ザイム真理教って元々は財務省の蔑称ですけど。

たぶん「減税されれば、自分が支払う税金が減って嬉しい」というレベルでしか、考えが及ばないんじゃないでしょうか。

大幅減税で税収を減らせば、その分をありえないほど大量に赤字国債を発行して補うか、歳出を歳入が減った分に見合うように減らすしか手がないわけです。

赤字国債の大量発行は、大幅な円安、高度のインフレに帰着しそうです。ですから減税で増えた名目上の手取りより、インフレの効果で実質的な手取りは目減りすることになりそうです。どう考えても、国民生活は苦しくなりそうです。最悪の可能性がさっきの回答で触れた預金封鎖です。

一方、歳出を減らすとなれば、ウェイトの大きい社会保障費の支出を大幅に削減するしかないでしょう。これは社会保障サービスを大幅に減らすか、減った分を社会保険料を引き上げて補うか、の2択になります。

社会保障費をいったんリセットして考えるというのは、ありっちゃありだと僕は思うんですが、少なくとも世の中に出回るお金が減って、景気には大きくマイナスです。さまざまなセーフティネットがなくなるということを意味しかねません。

一方、支払う税金が減った分、社会保険料が増えたら、これはまったく意味がないですねぇ😅。

ということで、そういう主張をされる方は、「朝三暮四」の故事に出てくる猿並みか、それ以下の知能の持ち主って言うことなんでしょう。