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FX/為替相場予測

【為替・FX予測】先週(6/13~6/17)の為替相場の振り返りと来週(6/20~6/24)に向けての予想と戦略

東大ぱふぇっとです。

FXで爆益を出しているトレーダーのYSさんに協力して頂いて、為替の予測を込めた上で【投資神託・予言書】毎月の短期ポジション★世界の未来予測★を更新することにしました🐰

それに付随して、FXトレーダー向けの記事をYSさんに書いていただいたので公開します🐰💕

以降はYSさんに寄稿して頂いたレポートとなります。トレーダー向けの記事ではありますが、週間ニュースとしても非常に価値が高いですね!

先週と今週のドル円のポイント

✔︎ ドル円は週を通じて激しい値動き。週間高値135.59円 週間安値131.49円

✔︎ 🇺🇸中銀を始め、🇬🇧中銀、🇨🇭中銀までもサプライズ利上げ。日銀の黒田総裁は現在のスタンスを変えず。ドル円は怒涛の乱高下。

✔︎ 🇺🇸スタグフレーション懸念が燻る中、FRBはインフレ抑制を重視。🇪🇺も同様の姿勢を示す。

✔︎ 🇺🇸長期金利は週初は上昇傾向であるも、週中から週後半にかけて下落傾向。

✔︎ ドル円、テクニカル的にもファンダメンタル的に続伸材料多く、地合いも極めて強い。

先週(6/13 – 6/17)の考察

今週のドル円は、週初134.43円に寄り付き後、週中にかけて更に高値を更新。週間高値135.59円を記録しました。

しかし週後半にかけて大きく下落。週間安値131.49円を記録すると、そこをボトムに。134.95円前後まで大きく値を戻しました。週を通じて非常に激しい値動きとなってます。

それでは、先週のドル円を動きを世界の動きと照らし合わせて見ていきましょう!

週初

週初から週中にかけて、ドル円は調整局面が入りつつも上昇していきます。

・🇺🇸インフレ懸念の高まりによるFRBのタカ派スタンス強化

(6/10に発表された5月のCPIが約40年5ヵ月ぶりの高水準。これによりインフレピークアウト説が後退)

(🇺🇸を始め、世界的な金融引き締めを背景に過剰流動性相場が逆流。株式市場をはじめとするリスクアセットが大暴落した事で、資産を現金化する需要が増加しドル買い圧力が上昇。🇺🇸長期金利急も上昇する事でドル買い圧力は更に上昇する)

・心理的節目135.00突破した事による仕掛け的なドル買い・円売り

(通貨オプション市場において、135円突破によりこの価格帯のノックアウト・オプションが決済。これがトリガーとなり、オプション勢が買戻しを行う)

ノックアウト・オプションとは・・・リスクが限定された条件で行うオプション取引のことを言います。顧客が決済価格を設定(ノックアウト価格と言う)する事を条件とする事で、高レバレッジを利用する事ができる。ノックアウト価格に達すると自動的にポジションが決済(”ノックアウト”)されてしまいます。

・日銀による臨時国債買い入れオペの増額発表

(長期金利抑制方針を再確認)

上記3点が支援材料となり、ドル円は週中にかけて、週間高値135.59円を記録しました。

週中

しかし、買い一巡すると週中から週後半にかけてドル円は大きく下落していきます。

・🇺🇸スタグフレーション懸念が上昇する中、FOMCにてFRBによる大幅利上げ

(FOMC後の記者会見にて、パウエル議長は慎重な発言)

「0.75%の利上げが一般的になるとは予想していなかった。」

「7月の会合は0.50%か0.75%の利上げが選択肢となる可能性がある」

(今までの過度なタカ派スタンスが後退した事で、🇺🇸長期金利が急低下。米ドル売り圧力が上昇)

・過剰流動性相場の逆流懸念が再び拡大

(🇺🇸による75bp利上げに続き、🇬🇧中銀が25bp利上げ、🇨🇭中銀が50bpの大幅利上げ➡︎世界がスタグフレーション懸念を恐れている中、各国中銀が大幅利上げを行った為、株式市場が大暴落➡︎リスク回避の円買い圧力が上昇)

・🇺🇸経済指標の冴えない結果が続く

(5月住宅着工件数、5月建設許可件数、6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、新規失業保険申請件数など、全てにおいて予想を下回る結果)

・🇯🇵日銀の緩和修正に期待集中

(世界的な金融引き締めを背景に、FOMC後の翌日開催される日銀金融政策決定会合にて、黒田総裁が政策修正や出口議論に関する決定・発言が出てるのではないかとの期待浮上➡︎円買い圧力上昇)

上記4点が支援材料となり、ドル円は週後半にかけて週間安値131.49円まで下落しました。

週末

週末の金曜日、ドル円は再び大きく上昇しました。

金曜日の東京時間午前、日銀金融政策決定会合が開催されました。その後お昼の発表にて、

日銀は現行政策の維持を決定しました。

記者会見にて黒田総裁は、金融緩和政策の継続を強調。日銀の回答に世界中が注目しており、発表後は円売りが再開。ドル円はNY時間寄り付きまで止まる事なく上昇。

これによりドル円は135円台を再び突破。135.41円まで反発する値動きを見せました。その後、ドル円は調整局面に突入し、135円前後で今週を終えました。

今週(6/20 – 6/24)の予想

5/24に記録した直近安値126.36円から現在の価格を見ると、ドル円は3週間強で9円24銭の暴騰劇を見せています。

この間のチャートを見ると、ドル円は主要レジスタンスラインを軒並み上抜け。

強い買いシグナルを示唆する一目均衡表においては、三役好転が再び成立。

テクニカル的に見て、地合いは極めて強いと判断できます。

ファンダメンタル的に見ても、ドル円の続伸材料が強く揃っています。

・FRBの金融引き締めスタンス強化

(政策金利を大幅引き上げ(75bp)、ドットチャートも上方修正)

・日銀の金融緩和スタンスに変化なし

(世界中が緩和修正催促に走っているにも係わらず、黒田総裁に動き無し。金融緩和継続スタンスが再強調される)

・上記を背景とした日米金融政策の違い

(日米名目金利差拡大におけるドル買い・円売り)

・世界規模で円売り圧力上昇

(自国通貨発行国が利上げを相次ぐ中、スイスまでも金融引き締めに転換。一方、日本は変化無し➡︎世界の金融政策格差が拡大→各国との名目金利差が拡大➡️クロス円上昇➡︎ドル円連れ高)

以上のことから、引き続きドル円の上昇をメインシナリオと想定します。

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