質問
2024年12月23日 回答
はじめまして。30代主婦です。扶養で年収130万円以内で働いているので節税効果がほぼないのですが、私もiDeCoをしたほうがお得なのでしょうか?NISAはすでにしております。お金はまだ余裕があるのですが、節税効果がほぼない点、資金が拘束される点で躊躇しており、現金で置いています。特定口座で株の売買をして譲渡所得が発生すると扶養を外れる恐れがあるので株は買っていません。ご教示いただければ幸いです。
回答
年収130万円以内で扶養に入っているとなると、国の扱いでは「専業主婦」に等しくなります。国民年金的に言えば、3号被保険者です。
iDeCoの大きなメリットである「所得控除」は、所得控除自体が発生していないのでメリットを受けられません。またおっしゃる通り60歳まで資金が拘束されるというデメリットがあります。
また今回の枠拡大でも3号被保険者は対象外になる見通しなので、掛け金が年額27万6000円にとどまる可能性が高いです。もし現行制度が続くとすれば、30歳から30年間加入したとして、元本は828万円と、老後資金としてこれだけでは不十分です。
それでもiDeCoをやってみた場合に考え得るメリットは、①運用益がすべて非課税である、②受け取り時に控除を使える可能性が高いーーがあります。②が現在ツイッターで話題になっている件ですが、皆さん60歳時に一時金で受け取るケースでばかり試算されています。
しかし、iDeCoは本来は「私的年金」という位置付けですので、本来は5年から20年というスパンで見て受け取るのがいいように制度設計されています。
このうち一時金として受け取った場合に使えるのが「退職所得控除」という枠で、これは旦那さんとの兼ね合いになります。一方、年金として受け取った場合は、「公的年金等控除」という枠が使えます。
おそらくiDeCoを長期で受け取っている最中に、旦那さんも退職されて、夫婦で年金生活者になる可能性が高いです。そして女性の方が長生きする可能性が高いです。この時に「公的年金等控除」を利用して、この私的年金の所得を非課税にすることが可能です。ただこれはちゃんとシミュレーションする必要があります。
最大の問題は、3号被保険者は掛け金の上限額が低いので、iDeCoに加入しても、国民年金連合会と金融機関に支払う手数料が、iDeCoによる運用益を上回って、いわゆる「手数料負け」をする可能性があることです。
これはこれまでiDeCo全体の問題で、iDeCoが不人気だった理由でした。今回は厚生労働省が新NISA=金融庁に負けまいとして大幅増額を打ち出してきたわけですが、専業主婦については見送られた格好です。信頼できる金融機関のうちもっとも手数料が安いところを選び、どの程度の運用益を出せるか、手数料とのプラスマイナスを慎重にシミュレーションしなくてはなりません。
最終的な判断はご自分でしてください。ただ僕が旦那さんで奥さんからそういう相談を受けた場合、「あんまり月額の掛け金が少額であれば手数料負けするので、やめておいた方がいいんじゃない」「満額近く掛けられる見込みなら、やっておいたほうがいいんじゃない」とアドバイスします。
最後、iDeCoは60歳未満でも、なんらかの傷病で一定程度の障害を持った場合には、「障害年金」として受け取れます。
とにかく現行の国の年金制度は、国民年金があてにならず、厚生年金頼り。3号被保険者は何かと不利で、ところが3号被保険者に多い女性は長命である傾向が強いです。特に旦那さんが先に亡くなったあと、生活に困窮しているケースが現在でも多く見られます。打てるものであれば、あらゆる手は打っておいた方がいいと僕は思います。
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