質問
金利を意識されていますか?
回答
金利は「水準」ではなくて「ベクトル」を意識しています。確かに現在の米長期金利は気になる水準ではありません。これが多少引き上げられたとしても、インパクトがあるとは思えません。でも金利が引き上げられたターンの後では、必ず大きな株価の下落が発生しているというのは、さきほどポストした通りです。
例えば日本の1990年代のバブル崩壊は、大蔵省の行なった不動産融資の総量規制の結果としてよく説明されます。しかし株価が頂点をつけるのは土地バブルが崩壊するよりずっと前の1989年12月29日でした。そこから土地価格の高騰とは無縁に日経平均は下がっているので、データでご確認ください。
この1989年に日銀が行なった大きな政策変更は、2.5%まで引き下げられていた公定歩合を順次引き上げたことです。これは当時過熱していた投資活動を冷ますために日銀が実施したもので、89年末には4%台後半だったと記憶しています。それは当時の日本経済からすれば適当な利上げに見えましたが、日経平均はそこで頂点をつけて、そこから30年上回ることがなかったわけです。
でも日銀は1989年5月に始めた利上げペースを緩めることなく、1年3ヵ月の間に5回の利上げを実施、1991年に6%台になった結果、土地バブルも含めてバブルは終焉します。
2013年に発生したバーナンキショックは利上げですらありませんでしたが、5月22日に当時のFRB議長が「そろそろ債券の購入ペースを落とそうかな」と量的緩和終了を示唆する発言に端を発しています。翌日の日経平均は1143円安になっています。その後もバーナンキは6月19日に「FRBが債券購入額を順次減額していき、2014年半ばには終了させる」と発言したため、市場は大混乱しています。この時は特に新興国株が大きくダメージを受けています。
2015年12月にFRBがゆっくり慎重に進めた利上げはどうみても正当なものでしたが、2018年12月の利上げ終了時に待っていたのは、いわゆる「血のクリスマス」です。
別に信じようと信じまいと僕は構わないんですが、過去には伏線は見事なほど回収されています。
でももう一つ大事なことも触れておきます。米国で金融政策が変更されると、結果としてはほぼ必ず調整や暴落が発生してきました。でも大きな下落の前は、多くの場合、株価は上がり続けています。また短期的な調整や暴落を無視できた場合、その投資家は大きなリターンが得られています。これはS&P500の長期チャートでも見てご確認ください。
こうした金利の動きに関連する株価の動きを投資で活かすのは、そう簡単ではありませんが、ご参考まで触れてみました。
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