生まれて初めての海外旅行はやっぱり印象的なものでしたか？

質問

今は世界中を飛び回っているりおぽんさんも
生まれて初めての海外旅行はやっぱり印象的なものでしたか？

回答

初めての海外旅行は中学生の時、父の出張に母と付いていった香港旅行なんですが、語学がからっきしだった父のために香港駐在事務所の方が付きっきりで案内してくれ、異国を感じることはあまりありませんでした。ふーん、こんな感じなのかと思った程度です。

海外旅行が印象的になったのは、大学に入って海外を1人で旅するようになってからです。最初はフランスを貧乏旅行したんですが、ある時、ユースホステルでデッカい黒人の青年と相部屋になりました。コワモテといった感じで、これはりおぽん危うしと思ったんですが、いざ同室になったらとても綺麗なフランス語を話すシャイな若者で、すっかり意気投合してしばらく2人で旅をしました

彼はなんでもアフリカの某国の部族長の息子とかで、見聞を広めるために旧宗主国であるフランスを旅していたそうで、今でもやり取りがあります。彼も今やその部族を率いる存在で政治家になっているそうで、一度来るように言われているんですが、まだ果たせていません。こういう出会いも旅の楽しみです。

長期で滞在できたのも学生ならでは。僕は大学3年の時、スペインのサラマンカ大学の夏季語学学習コースに参加、約1ヵ月、サラマンカ大学の学生寮で暮らしました。同大学には世界中から学生が集まって来ますので、そんな彼らと授業が終わると安いバルに繰り出してあれこれだべったのも良い思い出です。

この時、事業で使うスペイン語の習得に来ていた台湾人留学生と親しくなり、彼の恋愛相談に乗ったんですが、その彼が僕の話に時折出てくる台湾の親友夫妻です。彼は今では台湾版Forbesに登場するような富豪になっています。こうしていろんな人たちと、ふだんの関係をいったんリセットして素で付き合えるのが旅の良さでしょうか。

大学4年生の時は論文を書くための資料探しで1ヵ月強、パリの安ホテルに滞在しています。パンとチーズとハムを買い込んできて、ホテルの部屋でワインと一緒に食べて暮らす日々。もうこんな旅行は出来ませんが、自分がパリジャンになった気分でなかなかよかったです。仲良くなったフランス人の女の子の部屋に行って肩を並べて食べた朝食の味も忘れられません。