量子コンピュータ関連は、今後有望な投資テーマになりそうでしょうか？

今ごろ「量子コンピュータは、今後の有望な投資テーマになるか」と聞くのは、完全に乗り遅れています。典型的な損をする人の思考パターンです。

IONQ、RGTI、QUBTそれぞれ、この半年で株価が3倍から9倍に跳ね上がって、皆さん、そろそろいいところまで来たから、利確しようかと考えているタイミングでしょう。ひと相場終わったところとも言えます。

3社とも将来性が確かとも、確固たる事業内容があるとも言えない状態です。ですから今後はゴミクズになる可能性も、株価が1000倍になる可能性もあります。今後も散発的に急上昇と急落を繰り返すと見ています。単純な右肩上がりのチャートにはならないでしょう。

そもそも現在買われている理由は、「量子コンピュータ関連」というザックリとした枠です。実際にはこの3社の事業内容はだいぶ異なるんですが、それを理解して投資した人は少ないでしょう。まだその精度の投資対象なんです。

ですから下がったところで、万馬券狙いで買いに行くのは面白いとは思います。もし本当に量子コンピュータを実現できる企業であったら、時価総額が現在の1万倍になってもおかしくはありません。ただ自分が買った馬券が、万馬券狙いであることは、認識しておいた方がいいです。