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【基礎知識編】

【おすすめ投資法】分散投資と集中投資はどっちがいいの?バフェットはどっちの選択をどのような理由で選択してきたのかを解説!

東大ぱふぇっとです。

資産運用の世界で一般的に良しとされる投資方法の一つに分散投資がありますよね。

これには投資対象を分散した方がリスクが下げられるという考え方が根底にあります。

確かに、個別銘柄を5社だけ持っているよりも30社持っている方が、個々の値動きが相殺しあって全体としてはマイルドな値動きになりますよね。

投資の世界においては「価格の変動幅が小さい=リスクが低い」と解釈できます。

これは感覚的にわかりやすいですね。

一方で、世界で最も有名な投資家であるウォーレン・バフェットはこの「分散投資はリスクを下げる」という考え方に明確にNoを突き付けています。

今日は、バフェットの主張の背景についてわかりやすく解説していきたいと思います。

一般的に解釈される分散投資の有効性

分散投資は「卵は一つの籠に盛るな」という格言と共に広く言い伝えられる投資方法ですね。

これには投資対象の分散と投資タイミングの分散があります。

投資対象は、株式、債券、不動産、コモディティ等のアセットクラスを分散することから始まり、アセットクラスの中でも投資対象を分散します。

ダナハーちゃん
ダナハーちゃん
例えば株式なら、全世界株式とか幅広い株式に投資をするとかね🐰

ちなみに分散投資の有効性には理論的な裏付けがあります。

現代ポートフォリオ理論の中核的な理論であるCAPMでは、最もリスクリターンの効率が良いポートフォリオをマーケットポートフォリオと位置付けます。

マーケットポートフォリオとは市場で売買できる証券すべてをまるごと全部買うというようなポートフォリオです。

当然、株式、債券、不動産、コモディティなど全てを含みます。まさに分散投資の鏡のようなポートフォリオですね。

CAPMでは分散すればするほどリスクリターンは改善すると考えます。

むしろ個別の企業だけを持つことはリターンに見合わない余分なリスクをとることになるので、マーケットポートフォリオ以外はナンセンスと考えます。

分散投資に対するバフェットの考え

一方、世界一の投資家であるウォーレンバフェットは、分散投資の有効性には賛成しておらず、むしろ少数銘柄への集中投資の方が有効だと主張します。

もしあなたが企業のビジネスを理解し、長期的な競争優位性をもつ企業を5~10社ほど見つけられる「モノのわかった」投資家なら、ありきたりの分散は勧められません。それは、単にリターンを損ない、リスクを増やすことになりかねないからです。

 

例えばバフェットが伝説の投資家として既に有名であった1990年、彼が経営するバークシャーハサウェイの上場企業ポートフォリオは以下の通りでした。

  1. Coca-Cola: 42.42%
  2. Capital Cities/ABC, Inc.: 26.91%
  3. GEICO: 21.70%
  4. Washinton Post: 6.68%
  5. FHLM: 2.29%

時価総額合計:5,118百万ドル

東大ぱふぇっと
東大ぱふぇっと
なんと5銘柄に集中投資していたんだよね!

まぁ私も個別株で保有している銘柄はダナハーちゃんと○○○○だけなんだけどね。。。

秘密の宝くじ銘柄は、私のnoteに記載していますので、ご興味のある方はそちらをご覧くださいね。

 

当然、バークシャーハサウェイは非上場企業にも投資していますから、バークシャーの投資先がこの5社だけだったわけではありません。

ただ、普通のアクティブファンドだと30社以上保有しているのが一般的なので、それに比べたら圧倒的に少ないです。

バフェットはこうも語っています。

ポートフォリオを分散させる必要があるのは、投資家が企業の経済的な状態を理解していない場合に限ります。

多くの投資家は企業のビジネスを理解していないので何がリスクなのかわかりません。

そうするとリスクを分散させるためには、投資対象を分散させることが有効な手段となります。

一方、投資対象のビジネスを理解しそのリスクも理解している場合、やみくもに分散投資してリスクの高い企業もあわせて保有するよりも、リスクが小さいとわかっている企業に集中投資する方がよっぽどリスクが低い、というのがバフェットの主張です。

そしてバフェットが考えるような、「長期的な競争優位性」を持っていて、「優秀な経営者」がいて、「魅力的な価格」で買えるような企業というのはほんの一握りしか存在しません。

それらのみに投資をすれば結果的に集中投資になる、というのがバフェットの考えです。

分散投資に対するマンガーの考え

ちなみに、バフェットの相棒のチャーリーマンガーも同じようなことを言っています。

多くの人が、4~5銘柄に投資するよりも100銘柄に広く分散投資している方が、プロフェッショナルな投資をしていると思っている。

この考えは全く持って狂気の沙汰だと思う。私にとっては、優良企業を100社見つけるよりも、5社見つけるほうがはるかに簡単だと思うからだ。

私はこのようなdiversification(投資対象を分散すること)をdiworthification(価値を低下させること)と呼んでいる。

私は、自分自身が理解できるビジネスで、自分自身にアドバンテージがあると思える企業を2~3社を保有している方がはるかに安心だ。

 

これらを踏まえると、もしあなたが平均的なリターンを上回る運用成績を上げたいのであれば、投資対象のビジネスを理解しリスクを見極め、最も素晴らしいと思ういくつかの銘柄に集中投資すること」が必要になってくるといえます。

まとめ

  • 分散投資の有効性は理論的な裏付けがある。
  • 一方、バフェットは分散投資よりも集中投資の方が、より低いリスクで、より高いリターンが得られると考える。
  • 企業のビジネスをしっかり理解し、長期的な競争力をもつ企業を見つけられるなら、そのような企業だけに投資する方がよりリスクが低いから。
  • そして、そのような企業というのは決してたくさん存在するものではなく、結果的に集中投資になる。

はっきり言って、普通の投資家がバフェットレベルで企業のビジネスを理解することなんて不可能だと思うんですよね。

なので、多くの投資家にとっては分散投資された指数取引がやはり最適解なんだと思います。

ダナハーちゃん
ダナハーちゃん
分散投資して平均的なリターンで我慢するしかないのね。。。🐰💔
東大ぱふぇっと
東大ぱふぇっと
実はそんなこともないんだよ🐰💕

”インデックス投資”と”レバレッジ”をかけ合わせれば、分散投資による効率性を確保した上で、平均を上回るリターンを狙うことができます。

詳細についてはこのnoteにまとめてるのでここから勉強してみてね🐰

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