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東大グレアムです。
コロナショックで世界中が大変なことになっていますが、危機というのは重なって起こるもののようです。
アフリカでイナゴが大量発生しており、小麦がやばたにえんかもしれません。
あれ、イナゴ投資家のことかと思った!
本物のイナゴです。
もちろんイナゴ投資家も大量発生していますが・・・
アフリカのイナゴ大量発生がヤバイ
↓ケニアでイナゴを追い払う人
イナゴしか見えない・・・
この記事のアイキャッチ画像が↓なのですが、いつかのイナゴ投資家の記事に使ったいらすとやさんのアイキャッチ画像と構図が一緒ですね。
イナゴが飛ぶ方向が左から右ってだけなんですが・・・
World Bank approves record $500m to battle locust swarmより引用
イナゴは穀物を食い荒らし、アフリカで食糧危機を深刻化させています。
ちょうど作付けの時期に大量発生したことに加えて、コロナでロックダウンしているため、専門家が大量発生している地域に行って支援することも困難のようです。
世界銀行はこの危機に対して5億ドルの支援をするそうです。
過去1年間の小麦価格の推移
青い線が小麦先物価格、赤い線がS&P500です。
近年はオルタナティブ投資としてこうしたコモディティが投資家のポートフォリオに組み込まれて金融商品化したことで、株や債券との相関係数が高まっていることに注意する必要があります。
2019年のFedの金融緩和以降、株とともに小麦価格は上昇していますが、株の下落とともに急落してほぼ同時期に底をつけています。
その後イナゴの大量発生により小麦価格は急騰しましたが、その後の価格は下落傾向となっています。
このまま小麦価格は落ち着きを取り戻すのでしょうか?
私はまだ安心はできないと思います。
実はリーマンショックの時にも小麦価格は暴騰と暴落を経験しています。
リーマンショックの時の小麦価格
小麦先物価格
上がり方も下がり方もすごいです。
同時期のS&P500
割合を同じにすると小麦価格の変動が大きすぎてS&P500の動きが見えずらくなるので、別のグラフにしました。
株価と同時期に小麦先物価格は暴騰し、暴落しています。
小麦価格はその後も上がったり下がったりを繰り返していますが、この価格をつけたのは空前絶後です。
何故価格が暴騰したのかについては、研究者間でおおよそ共通の見解となっています。
・小麦の不作、在庫の低下、原油価格の高騰、インフレの常態化、輸出の禁止や制限、需給の逼迫、米ドルの減価
What caused the food price spike of 2007/08? Lessons for world cereals markets
今後小麦価格が高騰する可能性
これらの要因を順番に見ていきましょう。
小麦の不作・在庫の低下・需給の逼迫
イナゴによってアフリカの小麦が被害にあっていることは述べたとおりです。
問題は、これがほかの地域まで波及するかどうかですね。
既にインドとパキスタンでもイナゴが大発生しています。
中国まで波及する可能性は低いですが、リスクとしては考えておく必要があるでしょう。
需要の多くを占める中国は小麦を輸入に頼っているため、他の地域での生産量低下も需給の逼迫に影響すると考えられます。
Will epidemic, locust plague be trigger of food crisis in China?
現在はコロナショックで外食産業の需要が激減していますが、経済が戻ったらどうなるのでしょうか?
原油価格の高騰
原油先物価格
先物価格は急激に回復しています。
eiaの見通し
WTI先物価格の見通し
eiaは、先物価格の折込よりも大きな上昇を予測しています。
需要と供給、在庫の見通し
原油の消費はQ3に急回復し、生産量の減少に伴い、過去最大級に積みあがったQ2の在庫もQ3でマイナス、Q4でさらにマイナス幅を大きくする予想となっています。
※プラスは在庫の積み上げ、マイナスは在庫の切り崩しを表しています。
2021年は一貫してマイナスとなっていますね。
これは、ワクチンの開発が成功して経済が戻った場合に、自粛の反動で原油価格の急騰が起こる可能性が数年以内にあることを示唆しているかもしれません。
インフレの常態化、米ドルの減価
マネーサプライM2
凄まじい勢いで増えています。
インフレ率
青い線がインフレ率、赤い線がS&P500です。
ほとんど同じ動きをしていることが分かります。
インフレは起きるか
これだけ紙幣を印刷しているのですから、通貨価値の下落が起きないと考えるほうが不自然でしょう。
現在先進国間の為替市場が崩壊していないのは、どの国の通貨価値も等しく下落しているからです。
増えた通貨はどこへ行ったのかというと、ほとんど全てが株式を含む資産価格の押上げに使われたと考えられます(資産インフレ)。
株式の額面価値は上がりましたが、単純にその分貨幣価値が毀損したと考えることができそうです。
S&P500/ゴールド
↑S&P500をゴールドで割っています。ゴールドの価値は米ドルの価値とおおよそ反比例するため、これを見ると通貨価値の毀損を除いた株式のパフォーマンスが分かります。
米ドルベースで見た場合と比較して、ほとんど回復していないように見えますね。
一方で消費財の物価については、今のところマスクやトイレットペーパー等の転売屋の的となったもの以外はそれほどインフレしていません。
資産を保有しない一般庶民は自粛要請で収入が断たれ困窮した一方で、資産を保有する金持ちだけが儲かったということですね。
ワクチン開発等により各国で自粛が解除された場合、原油価格と同様に反動で需給が逼迫し、一般消費財までインフレする可能性は考えられます。
輸出の禁止や制限
コロナウイルスの件でアメリカは感染拡大の責任を中国に押し付けています。
貿易戦争の懸念も再燃していますし、アメリカに上場している中国企業から投資資金を引き揚げる法案が上院を可決するなど締め付け姿勢を強めています。
小麦についても、アメリカが中国を締め付けるために他国に働きかける可能性も否定はできません。
まとめ
リーマンショックの時に小麦が高騰した要因が、各国のロックダウン解除に伴う需要回復によって再現される可能性があります。
数年以内に小麦価格が高騰する可能性はあると言えるでしょう。
ところで、イナゴといえばこのチャートですね。
サンバイオのイナゴタワー
怖いですね。これこそが真のイナゴタワーと言えるでしょう。最近のアンジェスも似たようなものでしたが。
仮に小麦先物価格が高騰した場合、同じようにイナゴ投資家がたくさん沸くのでしょうね。
小麦価格を高騰させるのはイナゴなのか、イナゴ投資家なのか・・・
イナゴの生態
イナゴは相転移といって、個体密度の上昇によって孤独相から群生相への変異が起きます。
↑緑色が孤独相、黒っぽいのが群生相
イナゴは高密度によるストレスによって体色が暗色化します。
自粛で引き籠っている孤独相の投資家もバクソンモービル無限ナンピンやアンジェス信用買いの含み損によるストレスを抱え込むと、体色が暗色化して群生相のイナゴとして変異転生するとの研究結果が発表されています。
皆さんの周りにも含み損によるストレスが原因で体色が暗色化し始めている投資家がいないか、注意を払って探してみることが必要かもしれません。
なぜならそうした投資家の末路が、アフリカやパキスタンで害を為しているイナゴかもしれないのですから。
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