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投資法・投資哲学

銘柄選定のアプローチや初心者でも意識できる考え方があればご教示いただけないでしょうか。

質問

2025年06月27日 回答

投資(&質問箱)初心者です。もし失礼がありましたらご容赦ください。

過去の質問箱のログはできる限り拝読し、損切りの考え方や期待値の積み上げについて等、何度も読み返し、学ばせていただいております。

一方で、自分の中でまだ整理しきれていないのが「短中期の銘柄候補の選定プロセス」です。

たとえば、
• テクニカル(高値更新・出来高急増など)から絞って、イベントやテーマを重ねていくのか
• セクターやマクロトレンドから先に注目して個別を見ていくのか
• それとも、りおぽんさんの豊富なご経験から「違和感」のようなものを頼りにされているのか

など、銘柄抽出の最初の入口のような部分の見つけ方がわかりません。

現時点ではりおぽんさんのPFや過去投稿で紹介された銘柄を参考にするのが精一杯で、ありがたいことに利益も出ているのですが、
それが「自分の勉強になってるのか」「再現性があるのか」と考えてしまいます。

初心者なりに真似しながらも、少しずつ自分でも考えて選べるようになりたいので、
よろしければ、銘柄選定のアプローチや初心者でも意識できる考え方があればご教示いただけないでしょうか。

長文になり恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

回答

短中期の銘柄選定のプロセスですか。これにはいろんなパターンがあるので説明がちょっと難しいですね。初心者の方には真似をするのが困難と思えるパターンもあります。ここは初心者の方が真似できるということで、ただ今初心者として修業中の梨沙にやらせている手法を説明します。

梨沙は昨年3月に僕が貸与した1000万円を元手に投資を開始しました。直近ではこれを日本株で運用しており、6月25日の時点で評価額が3555万円になっています(自分のお給料からも若干ですが追加投資しています)。現在のPFは次のようなものです。

銘柄名      株数  利益率
アドバンテスト  800 126%
レーザーテック  200 86%
伊勢化学工業   200 63%
イビデン     400 111%
ユニオンツール  300 64%
荏原       300 49%
オルガノ     300 86%
フジミインコーポ 400 34%
TOWA 500 112%
放電精密加工研  200 54%
トレックスセミコン500 45%
WT白金上場投信  200 32%
合計12銘柄     利回り80.06%

日本株にしているのは日中の業務の合間に出来るためですが、このPFで特徴的なのは12銘柄すべて4月7日以降に買ったものであるということです。ですから利回り80%というのは4-6月の3ヶ月弱のパフォーマンスということになります。このPFを組む以前は一時的に日経先物のショートで運用する練習をして増やしたりしていました。

梨沙は初心者にありがちなぜったい損をしたくないというタイプで、それにはどうしたらいいのか僕に聞きます。そこでの僕の答えは、「僕が買っていいという時以外は一切買うな」というものです。

①中短期の銘柄選択で最も重要なのは「タイミング」である。

すべて4月7日以降に買ったと申し上げましたが、実は12銘柄のうちWisdom Treeの白金上場投信以外はすべて4月7日ー9日の3日間で買っています。投資を始めて1年4ヶ月、勉強もよくやっているので株を買いたくて仕方がない時期ですが、僕の許可なく買うことを禁じています。「株はタイミングである」ことをよく知ってもらうためです。

1000円が1万円になった10バガー株があったとします。確かに1000円の時に買えば10バガーですが、9500円の時に買えば利回りたった5.26%に過ぎません。何を分かりきったことをと言われそうですが、現実にはFOMOから9500円の時に買う人が非常に多いんですね。上昇余地が少ない9500円の株に手を出すぐらいだったら、1200円になることが見込める1000円の株に手を出した方がはるかにマシということに現実でも対応できることが大切です。

タイミングで買うという場合の「タイミング」はいろいろあって、初動をつかむとかイベントを先読みするなどもあるんですが、現在梨沙にレッスンしているのは一番基本の「buy on dips」、つまり押し目で買うという手法です。非常に単純な購入方法ですが、3ヶ月で80%超のリターンが得られるんですから威力は強力です。

では押し目で買うとして何を買うのか。この時僕が割とやるのが面展開、いわゆるセクター買いです。梨沙PFの場合は一眼でわかるように半導体関連で面展開しています。先日紹介したベビーPFでは金鉱株に面展開していましたし、僕自身のペニーストックPFでも銘柄数が多くて分かりにくいですが、航空宇宙とか新エネルギー、次世代半導体などいくつかのテーマの複合系になっています。

短中期で取る場合には今どのセクターやテーマが旬なのかを見極めることが非常に大切です。ファンダメンタルズは短中期の場合、必ずしも必然ではありません。テーマ性の勢いだけで十分な利幅が取れてしまうことがしばしばありますし、逆に素晴らしいファンダメンタルを持っている銘柄でも動意付かなければ短中期では良いパフォーマンスが得られません。

テクニカルの要素は短中期でもファンダメンタルよりは使えますが、重要性ではタイミングやテーマ性には劣ります。あるいはタイミングや何が旬なのかをテクニカル分析で探すのが良いでしょう。これにはあるセクターやテーマのチャートや出来高を多数並べて分析するのが効果的です(ただしこれは労力を要する作業です。僕はこれをシステムに落とし込んで省力化しています。

半導体について言えば、僕の行動を追いかけている人はご存知のように昨年7月頃からセクターとして多くの銘柄をショートしてきました。この時、当然ですが利確ライン=株価の底値を設定してあります。また半導体は僕の主戦場ですから、保有していない銘柄についても多くの銘柄で理論株価や目標株価を設定してあります。

一つの銘柄で自分が設定した目標株価や底値、さらには理論株価を割り込むことはたまにあることです。しかしたくさん計算してあるセクター全体が割り込むことは稀です。この計算上もテクニカル的にも、半導体株はこの時、底打ちを示唆していました。これでトランプが米中半導体摩擦を激化させるような発言をしなければゴーです。

この時のことを思い出していただければ幸いですが、僕は必死に自分のコネクションを駆使してホワイトハウスの情報を収集していました。その情報の中には米中半導体摩擦激化を示唆するものはありませんでした。

梨沙PFの買い方は時間的には4月7日にいくつかの銘柄を打診買いして、底打ちの感触をつかんで8日9日に分散して買っています。

僕の現在の買い方の特徴は面展開することで、この結果非常に多くの銘柄に分散して買うことになってしまいます。これに驚かれる方も多いと思いますが、これには明確な理由があります。

技術的な要因としては分散して買わないと十分なロットが買えないということが挙げられます。ある銘柄を10万株買ったり売ったりすることは難しい。その点、10の銘柄を1万株売買するのは技術的に難易度がグッと下がります。

もう一つは「あるセクターやテーマが買いであることまではわかりやすいけれど、個別の銘柄のどれが来るのかまでは判別し難い」からです。僕も以前はずっと「あるセクターが来るとして、このうちのどれが来るのか」をファンダメンタルズとテクニカルの双方から見極めることに力を入れてきました。

中短期ならテクニカル優位で、この作業は今もやっています。しかしその上で言わせてもらいます。ある程度以上の精度は得られない。

例えば4月7日に東京エレクトロンとレーザーテック、アドバンテストのいずれか1つを買うという選択肢があったとします。どれも十分下落していて底打ちに見える。一般的には株価が低い方が値動きが軽いですが、さてそれ以上の選択はどうすればいいのか?結果的にはこの場合、アドバンテストを買うのが今のところの正解だったわけですが、4月7日の時点では神のみぞ知るです。

ですから現在の僕のやり方は「ぜんぶ買ってしまえ」なんです。これは非常にインデックス投資的な考え方で、「日本株大型半導体製造装置株」というセクターインデックスを作ってそのパフォーマンスの平均を取る。アドバンテストを買えば120%超で東京エレクトロンなら67%前後だったわけですが、その3者を買った80-90%前後のパフォーマンスでも十分素晴らしいじゃないですか?

梨沙のPFは負けない投資を重視しているので、このロジックが二重三重に張り巡らされているんですが、そのインデックス投資的な運用の結果が今日の前引け時点での+81%という3ヶ月弱の運用成績になっているわけです。

この買い方ではセクターと粗々の銘柄選びをしたら、気を配るのは1つの銘柄を選び出すことではなく、購入ロットをどうするのか、その比率です。だってインデックス的な運用なんですから。梨沙PFではそこまでの自由度はありませんが、アドバンテスト、レーザーテック、伊勢化学工業の3銘柄をPFの柱と選定し、そのバランスには細心の注意を払っています。

これを入れ子式的に二重三重にも組み合わせたのが梨沙PFです。インデックス投資的な運用ですからマックスは取っていませんが、4月7-9日にどれが来るかも分からず約2000万円投入して、今日時点で約1600万円取れていれば十分じゃないかという考え方です。

半導体株についてはメチャクチャ個人的な感覚ですが第一陣(コア=アドバンテスト、レーザーテックなど)、第二陣(伊勢化学、イビデンなど)、第三陣(フジミインコ、TOWAなど)と色分けしていてどの波も取りこぼさないように配慮しています。この梨沙PFの考え方をさらに複合的にして、三重四重にもしているのが僕のPFというわけです。なんでもかんでもダボハゼのように買っているように見えますが、購入ロットを含めてなぜこういうPFになっているのか、自分の中ではちゃんと理屈が通っているんです。

こうやって「とりあえず買って」みて、その上で「伸びる銘柄伸びない銘柄」を思い入れなく選別して行く作業をする。この剪定作業にこそ、僕の投資法での最大のポイントがあり、第3世代のタートル的な手法の本質があります。これが僕的なトレンドフォローの投資法です。

テクニカル指標などを持ち出して細かい話をするとキリがないので大まかな話に終始しましたが、僕がある銘柄を選定する上での選定プロセスはおおむねこんなところです。

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