コロナショック

市場が不安定化!先行指標から分かること

東大グレアムです。

最近の市場はコロナウイルスの感染再拡大やFedのバランスシートの拡大速度がほぼ止まっていることを背景に、不安定な動きが続いています。

アメリカのコロナウイルス新規感染者数

再び新規感染者数が増加基調になっているのが懸念されているようです。

米テキサス州のアボット知事は25日、新型コロナウイルスの感染再拡大に伴い、州の段階的な経済再開を一時停止すると表明しました。

Fedの動向

M2(マネーサプライ)

バランスシート

ドル流動性スワップ

グラフは全て変化額を軸に取っています。最近はFedの緩和も落ち着いてきた印象です。

流動性の先行指標の動き

このような状況の中で、流動性の先行指標となってきたビットコインとRUSSELL2000(アメリカの代表的な小型株指数)の足元の動きが弱いです。

以前に先行指標の一部について解説した記事があるので、こちらも併せて参照ください。

【検証】先行指標でコロナショックは予測できたか東大グレアムです。 コロナショックで株価下落の真っ最中ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか? もう証券会社の損益のページを...

ビットコインとS&P500

青い線がビットコイン(右軸)、赤い線がS&P500(左軸)です。

ビットコインは2月~3月の急落時もS&P500に先駆けて下落し、回復に入るのも早かったです。底値を付けるのが2週間くらい早かったですね。

最近では、ビットコインが6月1日にピークをつけて下落基調に入り、その後S&P500が6月8日にピークをつけています。

RUSSELL2000とS&P500

青い線がRUSSELL2000(右軸)、赤い線がS&P500(左軸)です。

こちらは3月の下落時はS&P500と同時期に底をつけています。

一方で以前に先行指標について紹介した記事では、S&P500が上昇局面となっている場合でも、市場全体に流動性が十分に行き渡っていないとRUSSELL2000の回復がS&P500に遅れる傾向があることを指摘しました。

底からの回復を見ると、RUSSELL2000の回復がS&P500よりも弱いことが分かります。

また、直近ではS&P500が6月8日にピークをつけており、RUSSELL2000も同時期ですが、RUSSELL2000の方がより下落基調が強いです。

今後の予測

新規失業者数

Jobless claims dip to 1.48 million, but slow decline signals choppy economic recoveryより抜粋

新規失業者数の推移をみると、未だに多くのアメリカ人が職を失い続けていることが分かります。

Fedは雇用の最大化を掲げており、目下では物価のインフレ圧力も強くないことから、金融緩和をする口実が十分にあることを意味しています。また逆資産効果への警戒から、現時点で株式市場が下落することは避けたいと考えているでしょう。

こうした中で、仮に株式市場が再び調整し始めたとしても、前回のFOMCでVIXが50%以上急騰してS&P500が-5%以上下落した時と同様に(このときは個別社債の買い入れ発表)、何かしらの救済策を用意している可能性が高いです。

よって、雇用や感染状況といった実体経済の悪化は株式市場にはプラスとマイナスの双方の影響があることを覚えておいたほうがよいでしょう。

リーマンショック以降の株式市場の変動要因の9割はマネーサプライであり、企業業績の要因は1割しかなかったことを考えると、長期投資家は実体経済の悪化指標が発表されたからと言って慌ててポジションを縮小する必要はないでしょう。

実際、6月25日の株式市場はアメリカ国内の感染状況の悪化が懸念されたこともありプレマーケットでは下落していましたが、結局は上昇して引けています。

アメリカでも日本でも通貨価値の下落懸念と株高がいつまで続くか分からない不安から、プライベートバンクでは金保有の割合を増やす動きが加速しています。

焦点:金投資に走る世界の超富裕層、株価の急伸に警戒感

参考までに、市場というものは、不安の中でリスクをとって投資をしたものが報われる仕組みとなっており(リスクプレミアム)、逆に市場に楽観が蔓延した時こそ投資家は下落を警戒すべきです。

長期投資家の方々は足元のノイズに惑わされずに、リスク許容度の範囲内で株式への投資を継続することで、通貨価値の下落に対抗できるのみならず、資産を増やすことが可能でしょう。

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