教育論についてですが、「自身、娘の頭が良かったから」という可能性についてはいかがでしょうか。

質問

こんにちは。りおぽんさんの見識、人柄を非常に尊敬しているものです。
教育論についてですが、「自身、娘の頭が良かったから」という可能性についてはいかがでしょうか。
読んでいて渡辺明九段の「努力をすればプロ棋士にはなれるしタイトルも取れる。それが出来ないのは努力が足りてないからと思っていた。息子に将棋を教えてみて初めて自分が将棋の天才で有ることに気がついた」という文章に似たものを感じました。

回答

自分で言うのもなんですが、僕は学業面での才能があったし、要領も良かった。正直、中学受験でも大学受験でも、ほとんど苦労らしき苦労をしませんでした。娘もそうでした。娘は大学受験の時、東大と藝大の選択で悩みました。どちらも十分合格できたからです。これをどんな子どもでもできるようになるなんて、僕は言いません。

今回、僕が教育論？を呟くにあたっては、そういうスキルを要しなくても、熱心な親ならできること、に限るよう配慮したつもりです。幼児期から環境を整え、小学校にうまく溶け込ませる。そして中学受験などをうまくやる。これは天性の才能を要しません。将棋のプロになるには天才である必要がありますが、アマ高段者になるのは、ちょっとの努力と「好きの力」があれば、なんとかなるんです。今回したのは、そう言う話です。ここまでは凡人でも辿り着ける到達点なんです。

大学受験程度であれば、これに要領の良さがあればなんとかなります。世の中にはそれではどうしようもない世界があって、みんなこの壁で挫折していきます。天才である渡辺九段も藤井聡太竜王名人を前に壁を感じていると思います。僕にもそういう挫折経験があります。興味があれば、いつかその話も呟きますね。