りおぽんさん自身が特定の女性に強く執着した経験はありますか？その女性を得るために、何かを犠牲にしたことはありますか？

特に記憶にないですが、妻と結婚する時、10人以上の女性関係を整理整頓したのが、犠牲といえば犠牲ですね。けっこう修羅場になって大変でした。当時住んでいたマンションの玄関ドアに、ルージュででっかく「忘れることなんてできない」と書かれているのを、早朝帰宅して見た時には焦りました。隣人にも見られてしまいましたし。

ルージュって油性だから容易に消えないんですよ。濡らしたタオルに洗剤を付けてゴシゴシしたんですが、滲むばかりで消すことはできず、薬局が開くのを待って、女友だちに教えてもらったクレンジングオイルやベンジンを買い込んできて、それでようやく消せました。ほぼ徹夜で帰宅したので、きれいに消えるまでけっこう地獄でした。

カフェで大泣きされるぐらいはまだよかったんですが、局内で付き合っていた女子アナの子が僕の上司に訴えたり、ストーカーになる子がいたりや会社に泣きながら電話をかけてきて電話を切ってくれない子とかもいました。すっかり「悪い男」になってしまいました。デスクから「お前もたいがいにしておけ」と叱られました。

大学同期の文学部卒の女の子が、同級生の男子たちに「捨てられた」と訴えたため、結婚式の二次会に、招待していない同級生男子が数人やってきて、妻に聞こえるように「◯◯ちゃんが泣いているぞ」と言ったので、妻に後で「何よあれ」と文句を言われています。

行きつけの飲み屋の女の子は店主に訴えたので、出禁を言い渡されました。まあこれはどのみちもう行きづらかったんですが。

女の子との別れ話は上手に運ぶ自信があったんですが、この時ばかりはぶったぎらざるおえず、波紋が大きかったですね。完全に身から出た錆なんですが。