
質問
企業側や株主側から見て、株価数万円台で高止まりしている状況で、株式を分割しないメリットはどのようなものが考えられるのでしょうか。
中途半端な資金力の株主を排除することで投資家の質を維持しているとか?
ソフトバンクやNTTのように低額でも買えるようにする企業と、ファーストリテイリングやキーエンスのように高い株価のまま分割をしない企業、それぞれの意図の違いについて教えてください。
回答
株価が2万円を超えるような超値がさ株を、株式分割せずそのままにしておく理由には、次のような理由があると考えられます。
①プレミアム感がある
超値がさ株ということで、その株になんとなくプレミアム感があるというケースです。これは会社側よりも株主が感じている場合が多く、株主総会の質疑で、株式分割をしないよう要請されたりもします。
②目立つ
株価が3万、4万という銘柄はそう多くはありません。ですから株式市場において目立つことができます。ほとんどの場合、そんな株価になるのは超優良会社だけですから、自社を超優良会社として目立たせることができます。
③大口機関投資家や外国人に買ってもらいやすい
大口機関投資家や外国人投資家は比較的株価5000円以上の値がさ株を好みます。2万、3万という超値がさ株となると、大口機関投資家や外国人投資家には非常に買いやすくなります。
④株主数を絞れ、株主の質を均質にできる
株式分割をして株価を引き下げ、1単位の購入価格を引き下げれば、多様な株主が増えます。例えばNTTは諸々で180万人ほどの株主がいますが、これに対応するのは事務処理的にも大変ですし、さまざまな株主が増えてしまいます。企業側があまり多くの株主を望まない場合、政策的に超値がさ株にままにしておく場合も多いです。
超値がさ株となると、株主を機関投資家と外国人投資家、富裕層、ベテラン投資家に絞れるという利点があります。彼らは配当性向をあまり要求しませんし、株主還元や株主優待を要求しません。ユニクロのファーストリテイリングには株主優待がありませんが、株式分割をして多様な株主を増やせば、そういう層も出てくるはずです。
⑤(すでに日経平均採用銘柄であれば)日経平均に大きなインパクトを与えられる
日経平均225はその仕組み上、値がさ株の影響を強く受けます。現在日経平均の構成比率が大きいのは、ファーストリテ、SBG、ファナック、東京エレクトロン、KDDIといったところです。
一方、TOPIXではトヨタ、三菱UFJ、ソニー、NTT、SBGで、SBG以外まったく様相が異なります。
日経平均に影響を与えやすいということは、日経先物などと絡んで売買されやすいということです。となれば出来高も値がさ株である割に多くなります。
一般的に株式分割をして、1単位あたりの購入価格が下がり、株を買う人が増えて株価が上昇すると考えられています。しかし現実には必ずしもそうはなっていないところが面白いです。
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