質問
2025年09月29日 回答
「VCやPE、ディストレスト債権、プライベートデットを事業化してハイリスク・ハイリターンを狙う」というのは、イメージとしてはソフトバンク・ビジョン・ファンドのような方向性に近いという理解でよいのでしょうか？
もちろんスケール感や投資先のステージ（ビジョンファンドは確か大型未上場中心？）などは異なると思うのですが、
目指しているのはそうした“ハイリスクを取って大きな成功を狙う”世界観なのか気になりました。
回答
ビジョンファンドよりはずっと小規模です。またあんな大雑把なものではありません。VCは文字通り、主にアーリーステージにある未上場のベンチャー企業に投資します。PEはこの未上場企業への投資をファンド化したもので、ここではミドルステージの企業も扱います。ヘッジファンドへの出資と合わせて、これらを「オルタナティブ投資」という枠で括っています。
ディストレストデットなどはまた別枠の「プライベートクレジット」というアセット配分になります。これは銀行を介さない資金の貸し手になるものです。ですから一般の銀行レベルのダイレクトレンディングもやりますが、これは利回りが低い。
一番ハイリスクハイリターンなのは、事実上経営破綻した企業を二束三文で買い、これを再生させて高く売ることで、これがディストレストデットです。日本では企業再生ファンドとも言われています。プライベートデットファンドを行う企業に出資するほか、自分たちでも直接案件を手掛けられるように準備を進めています。
当面はこれらの事業で25-30%程度の年間リターン(IRRベース)を得る予定です。
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