質問
2025年09月20日 回答
DELFの投稿をした者です。
私の中では、フランス語では、pardonが日本語のすみませんに近い言葉と理解していました。
肩がぶつかったりしたときなどに、「oops,pardon😉」っとちょっと茶目っ気入れて謝る感じです。
確かに真面目な顔でpardonは使わないですが、ライトな感じではフランス人も多用していました。
これは、子どもや庶民の感覚で、ビジネスや社交の場では、pardonも使わないのでしょうか？？
回答
フランス語のpardonにはなんというか、謝罪しても自分に不利益にならない程度の極めて軽い謝罪だけに使います。例えば肩がぶつかった時や道を譲って欲しい時はpardonですが、それで弁償するわけでも、強く非を認めるわけでもありません。後に法的に争うことになっても、pardonと言ったことは影響を及ぼしません。
一方、日本語の「すみません」は非常に玉虫色の言葉で、pardon同様の軽い謝罪から、完全に自分の非を認めた深い謝罪にも使われます。ですから肩がぶつかってpardonというのはかまいませんが、何かトラブルを起こした場合、すみませんのつもりで”Je suis desole”や”Excusez-moi”とは言ってくれるな、と使用人たちに言っているわけです。
例えば自動車を軽くぶつけた場合、日本では「すみません」ですが、フランス語の「pardon」は使えません。しかし「Excusez~moi」と言ってしまうと、非を認めたものとして、後々弁護士を立てて交渉する場合でも、こちらに非があったことを認めた証拠として採用されます。それで相手が非を一切認めていなければ、法的交渉で不利になります。
ですからフランスでは容易に謝ることは法的リスクを伴う。「すみません」というつもりで謝罪の言葉を多用するな、と使用人たちに言っているわけです。
この違いがわからないとなると、。CEFRはやはりB2ぐらいでしょうね。
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