資が下手な人の考え方です。「これから上がるだろう」と考えて買うのが投資ですから、実際に上昇し始めたら、ムダなことはせず、ほくそ笑んでいるのがいいんです。こういう時は女の子とチャラチャラ遊びましょう。
ただ僕の目から見ると、12-1月の上昇は急激過ぎました。こういう上がり過ぎた時はよく「値幅調整」という現象が起きます。これを僕は3月後半に起きると読みました。機関投資家がこの時期に利確すると読んだからです。そこで10月末-11月に買った半導体株とハイグロを中心にかなりたくさんの銘柄を2-3月に利確しています。
3月に値幅調整はなく株価は上昇し続けたので、僕の読みはちょっと外れましたが、4月に入るとタイミングは遅れましたが、やや下げモードになりました。そこで4月後半-5月に半導体株を買い直した他、長期保有できる優良株とその他目を付けていた株をいくつか買っています。ただし半導体株はそれほど安くはならなかったので、ロットは以前の半分ほどと少なめでした。
6月以降は株価が急上昇し始めたので、また相場から手を引いて、時折株価をチェックするだけで、女の子と遊んでいました。繰り返しますが、株価が急上昇し始めると、「これは儲かってたまらん」というポストが増えて、それを見て買う人が増えるんですが、このタイミングでは買わない方がいいです。この点では証券アナリストや投資雑誌も信用しないことです。こういうタイミングで買う人のことを、この世界では「養分」と呼びます。
こうして6月の急上昇を眺めていた僕ですが、この時一番考えていたのは「この急上昇には理由がないこと」でした。あえて言えば「米景気は予想以上に底堅い」ということですが、それ以上に、上がっているので上がる、つまり養分が群れているので上がるというメカニズムだと分析しました。これはみんながユーフォリアに陥っているというのが僕の判断でした。こういう相場は何かキッカケがあれば急反転する場合があります。
このキッカケになりそうなものをいくつか想定してシナリオを立てたりしましたが、確定したことはわからなかったし、時期も想定はできませんでした。ただ「これは手仕舞っておいた方が良さそう」という結論に達したので、7月頭に半導体株を2回転目させたのを中心に、長期で持つ予定の銘柄以外をほぼすべて利確しました。これで僕のキャッシュポジは再びほぼ最大になっています。
この他これ以降、少しずつ先物を売ったり、オプションで下落に備える準備をしています。どこまで上がるのかとかいつ下落に転じるのかなどはぜんぜん読めていなかったので、これらは一気に全力ではなく、順次ということになりました。
それ以降の下落は、山陰旅行をしたりしながら眺めていました。旅行が入ったので、参入するのが出遅れたものも多々あります。
6月以降は「この価格では買う魅力がないなぁ」とずっと思ってきました。ですからショートはしても、現物のロングはほぼしてきませんでした。ここに来てやっと買ってもいいものも出てきたかなという感じです。でももう一段安くなる場合も、ここで下げ止まる可能性もあるので、その見極めを自分でするのが重要ポイントになります。
長くなりましたが、言いたいのは下記のことです。
①自分の頭で考えて、売買の判断をする。ツイッターのTLは「投資が下手な人たちのつぶやき」だからノイズでしかない。あえて参考にするなら、反面教師にする
②みんなが「買い」だと言い始めたら、「売る」タイミングを探し始める。みんながもうダメだ「売る」とか「損切りだ」と悲観的になったら、「買う」タイミングを探し始める
③相場は「予想するゲーム」なので、現在上がっているか下がっているのかで騒いでいる人は「ど素人」である。だから参考にはしない。大事なのは「現在」ではなく「未来」
④だから「未来」を予想して、自分の行動を決める。しかしこんなもんそうそう当たるわけがないので、「予想すること」とそれが外れて「軌道を修正すること」の繰り返しをやる
⑤損を出して「慌てる」とか「焦る」という感情は敵である。考えるべきはその損失が自分に許容できるものであるかどうかとその銘柄の未来。熱くなっているとこの「未来」を見通すのにぜったい私情が混ざってくるので、これをできうる限り排除する
これらは簡単なようでいて、実際に実行するのは案外難しいと思います。特に初心者だそうですから、真意がわからないかもしれません。
とりあえず今読むべきなのは、6月からの理由がよくわからない上昇が帳消しになったので、このタイミングで買うか、もう一段安があると期待して、買うのをもうちょっと待つのかです。
FRBの使命はインフレ退治、可能な限りの完全雇用、そして金利の低め誘導です。これまで金利を下げるには条件が整わなかったですが、ようやく整いました。
米景気についてはもともとどうやって落ち着けるのかが課題でしたから、景気指標が悪化するのは当然です。ハードランディング、ソフトランディング双方がありえましたが、現時点では後者で進んでいると僕は認識しています。金融政策が景気を抑え、インフレを抑えようとしているのに、「米景気は底堅い」とやたら強気になって、株を買いまくっていた6-7月の米株価の上昇の方が異常だったと言えます。
11月には米大統領選があります。結果が予断を許さなくなっており、どっちがなるのかで今後の米経済の行方は大きく影響を受けますが、少なくとも大統領が選出されれば米国はお祝いムードになる場合が多いです。マスメディアも含めて就任後しばらくはすべてを好意的に見るハネムーン期間に入ります。
以上のような「材料」を提示しておくので、それで米株価がどうなるのかという「未来」と、自分が今持っている株をどれぐらいの期間持つつもりなのか「期間」を勘案して、ご自分で投資判断をしてください。
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