東大グレアムです。
10月28日は株式市場・コモディティ市場・暗号資産(仮想通貨)市場、債券市場全てが急落しました。
その背景にはトレンドフォロー型CTAの損切があった可能性があります。
主要株価指数
S&P 500(青線)、NASDAQ 100(オレンジ線)、RUSSELL 2000(緑線)の5日チャートです。
10月28日はS&P 500が-3.53%、NASDAQ 100が-3.93%、RUSSELL 2000は-3.49%と全指数が大きく下落しました。
S&P 500 Map
S&P 500のヒートマップです。
決算でサプライズを出したGEやADPを除き、全面安となっています。
インプライド・ボラティリティ
VIX(青線、右軸)、VXN(オレンジ線、左軸)の年初来チャートです。
10月28日はVIXが+20.78%、VXNが+18.68%と急騰しました。
長期名目金利
1ヶ月チャート
3ヶ月チャート
10年金利(青線)、20年金利(オレンジ線)、30年金利(緑線)の1ヶ月チャートと3ヶ月チャートです。
長期名目金利は8月から上昇基調にありました。
直近では10月23日をピークに下落に転じていましたが、28日の途中から急上昇しています。
これは長期国債が株と同時に売られたことを意味しています。
実質金利
10月28日の実質金利は全ての年限で上昇しました。
ドルインデックス
ドルインデックスの1ヶ月チャートです。
ドルインデックスは短期実質金利(正確には他通貨との差)の動向を反映して動きます。
10月21日~22日が短期的な底になっていますが、これは5年限の実質金利が10月22日に底を打っているのと整合した動きとなっています(財務省の実質金利のデータは1日の終わりに発表されるのでやや遅れます)。
貴金属先物
金先物(青線)、銀先物(オレンジ線)、プラチナ先物(緑線)の5日チャートです。
金先物は-1.71%、銀先物は-4.93%、プラチナ先物は-1.76%とドルインデックスの上昇と符合してすべて下落しましたが、元々投機的な性格が強く、HV(ヒストリカル・ボラティリティ)が高い銀先物は比較的大きく下落しています。
また、原油先物もEIAが発表した原油在庫が予想を上回ったため、-5.53%と急落しています。
今回の下落の引き金
下落の背景
下落の背景はニュース等で言われている通り、以下の3つが主な要因であると考えられます。
・アメリカと欧州のコロナウイルスの感染者数・死者数が増加傾向にあること
・大統領選の不確実性
・大統領選前の追加経済支援策の合意が不可能となったこと(元からそうだったとは思いますが)
こうした要因が背景にあり神経質な環境下にはありましたが、10月28日に急落した直接的な引き金は、システマティック勢の動向によるものである可能性があります。
システマティックな順張り戦略
CTAとはCommodity Trading Advisorの略で、商品先物のみではなく、通貨、株価指数先物など広範な金融商品に分散投資して、顧客から預かった金融資産を運用する企業や運用者を指します。
戦略別の残高の推移
日銀のレポートによると、ヘッジファンドは、相場の流れと同方向に投資(順張り)する、いわゆるトレンド・フォロー型の戦略を拡大させています。
トレンドフォロー型CTAの動向
S&P 500
NASDAQ 100
CTAs Are Approaching A Liquidation Trigger Point As They Sell Treasuries
野村証券のレポートによると、トレンドフォロー型のCTAは、米国株式先物でロングポジションを徐々に蓄積していました。
米国大統領選挙が近づくにつれ、彼らはより多くのポジション調整に引き込まれる可能性が高いものの、トレンドフォロー型戦略は一般に、S&P 500の3,390およびNASDAQ 100の11,610を超えるものをまだ求めており、引き続き市場の上昇余地を追いかけていました。
直近ではCTAはS&P 500のネットロングポジションを徐々に拡大させていました。27日以前の下落に対しては、CTAは下落がトレンドではなく一時的な落ち込みであると推定したようです。
NASDAQ 100については、11,610を超えるかどうかを判定基準としていたようで、それを超える限りは買い増しを継続するプログラムであったとのことです。
NASDAQ 100先物のCTAのポジションは2000年以来で67パーセンタイルであり、S&P500先物の38パーセンタイルと比較すると重めとなっているため、さらなる買い増しの余地はそれほど多くはありません。
CTAの損切基準がどのあたりに設定されていたのかは不明ですが、その基準を下回ったために急激な売り注文が入ったと考えることができそうです。
まとめ
・10月28日は株式市場・コモディティ市場・暗号資産(仮想通貨)市場、債券市場全てが急落した。
・ヘッジファンドはトレンド・フォロー型の戦略を拡大させている。
・トレンドフォロー型戦略はS&P 500の3,390およびNASDAQ 100の11,610を超えるものをまだ求めており、引き続き市場の上昇余地を追いかけていた。
・CTAの損切基準がどのあたりに設定されていたのかは不明だが、その基準を下回ったために急激な売り注文が入ったと考えることができる。
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