長期的には円安になるとお考えですか？

日米の購買力平価で見て３割以上円安に振れていたわけですから、その修正がどこかで起こるのは自然の流れです。別に驚くことはありません。僕は来年のドル円の落としどころを130-135円ぐらいと予測していますが、こういうものはオーバーシュートしがちですから、一時的には120円台前半という局面も考えられると思います。

長期的というのは、どれぐらいのスパンで見るかに依存します。大企業や金融機関など長期に渡ってドル円を見る必要がある人たちは、必ず購買力平価を睨みながら、ドル円の長期予想を立ててくると思います。ですからその推移や日米金融当局の政策次第ですが、公平に見て僕は円安に戻して落ち着くと考えています。