今の日本って閉塞感しか感じないのですが、日本が衰退しているのは誰の責任だと思いますか？

まず2点勘違いを正しておきます。

①若い方が閉塞感を感じるのは、平常モードでしょう。僕の少し上の世代はそれでゲバ棒を持って暴れたわけですし、僕らは「しらけ世代」と呼ばれました。「アングリー・ヤングメン」であるのがふつうで、僕はむしろ今の若者は「羊みたいに大人しい」「閉塞感をキチンと表現できていない」と感じています。

②僕の「無知な株クラは黙っておけ」はニュアンスが異なります。日本国民として払うものを払っている以上、文句を言う権利はあるし、むしろちゃんと言ったほうが良いんです。しかしこれはファクトに基づいて文句を言う必要があります。

この点で株クラはちょっと酷すぎる。事実に基づかない受け狙いの虚言・デマが横行しており、これを自分で調べることなく鵜呑みにして、さらにそれを流布する人々がいる。それではまともに仕事をしている官僚や政治家はあまりに報われないから、やめろと申し上げたわけです。

③誰が悪いのか、ですが、官僚を動かしているのは政治家で、政治家を選んでいるのは国民、ということになります。とりあえず先般の衆院選でも、あと先を考えず、とりあえず政策的ポトラッチを打ち出した2党が大きく躍進したばかり。長期的に日本のことを考えようとすることがちょっと困難な現状です。

ただこれについては「ケネス・アローの不可能性定理」について、少し調べてみてください。