普段使いできるおすすめの香水を教えてもらえませんか？

年代だけでは、どんな香水がお好みかがわからないです。娘には独身時代、僕があれこれフレグランスを買ってあげました。今はこのうちの気に入ったものを使っている感じです。

娘がふだん使いや仕事の時によく付けているのは、「パルルモワ・ドゥ・パルファム」というブランドの「トータリーホワイト」というものです。スッキリとして透明感のあるホワイトムスクの香りで、嫌味がないのが特徴です。石鹸の香りにイメージが近いかもしれません。ライラックやスズランなどの香りがするので、若干青臭みがあるのが好き嫌いが分かれるところです。また香りはそんなに強くはなく、持続性もあまりありません。

このほか娘が使っているフレグランスを挙げると、「アニックグタール」の「ローズポンポン」。名前の通り、ローズ系のフローラルな香りに、ちょっとベリー系の香りがします。「トータリーホワイト」より可愛く見せたい時に使うようです。

「アッカカッパ」の「ホワイトモス」。これは完全にふだん用です。お値段もお手頃だし、ハンドソープやシャンプー、コンディショナーまで同一ブランドで揃えられます。

「ディプティック」の「フルールドポー」。これもふだん用に使っています。「コットンのようなふんわりとした香り」と言われるホワイトムスクの香りです。ふだんはあんまり強い香りのフレグランスは付けないという方針があるようです。同一ブランドの「オーローズ」というオードパルファンもあって、こちらは明確な薔薇の香りです。このあたりまでがふだん使いでしょう。

「ボンドナンバーナイン」の「ニューヨークフラワーズ」と「ゴールドコースト」。これはふだん使いではなく、パーティーなんかで決めたい時に使っているようです。ニューヨークのフレグランスブランドですが、僕が20年近く、ここの「セントオブピース」(フォーヒム)というフレグランスを愛用しており、それを買ってくるついでにお土産にしたのが、娘が使うようになったキッカケです。

前者は鮮やかなフローラルの香りで花の祝祭という印象、後者はちょっとクラシックなローズの香りです。パーティーの席では、死んでも他人と香りでかぶりたくないというのが、娘のポリシーのようです。このブランドのフレグランスは、新作の「ニューヨークガーデニア」や、ちょっと個性的な香りの「チャイナタウン」も持っていますが、まだ封を切っていないようです。

「フエギア1833」もいくつか持っていてたまに使っています。「ムスカラ・イリス」というアイリスの香りのものや「アルバ」という上品なムスク系、「ダマ・デ・ノーチェ」というちょっと神秘的な夜の花の香りのフレグランスを使っていることまではわかっています。この「フエギア1833」は六本木ヒルズに日本の本店があります。

「アエデス・デ・ヴェヌスタス」。ニューヨークのグリニッジヴィレッジにあるフレグランス専門店です。日本では入手不可能なフレグランスがいろいろあります。僕がニューヨークに赴任していた時、ニューヨークっ子のガールフレンドに教えてもらったお店で、娘に教えてあげたら、ニューヨークに行くたび、あれこれ見繕って買ってくるようになりました。

ここはオリジナルのフレグランスも出しています。僕はここの「パリ・サンドルゥ・ドール」を使っているんですが、娘は「16aオーチャード」という別の香りをたまに使っています。この他、このお店で買いこんで来た「アモラージュ」の「ガイダンス」、「メゾンデットー」の「マッカンドゥ」、「フォルナゼッティ・プロフィミ」の「ジャルディーノ・セグレト」など7-8種類のフレグランスを気分で使い分けている様子です。これらはいずれもふだん使いではありません。

ふだん使いはホワイトムスク系を軸にローズ系を時折使い、特別な時は個性的なフレグランスを使うというパターンのようです。妻が「エルメス」などの欧州系ブランドを愛用しているので、フレグランスに関しては、娘のセレクトするブランドは、僕の影響が非常に強いです。

この他、「ディオール」「サンローラン」「シャネル」などなど、独身時代にプレゼントされた戦利品もたくさんあります。娘はフレグランスそのもの以上に、「香水瓶」のコレクションをしているので、可愛い瓶のフレグランスは、使い予定がなくても買っていたりします。たぶん優に100個以上はあるでしょう。

上記のフレグランスには、日本で入手し難いものもありますが、こういった日本では珍しいメゾン系のフレグランスを探すとしたら、東京であれば三越伊勢丹の新宿店orメンズ館か、丸の内の丸ビル3Fのコンランショップ、麻布台ヒルズやルミネ有楽町などにある「ノーズショップ」、阪急メンズ東京、六本木ヒルズの「エストネーション」といったところです。これと髙島屋日本橋本店になければ、日本では入手不可能と思ったらいいでしょう。かつては新宿のバーニーズニューヨーク地下1階という鉄板があったんですが、閉店してしまいました。銀座や六本木のバーニーズにはたいしてありません。

ただニューヨークの「アエデス・デ・ヴェヌスタス」は送料がかかりますし、香りを試してみることができませんが、オンラインショップがあります。綴りは「Aedes de Venustas」です。見ているだけでも楽しいと思います。オシャレなニューヨークっ子ご用達のフレグランスショップなので、日本では誰も付けていない香りが探せます。

先述の「ノーズショップ」が謳っているんですが、「香水ガチャ」を引いてみるのも楽しいです。