DCF法を使う際、どういった定性情報を特に気にされて算出していらっしゃいますか？

質問

DCF法を使う際、どういった定性情報を特に気にされて算出していらっしゃいますか？

回答

DCF法で理論株価を算出する時、定性情報を気にするとポストしたことがありましたっけ？

DCF法が上場株式の目標株価算出方法として一般的とは言えないのは、パラメータの数値をぶち込むのに巧拙が大きく影響して、結果が安定しないからです。その点、類似業種比較法などその他の方法は、どの数値を使うかさえ決まれば、誰がやっても同じ答えが得られます。

特に難問なのは将来キャッシュフローの成長率と割引率を予測する部分でDCF法による答えには大きなバラツキが出てしまい、精度が安定しません。

この将来キャッシュフロー成長率に「一切の希望的観測」を交えず、シビアで精度の高い値を入れられれば、DCF法はかなり有効です。ですから僕は精度の高い値を割り出すことに全力をあげるんですが、この時に市場予測やシェア予測などとともに参入障壁やぎじゅ優位性などの定性情報を数値化して利用する場合があります。

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