質問
2024年11月28日 回答
この前SOXSを売買しているポストを見ました。ただ、長期で持ってそうなPFではSMHを所有しているそうで、質問です。
SOXXではなくSMHとしているのにはどういう理由がありますか?
値動きがあまり変わらないし、考えられるのは、コストが安い、半導体ということから対象国がアメリカでなくグローバルであること、日本での取り扱いがあまりない
と言ったところでしょうか?選定理由に見落としがあれば教えて欲しいです。
回答
SOXLやSOXSというのは3倍のレバレッジETFです。原資産の動きに合わせて3倍動くように商品設計されています。しかしレバレッジETFの特性上、設定が日次でリセットされます。このためコンパウンディング効果というものが生じて、長期的には原資産の動きと下方乖離していきます。
僕が4年半前に購入して長期保有しているSMHの株価伸び率は、今朝時点で377.55%です。試みに同じ日の終値でSOXLを買ったとしたら、今朝時点でのリターンは523.09%でした。3倍レバレッジETFですから本来ならSMHの3倍の伸びになっている筈ですが、やはり減価して1.5倍にもなっていませんでした。
いやいやそれでもSOXLの方がパフォーマンスが高いじゃないか、という主張もありそうですが、これにはトリックがあります。日次で設定がリセットされるので、毎日同じ方向に向かっている時は、コンパウンディング効果は生じにくい。一方、上げたり下げたりしながら上昇していくと生じやすい、という特性があります。
この4年半は大きなシリコンサイクルによる半導体株の下落シーンもなく、比較的順調に右肩上がりでSOX指数は上昇して来たと言えます。それでもこの減価です。レバレッジETFは上げたり下げたりの相場に弱く、特にボックス相場に非常に弱いです。今になって振り返れば、順調な右肩上がりだったから、SOXLの方がパフォーマンスが高かったと言えますが、買う時にはこれがどうなるのかはわかりません。
これに長期保有していると、高い経費率(SMHは0.35、SOXLは0.95)がボディブローのように効いてきます。株クラでは一時期、初心者さんを中心に、Nasdaqのレバレッジ商品に賭けるレバナス投資が流行ったんですが、これだけNasdaq指数が順調なのに、一時期ほど聞かれなくなったのは、これらの問題に直面したからだ、と僕は理解しています。
レバレッジETFは高いリスクを取る割に、減価もするし、経費率も高いから、長期保有するのには適さない、というのが僕の結論です。
コンパウンディング効果は、相場が連日一方向に向かっている時は、ほぼ無視できます。ですから、相場が一方向に向くと予想される1-2週間の長さで大きく取りに行く時には、SOXLやSOXSを使い、長期的な半導体株の伸びに賭ける投資ではレバレッジのないSMHを使っているわけです。
僕はSOXL/SOXSの取り引きを、長くても2週間で完結させることをめどにしています。過去最長でも2ヵ月を超えたことはありません。直近では26日にSOXSを買いましたが、11%強取れたので、昨夜いったんもう利食ってあります。26日に買って27日に11%ちょっと取れれば悪くありません。出来高が多いETFなので、相当量のロットで買うこともできます。これが僕の使い方です。
相場予測noteを無料お試しできるキャンペーン!
- 相場当てまくりの相場予測noteを無料で読める!
- 秘密の爆益銘柄を無料でチェックできる!
- 紙書籍が郵送されてくる!
- 総額1万円相当を無料でプレゼント!
超豪華な特別キャンペーンをIG証券様が実現してくれました!
- 私の相場予測を無料で読める!
- 総額1万円相当のプレゼントを無料でゲットできる!
IG証券でしか取り扱っていない投資対象が山ほど存在するため、私のように幅広い投資対象へ投資するなら必須の口座ですね!私自身もIG証券を利用しています!
秘密の爆益銘柄も公開中!
ブログの記事は全て無料で読めますが、相場予測noteに関しては有料記事となっています。
予言書とか言われちゃうレベル!?
驚異の的中率!爆益銘柄の公開!
別格すぎる相場予測を公開中!