石破茂氏が内閣総理大臣に就任してもうすぐ3ヶ月になります。

石破さんって政権のキーワードを言わない人だから、印象が薄いですね。安倍晋三さん=アベノミクス、とか、小泉パパの「抵抗勢力」「日本をぶっ壊す」といった明確な政権の方向性がわからない。その分弱い。これを考える政策ブレーンは周囲にいないんだろうか？

12月時点での内閣支持率・不支持率は、上から
支持　　　不支持
産経新聞社　45.9 47.7
日経新聞社　41 51
讀賣新聞社　39 48
NHK. 38. 38
共同通信社　36.5. 43.1
朝日新聞社　36 43
毎日新聞社　30 53
時事通信社　26.8. 41.3

差はあれど、内閣支持率は横ばいないし低下、不支持率は横ばいないし上昇したところが多い。政権発足から緩やかに支持率が低下するのが通例ですが、それにしてもペースが早い。支持率30%割れは政権末期でもう持たない水準と言われますが、時事がすでにその域に達し、毎日もまもなくです。

この状況で少数与党では政権浮揚の手掛かりがつかめません。もうすぐ参議院選挙が見えて来るので、参院自民党から「石破茂さんでは戦えない」という声が出てくるでしょう。現在の参院自民党幹事長は旧岸田派の松山政司さんですが、政治資金パーティー問題で辞任した世耕弘成さん(旧安倍派)、衆院議員になったとはいえ、隠然たる影響力があるので、何か仕掛けてくるかもしれません。

とまあ窮地に追い込まれている石破茂さんですが、逆に心配しているのは、政権浮揚を考えて、後先考えないスタンドプレーに走ることです。このまま静かに立ち枯れてくれればいいんですが。内閣閣僚の顔ぶれも酷いものなので、早く一新していただきたいです。