
質問
新聞社で記者の方が原稿を書くのは今はPCで書いていますよね?
りおぽんさんの頃は手書きだっただろうと思いますが
在職中に手書きからPCへ切り替わるタイミングはありましたか?
PCの方が便利な面が多い反面、昔気質の方だと
「記事は紙にペンで書かなきゃダメだ!」
みたいな思いもあったんじゃないかと想像します。
切り替わりがすんなり進んだのかどうなのかなあ、と思いまして。
あと、デスクに16回も書き直しをさせられた件。
「ぐしゃぐしゃとボツ原稿を丸めては、ポイっと後ろ向きに放る」
PCで原稿を書くと、これはできませんよね。
単に「ボツ」と言われるだけなんでしょうか。
回答
記者がペンからPCに持ち替えたのは段階的でした。最初は会社としてではなく、記者の個人的な裁量で取り入れられています。
当然ですが僕がPCを取り入れたのは記者として最も早く、1995年のWindows95とそれに続くアドオンパックでインターネット環境が整えられた頃でした。ノートPCにPCMCIAのワイヤレスモデムカードをぶち込んでネットにアクセス、記者発表会場で記事をデスクに送る。
この1995年にはデジタルカメラの実質的な始祖鳥であるカシオのQV-10も登場したので、紙面で使うには厳しい画質ではありましたが、撮った写真を添付して送ることもやりました。
当時の一般的な記者は、取材したら記者クラブに戻って原稿を書き、銀塩カメラで撮影した写真のフィルムをバイク便か何かで本社の写真部に送って現像してもらうやり方でした。ですから、僕のやり方とでは新聞記事になるまで1時間ぐらいの時間差があり、一時期はこれでスクープのし放題になったものです。当時は僕と同じことをやっていた新聞記者は、日経で2人、朝日で1人いた記憶があります。
これにたまりかねた旧人類の記者たちからクレームが殺到、記者会見の場でノートPCで記事を書くのは禁止事項にしようといった提案がマジでありました。さすがに時代の流れに反するとボツになりましたが。
一方、僕の方はと言えば、この時期はIT業界担当のサブキャップとして、取材のデジタル化について会社からの依頼で実験を始めていました。たくさんのノートPCを会社に買ってもらって性能比較をしたり、当時一番の制約要因だったバッテリー駆動時間をクリアするための対応策なんかを調べていました。例えばノートPCを乾電池で駆動させる方法をチェックしたものです。ちなみに駆動時間は乾電池によって大きな差があり、さすがに最長は高価な富士フイルムのリチウム電池でしたが、一般的な電池では今は亡き三洋電機の乾電池でした。
僕が新聞社を辞めたのは1997年のことでしたが、その時点ではまだそんな感じで、そういうことをする記者がポツポツ増えて行きました。デジタル関係の取材だとコンピュータ雑誌やパソコン雑誌の記者が混在するので彼らにそういうスタイルが多く、新聞記者にはまだレアでした。
新聞社が会社としてデジタル技術を大きく取り入れるようになったのは、21世紀に入ってからです。実際、僕より前の世代には「パソコンなんて使っていられるか」と公言される方も少なくなかったんですが、僕と同世代となると、パソコンぐらい使えないとまずいよね、というムード。
ただノートPCへの転換に際しては、新聞社各社とも社内の再教育に多大なるコストをかけたとは側聞しています。
ちなみに僕はアルバイト原稿を書いていた某出版社と共同で、ノートPCで書いた原稿と撮った写真をネットで出版社に送り、その出版社でデジタル校正し、Photoshopで画像補正、xPressやPageMakerといったDTPソフトで組版して4色分解したフィルムデータとして印刷会社に送りつける実験なんかを1995年にはやっていました。
金物を付録に付けることが禁じられていた雑誌出版にあたって、東日販と交渉してCD-ROMを雑誌に挟み込むことに成功したこととともに、このフルDTPでの出版実験をやったことがりおぽんの功績です🤣。
これで当時は最短でも1週間から10日はかかっていた記事執筆から出版までのタイムラグを最短1日未満に短縮させることに成功しました。僕が関わっていた雑誌では当時の常識ではあり得ない最新ニュースが盛り込まれていたので、同業他誌からはいったいどうやっているんだと不思議がられたものです🤣。
なお、「ボツ」ということはありません。「書き直し」ということになります。
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