ご自身でお花の種を蒔いたり、苗を植えたりもされますか？

イングリッシュガーデンは種蒔きとかせず、生えてくるままのものを最低限の管理をしている感じです。ローゼンガルテンの管理は自分でしています。薔薇の世話と管理に一番の手間がかかっています。ハーブ園はさほど手間をかけていないなぁ。これも基本的に自然に任せて、伸びすぎたら刈り取ったり、虫が付いたら駆除したりする程度ですね。手間をかけているのは、他に苔庭があります。この管理はまだ試行錯誤中です。これまで家政婦さんに庭の作業を手伝ってもらってきたんですが、さて、これからどうしようか。

ただ、僕にとって一番大変なのは、庭いじりというより、蘭の管理です。敦盛草や熊谷草、かもめ蘭、布袋蘭などの栽培困難種を栽培しているので、夏越し・冬越しには必死にならざる得ません。むちゃくちゃ手間をかけているのに、ちょっと油断して株を弱らせてしまい、次の開花まで数年株を太らせなければならないこともあります。基本的に僕は女性と蘭には手間とお金をかける主義です。蘭に関しては、種子から育てるための本格的な無菌培養器もあります。温室2棟の多くは、南国の蘭のためにあります。

今はもうそんなことはできませんが、屋久島の植物が流通していたことがあって、屋久島の植物だけを集めた鉢があります。昔は屋久島の苔がついた地面が切り剥がされて売っていたこともあるんです。これは屋久島の植物以外、生やすわけにはいきませんから、細心の注意をして管理しています。

後は梨畑の管理があるんですが、これは自分でせず、近所の農家の方に管理をお願いしています。