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FX/為替相場予測

【為替・FX予測】今週(3/28-4/1)の為替相場の振り返りと来週(4/4-4/8)に向けての予想と戦略

東大ぱふぇっとです。

先日お伝えしたように、FXで爆益を出しているトレーダーのYSさんに協力して頂いて、為替の予測を込めた上で【投資神託・予言書】毎月の短期ポジション★世界の未来予測★を更新することにしました🐰

それに付随して、FXトレーダー向けの記事をYSさんに書いていただいたので公開します🐰💕

以降はYSさんに寄稿して頂いたレポートとなります。トレーダー向けの記事ではありますが、週間ニュースとしても非常に価値が高いですね!

いやこれ無料で公開していいのかな。。。ってちょっと思った()

今抑えておきたいポイント

〇ドル円は週初で120.60円から123.50円まで上昇。日銀指値オペは1日3円の急上昇を見せた。
〇週後半は利食いによるポジション売り、当局者の円安牽制発言、期末のリパトリにより121.28円まで急落。
〇雇用統計の結果は堅調!122円台半ばまで持ち直す。
〇資源価格が低下傾向。欧州経済指標が良好な結果により、ユーロの買い戻しもやや目立つ。
〇テクニカル的にもファンダメンタル的にもドル円の買い材料多い。
〇ドル円相場の上昇をメインシナリオとして予想
〇来週のドル円の予想レンジ120.60円ー123.50円

今週(3/28ー4/1)のドル円相場の振り返り

今週のドル円相場は、週の初め121.97円で寄り付いた後、早々に125.11円まで急伸しました。2015年8月12日以来、約6年7ヵ月ぶり高値です!

(週初)ドル円が急伸した要因

急伸の1番の原因は、

✔︎日銀による10年物国債の連続指値オペ(3/29から3/31までの連続無制限買い入れ)の発表です。

これにより、以前からドル円を円安に押し上げてた要因である日米金融政策の方向性の違いがさらに強固なものとなり。円安の上昇を加速させたと考えられます。

さらに、以下2点も円安上昇の触媒となりました。

✔︎ロシア・ウクライナを巡る停戦協議の進展期待。(トルコでロシアとウクライナの停戦交渉開始)

✔︎株式市場の堅調推移(リスク選好の円売り圧力)

これにより、ドル円は心理的節目である123円、124円、125円の壁をいとも簡単に突破していきました。

東京、ロンドン、NYの各市場は円安が円安を呼ぶトレンドを大きく形成していきました。

しかし、短期間でこれだけ高騰すると反動した時の利食い売りはかなり強く優勢されます。

(週初〜週後半)ドル円が下落した要因

ドル円が125円を突破した翌日(3/29)から、週後半にかけて、週間の安値121.28円まで急落しました。その要因は6点あると考察します。

✔︎本邦政府・当局者が相次いで円安牽制発言を連発。

松野官房長官:「最近の円安進行を含め日本経済の動向を注視」

榊原元財務官:「130円までの円安は問題が生じる」
「130円まで円安が進むならば為替介入や利上げでの円安阻止もオプションに入る」

鈴木財務相 :「悪い円安にならないようしっかり注視」

神田財務官 :「為替の急激な変動は望ましくない」
「最近の円安進行含め経済の影響など緊張感もって注視」

岸田首相  :「為替の安定は重要であり急速な変動は望ましくない」
「米国などと意思疎通を図りつつ適切に対応する」

✔︎本邦年度末に向けてのレパトリ

レパトリエーション(略して「レパトリ」)とは、「本国へ帰還する」という意味の単語で、金融分野では「海外にある資金を自国内に戻す」という資金還流を指します。

日本では機関投資家が決算に備え、毎年2~3月初旬にかけてこれを頻繁に行う傾向があります。

海外で運用している外貨建て資産を売って円に交換する動きが起こり、円買いドル売り注文が膨らむことで円高要因になります。

 

✔︎資源価格が急反落した事で、ドル売り圧力が強まり、円売り圧力が弱まった。

○資源価格下落した事でインフレ懸念が後退する。これにより米金利が低下。米金利が低下した事で米ドル売りの圧力が強まる。
○資源価格下落した事で、本邦貿易赤字の拡大懸念が後退。これにより円売り圧力が後退する。

✔︎日経平均株価の下げ幅が拡大したことから、リスク回避の円買いが再開。

✔︎米2月PCEコアデフレーターの市場予想を下回る結果。(但し1983年以来の伸び率を記録しているので決して悪くない。市場の反応も薄かった。)

PCEデフレーター  (前年比)+6.4%、予想 +6.4%
PCEコアデフレーター(前月比)+0.4%、予想 +0.4%
PCEコアデフレーター(前年比)+5.4%、予想 +5.5%

✔︎月末・四半期末のロンドンフィキシングによるドル売りフロー

心理的節目である121円をまで下げると、再びドル円は円安方面に上昇を開始しました。

(週終盤)ドル円が再び上昇を始めた要因

週の終盤、121円まで根を下げたドル円は再び上昇を始めます。

✔︎3月雇用統計が堅調な結果

○非農業部門雇用者数○

結果:43.1万人

予想:49.0万人

前回:75.0万人(67.8万人から修正)

○失業率○
結果:3.6%

予想:3.7%

前回:3.8%

○平均時給(前月比)○
結果:0.4%

予想:0.4%

前回:0.1%(0.0%から修正)

○平均時給(前年比)○
結果:5.6%

予想:5.5%

前回:5.2%(5.1%から修正)

非農業部門雇用者数は市場予想を下回ったものの、前回分と前々回分が上方修正されました。失業率は低下し平均時給が上昇。これによりFRBの大幅利上げが濃厚と推測します。

米金利は上昇し、米ドル買いの圧力は一層高まるでしょう。

また欧州に目を向けると、ロシア・ウクライナを巡る地政学的リスクが再度高まっています。

地政学リスクの高まりは、現況の為替相場に至っては有事のドル買い需要を強めます。

ロシア・ウクライナのヘッドラインにより、エネルギー価格が不安定に上昇下降を繰り返しています。

この不安が欧州にスタグフレーションを呼び込む懸念を強める事で、ユーロを売却しドルを買う動きが強まります。これもドル円が上昇する要因と考えられるでしょう。

結果的にドル円は122.50円前後まで持ち直し、週を終えました。

ドル円が上昇する要因は、いくつかありますが、やはり一番強い要因(上昇する根っこのような存在)として考えられるのが、日米金融政策の格差であると考察します。

これにより日米名目金利に差が生まれ、通貨は金利が低い円から金利の高いドルに流れるトレンドが強まります。

本年度は、FRBが利上げを7回行う事が見込まれており、次回の利上げも0.5ポイント上昇が既に折り込まれています。

一方で日銀は、4ー6月期の「中長期債の買い入れ増額」を発表するなど。金融緩和の継続を強調しています。

日米の金利差は広がる一方ですね!

来週(4/4-4/8)のドル円相場の市場予想と戦略

1/24に記録した年初来安値113.47円から現在までの動きを考えると、ドル円は、わずか2ヵ月で11円64銭の急騰劇を見せています。テクニカル的にもファンダメンタル的にも地合いは極めて強いと予想。

ドル円は来週以降、再び上値を試してくるのではないかと思考します。

ドル円相場の市場予想

市場の関心は、日米金融政策格差に集中しているのではないかと推測します。

4/1(金曜日)のマーケットでアメリカの債権市場、国債の利回りで大きな動きが見られました。

2年債が+0.18%と大幅な上昇を見せて2.46%を記録しています。一方の10年債券利回りは+0.07%の小幅上昇で2.39%、逆イールドカーブが深まってきております。

逆イールドカーブは景気後退の予兆と言われています。

※必ずしも後退する訳ではない。その時の経済状況による。

ISM製造業景況指数も鈍化を始めた所を見ると、各指標の発表や当局者の発言によっては、ドル円は乱高下する場面が多くなることが予想されます。

来週の戦略

来週は週の中間に、米3月ISM非製造業景況指数とFOMC議事要旨が控えています。

大きく利益を狙うなら、この2つがポイントになると僕は考えます。

✔︎米3月ISM非製造業景況指数(4/5)

✔︎FOMC議事要旨(4/6)

米3月ISM非製造業景況指数が市場予想を上回る場合や、FOMC議事要旨でバランスシート圧縮について議論されていたことなどがもし明らかとなれば、米長期金利は上昇し、米ドル高の経路でドル円には再び強い上昇圧力が加わると思考します。

場合によっては、3/28に記録した高値125.11に向けて上昇するシナリオも十分考えられます。

しかし、125円の壁は投機筋の中では一つのターニングポイントとなっております。

今から遡ること約7年前の2015年の6月。ドル円は125円に向けて円安トレンドを形成していました。

当時のオバマ大統領は「ドル高は問題である」とのドル高牽制発言を連発していました。黒田総裁もそれに同調するかのように「さらに実質実効為替レートが円安に振れていくということはありそうにない」と円安牽制発言。

これにより、ドル円は今までの上昇トレンドが反転。下降トレンドが長い期間続きました。

しかし現在は違います!

現在、アメリカは歴史的なインフレ環境下に置かれているため、インフレを和らげ為のドル高は喜んで迎えるスタンスであると考えられます。

円安牽制はあくまでも日本国内の問題であり、日本の当局者による円安牽制発言は、世界に向けてのインパクトは非常に弱いと思考します。

テクニカル的観点から推測するに、来週の予想レンジ幅は120.60円から123.50円辺りと推測します。

現在、122.50円辺りを推移していますので、下2円の下落が起きても、証拠金維持率が耐えられるなら、そのままロングでホールド。

万一120円を下落してしまった場合は、損切りを行った方が無難と考えます。

逆に120円あたりで小幅なレンジ相場を形成し、再び上昇を見せる様子があるなら、ロングで入ると利益を取れると思います。

逆に125円前後は要注意です!いくら米国とのドルに対する容認が違えど、過去の下落をうんだポイントなので125円を利確ポイントと定め、その後の動きを様子見する方が無難かと思います。

124円を越えた辺りから、逆指値のポイントを更新していく格好で最大限の利益を追求するスタイルとなります!

それでは、来週のトレードを楽しみましょう!

YSさんが使っているFX口座

僕はGMOクリック証券【FXネオ】 とDMM FXを併用して使っている。

どちらが良いかと問われたら、正直どちらも良いのではっきり、こちら!と答えるのは難しい。

操作方法や注文方法は他の会社と変わりない。

スワップ金利で比べれば、他に高い会社があるだろうけど、正直、スワップ金利でFXは儲からないので、スワップ金利はそこまで気にする事でもないだろう。おまけ位の位置づけでいいと私は考える。

じゃあ他と比べて何が違うのか?

インターフェースとサーバの強さ。この2つです!

正直両方がそれぞれいい所を持っているので、簡単にお勧めする。

GMOクリック証券【FXネオ】の強み

GMOクリック証券【FXネオ】は為替相場の暴落時がとても強い!!

加えてスプレッド幅が良心的!

弱い会社だと暴落時は注文が殺到し、サーバがダウンすることがある。現にコロナショックの時、ヒロセ通商のサーバがダウンし、ライオンFXを使う人たちのポジション注文が遅れ、強制ロスカットを余儀なくされる事件があった。

暴落時や相場が荒れている時、月曜日の為替相場が開く時などは、Ask(買い)とBid(売り)のスプレッドが広がりやすく、損切りと利確がスプレッド幅によって削がれるが、GMOクリック証券【FXネオ】のスプレッドは本当に良心的だ。

DMM FXは結構スプレッド開く)

後、細かい事を言うと、マーケット情報を確認しながら、リアルタイムで為替の動向をチェック出来るのもポイント。

(DMMにはこれが無い。その代わりマーケット情報は物凄く見やすい)

DMM FXの強み

GMOクリック証券【FXネオ】と比べると、サーバの強さやスプレッドの開き具合は少し劣るが、ここはマーケットニュースの情報が早く、経済指標の結果がとても見やすい。

FXは情報戦の要素も加味するので、マーケット情報が早いのは武器になる!

おすすめ口座まとめ

GMOクリック証券【FXネオ】

  • サーバが鬼強いので経済ショックや緊急事態でも楽々対応出来る。
  • 暴落時や月曜日の為替市場開始時のスプレッド幅が超良心的。
  • マーケットを確認しながら、同画面で為替の動向を追える。

DMM FX

  • インターフェースに力を入れている。全体的に操作がとても行いやすい。
  • マーケット情報がとにかく早い。
  • 画面全部を使ってマーケット情報を展開しているので、読みやすい。

YSさんは両方とも使いこなしているみたいですね。

FXに興味がある方は両方ともイジってみて比較してみると良いかもしれません🐰

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